今回は、FXのファンダメンタルズについて解説していきます。
FXで抑えておくべきファンダメンタルズはどの指標だろう・・・
ファンダメンタルズをどのように使ってトレードするのが良いんだろう・・・
このような疑問をもつ方も少なくないでしょう。
ということで、今回はFXのファンダメンタルズで注目すべき指標と、その使い方について徹底解説していきます!
- ファンダメンタルズで抑えておくべき点
- FXのトレード手法でのファンダメンタルズ分析の生かし方
- ファンダメンタルズの情報の集め方
- ファンダメンタルズ分析をするときの注意点
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Contents
FXのファンダメンタルズ分析とは?
国の経済成長率、物価上昇率、金利政策、雇用状況などの指標を使います。
短期トレードの場合は影響を受けることが少ないですが、中期から長期のローソク足を使ってトレードしている方は気をつけなければならないポイントになってきます。
「ファンダメンタルズが強い。」「ファンダメンタルズが弱い。」という言い方をしますが、
強いという場合は、その国・地域の経済状況が良いということを示していますので、買い目線で戦略を立てていくと利益を得やすい場面ということになります。
弱いという場合は、その国の経済状況が悪いということになります。
FXのファンダメンタルズ分析の材料
FXでは通貨ペアごとに取引するので各通貨ごとの指標時間を確認しておかなければなりません。
ファダメンタルズの材料は、世界情勢、経済成長率、金利政策、雇用情勢、紛争・テロなどがあります。
どれも取引する上で大事な指標ですので、1つずつ詳しく確認していきましょう。
世界情勢

世界各国の首相・大統領の交代などは、世界経済に大きく変化を及ぼす出来事の1つです。
つまり、各国の要人発言や経済指標の発表などは経済に影響を与えることになります。
決まった日時に会見が開かれて発表される事もありますので、ご自身が取引している通貨ペアの情報は毎日見ておきましょう。
世界情勢の件で大きく動いた事例といえば、イギリスのEU離脱問題です。
国民投票の是非によりイギリスがEUを離脱することが決まりました。
ポンド円の動きはとても激しく殺人通貨と呼ばれることもあります。
この日はさらに激しく、EU離脱という結果はサプライズになり、高値160.0円~安値133.1円という大幅なポンド安円高になりました。
しかし、EU離脱は2019年10月31日まで再延期させることで合意されました。
2021年には離脱が決定しましたが、その際にも大きな相場変動を引き起こしたのです。
2016年のアメリカ大統領選挙でも大きく相場が動きました。
世界各国の参加者の当選予想はヒラリー・クリントン氏が当選するという風潮が多数を占めていました。
しかし、開票してみるとドナルド・トランプ氏が当選し大統領になり、ドル円は急激に下がりドル安・円高になりました。
その日のドル円の動きは上限106円、下限102円という大きなボラティリティになり自身の予想と反していたという方は大きな損を抱えてしまったのではないでしょうか。
重要な選挙などは事前に情報を知ることが出来ますので安易にポジションを持たないということも大切です。
経済成長率

経済成長率とは、GDP(国内総生産)などがあります。
GDPとは国の経済規模が一定期間に変化した率になります。
アメリカのGDPが発表される前には、各証券会社やアナリスト等が予想を出していることがあります。
市場参加者はその予想や今までの傾向を見てポジションを保有することもあるでしょう。
例えば、アメリカのGDPの予想が下落すると予想されている場合、
「下落は経済成長が下向きなのでドル売りのポジションを保有しておこうかな」という参加者の心理になります。
その場合、予想と同じ様に下落の予想の発表であれば、ドル安はさらに加速されます。
しかし、予想と反してGDPの結果が良かった場合、ドル高の方向に為替は進みます。
市場参加者との予想と結果に差があるほど反動が大きくなり、ボラティリティが大きくなるのです。
ただし、必ずしも指標結果に比例するわけではなく、投資家がその時どう感じたかで相場変動は変わります。
思いのほかGDPが改善しなかったと考えられれば、結果的に価格が下落する事もあるのです。
政策金利
金利政策は市場を大きく動かす指標の1つです。
金利政策とは、中央銀行が物価の安定を図るために行われる金融の調整のこと。
金利が下がると、金融機関は低金利で資金を貸し出すことが出来るので、企業や個人への貸し出しにおいても低金利で貸すことが出来ます。
そうすると企業や個人はどの様に動くでしょうか?
金利が低いときには銀行から事業資金を調達し易くなりますし、返す金利も少なくて済みます。
事業資金を借りて、自身の事業を拡大させようと動き、個人では住宅資金や車の資金を借りやすくなります。
こうなると、経済活動がより活発になり、経済活動が活発になることで景気が良くなる方向に向かっていきます。
景気を良い方向に行われる金融政策は、金融緩和政策と言われます。

また、金利が高くなると金融機関は高い金利で企業や個人への貸し出しも金利を引き上げなければなりません。
そうなると企業や個人は資金を借りにくくなります。
そして、経済活動が抑制され、景気は過熱が抑えられます。景気の過熱を抑えるために行われる金融政策は、金融引き締め政策と言われます。
特に、長期投資で人気な高金利通貨だと、金利の変動で大きく価格が動く傾向にありますので注意しましょう。
2022年現在は、新型コロナの影響で各国で金利の利上げ利下げが活発になっています。
政策金利の指標は要チェックしておきましょう。
雇用情勢
雇用統計とはその国の雇用状況を示す統計です。
特にアメリカの雇用統計は注目されています。
原則として毎月第一金曜日に発表され、ボラティリティも大きくなり、ドル円であると1円~2円以上動くこともあります。
毎月決まった日時に発表されますので忘れない様にチェックしておきましょう。
雇用統計ではアノマリーがあり『ジブリの法則』といわれるものがあります。
『金曜ロードショーでジブリが放送』されると、その次の月曜は相場が大荒れになるというジンクスです。
これはただのジンクスですが、翌週の相場が大きく動くほど影響がある指標ですので、毎週必ずチェックしておきましょう。
紛争・テロ

紛争やテロにおいても為替に影響し、地政学的リスクとも言われます。
地政学的リスクとは、地域や国が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりが生じさせる変化が、
その国だけでなく、その国に関係する国・地域の経済・政治活動全体の先行きを不透明にしたりするリスクのことです。
テロと聞いて1番最初に思い浮かぶのは9.11のアメリカ同時多発テロではないでしょうか?
ニュースを見た市場参加者はまずはテロがあった国の通貨が売られます。
一時的に売り込まれることが多いですが、多くは次の日には戻していることが多いです。
また最近では北朝鮮のミサイルも為替相場に影響を与えます。
ミサイルが日本を通過したという情報が流れると、普通ならば円が売られます。
しかし、円は比較的安全な通貨と言われているので買われたのです。
この様に、事前に日時を予測することが出来ない事柄に対しては、エントリーする時には必ずストップを入れておくことが重要になります。
紛争・テロなどが起こってからでは、逆指値の注文が通らないこともありますし、事前にストップを入れておいてもその通りに約定しないこともありますが、
リスクを減らすということでは必ずストップを入れておきましょう。
値動きが激しくなりますので、短期間で儲けることも出来ますが、反対に動いた場合はとても怖いので中長期のポジションも1度決済しておいた方が賢明だと思います。
2022年5月時点では、ロシアがウクライナへの進行をしていることが連日話題となっています。
予期せぬ動きをしやすく、為替相場に大きな影響を与えやすいので注意しましょう。
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FXのファンダメンタルズ分析を使った手法
ここからはスイング・デイトレ・両建ての、ファンダメンタルズ分析を用いた3種類の手法についてお話ししていきたいと思います。
スイングトレードで活用
ファンダメンタルズとの相性が一番良いのはスイングでのトレードになります。
ファンダメンタルズではこれからの経済状況や地理学的リスクを考慮してトレードしていきますので、数年単位の大きな流れを読むのに有効です。
指標や要人発言などで一時的に流れとは反対方向に進むことも有りますが、そこが押し目になったり、戻りになりエントリーポイントとして有効なところになります。
年単位のトレードになりますので、「これからは円高に向かう。」「円安に向かう。」という様に大まかな流れを読みましょう。

そして、上の画像のようにエントリーポイントはテクニカル分析を合わせていくと、より効率よく利益を上げていくことができるでしょう。

デイトレードで活用
もちろん、デイトレードでもファンダメンタルズを用いてトレードすることが出来ます。
デイトレードではスイングでのトレードと違い毎日チャートと指標をチェックしておかなければ、エントリーしてすぐに損切りということも有り得ます。
デイトレードでは、主に指標や要人発言での激しい値動きの流れに乗ることが重要です。
大まかな流れが売りである時、この様な指標での上げで売りを仕掛けると利益を得やすいです。
止まりやすい値である、キリ番・何度も何度も止められているところで入ることがポイントです。

ファンダメンタルズでのトレードでは、損切りするタイミングが難しいというのがデメリットになります。
例えば、ドル円でファンダメンタルズ的にはドル安・円高の方向に向かうという戦略を立てたとします。
指標や要人発言によって一時的にドル高・円高になったからと言って、そこで損切りしてしまったら天井で損切りということにもなってしまいます。
そうならないためにも、テクニカル分析と並行して月足でのダウ理論が転換したら損切りというルールを作っておくことが大切です。

両建てで活用
両建てとは、買いのポジションと売りのポジションを同時に持ってトレードすることです。
両建てでは、手数料が2倍かかってしまうデメリットが有りますが、約定回数が増えて資金効率が良くなることがメリットです。

両建てに有効な場面は、レンジ相場です。
トレンドが出ている場面では両建てでトレードすると、どちらかに行き過ぎた場合、損失が拡大してしまいます。
ですので、ファンダメンタルズ的に特に下げる材料が無い時、上げる材料が無い時に両建てでエントリーすることは有効な手法になります。
為替相場の7割はレンジ相場と言われていますので、強い材料が出るまでは両建てでエントリーしておくことも可能です。
ただし、強い材料が出た時は迷わず片方を損切りをすることがポイントです。

FXファンダメンタルズの情報の集め方
ファンダメンタルズでトレードする上でいち早く情報を得なければなりません。
どの様に情報を集めていけば良いのでしょうか。
- ニュース、新聞を見る癖をつける。
まずは、いつ重要な会談、選挙がいつあるかを知るためにはニュースを意識することが大切です。
為替を始めてから今まで気にならなかった出来事も意識する様になります。
また、指標の発表などで大きく動いた後はニュースなどでどの様な結果になったから動いたのかを説明してくれることもありますのでチェックしておきましょう。
- 証券会社から配信されるニュースを見る。
証券会社から配信されているアプリにはマーケット情報があり、ニュースや経済カレンダーなどが付いています。
毎朝、1日の指標を確認しておくと良いでしょう。
また、証券会社によっては速報メールが配信されるところもありますので、速報メールを送ってくれる証券会社で取引するといいでしょう。
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FXファンダメンタルズの予想を当てるには?
指標の発表があったときは、ノートに結果・その時の要人の発言などを自分なりにまとめて書いておくと、少しずつこれからの流れを掴むことができるようになっていきます。
為替だけでなく、日経株価やダウ、原油の動向をみて世界の経済状況を把握しておくことが大切です。
ファンダメンタルズ分析をするときの注意点
ファンダメンタルズではスイングトレードには向いていますが、超短期のスキャルピングには向いていません。
スキャルピングトレードは数秒程度でエントリーし、決済してしまうので上位足の環境を受けにくいからです。
自分にはスキャルピングが向いているという方は、テクニカル分析を極めましょう。
FXのファンダメンタルズまとめ
では、今回のファンダメンタルズに関する内容をまとめていきます。
- スイングトレードとの相性が良い。
ファンダメンタルズはスイングトレードとの相性が良いので、まずはスイングトレードから始めて見るのをオススメします。
スイングトレードで勝てる様になってから、デイトレードに移行する方がスムーズに勝てる様になります。
- ニュースに意識を向け世界情勢に興味を持つ。
ファンダメンタルズで勝てる様になるためには世界の政治・経済に目を向けなければなりません。
最初は難しい用語が多くて理解することが難しいと思いますが、毎日向き合うことで理解できる様になってきます。
- 必ず損切りを入れておく。
いつ急騰・急落するか分からないのが相場です。資金を守ることが一番大切ですので必ず損切りを入れておきましょう。
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▼FXの始め方は以下の記事をご一読ください!
