今回は、「ハンガリーフォリント/円」(HUF/JPY)についてまとめていきます。
ハンガリーといわれても、日本ではあまりイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
実はハンガリーフォントは近年では新興国をしのぐ高金利通貨となっているため、投資家にとってはとても狙い目の銘柄のひとつとなっているんです。
さらに価格も1円を下回るほど安いので、初心者でも少額資金で始められるのが大きな魅力。
国内FXではまだまだ取り扱いの少ないマイナー通貨ですが、トレイダーズ証券の「みんなのFX」をはじめ、いよいよ本格的にサービスを始める業者も増えてきそうです。
そこでこの記事では、そんなハンガリーフォリント/円について、これまでの価格推移や特徴を見ていきながら、今後の見通しについてもズバリ解説していきたいと思います!
- 新興国通貨をしのぐ高スワップポイント
- 政策金利が変動の大きな要因に
- EU全体を上回る成長率で経済好調
- 為替相場はユーロとの相関性が高い
- 今後もしばらくは高金利が続く
- みんなのFXでは山分けキャンペーンを開催中!

2023年3月から、みんなのFXで新しくハンガリーフォリントの取り扱いが始まりました!
もともと高スワップポイントが特長のサービスだから、その点でも大いに期待できるのは間違いなし。

また、1万通貨あたりのスワップは約30円ほどと、年利30%もの利益が期待できるので、長期保有をお考えの方はぜひみんなのFXをチェックしてみてください。
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Contents
ハンガリー円(HUF/JPY)のこれまでの価格推移
ハンガリーフォリント/円は、これまでどのような価格推移をしてきたのでしょうか。
ここでは、鍵となる経済の動向と照らし合わせながら、確認していきましょう。
【2010年代前半】債務危機からの経済回復

2008年2月26日、ユーロ導入を目指していたハンガリーが変動相場制に移行します。
しかし、その年の9月にリーマン・ショックが発生、ヨーロッパでも債務危機が広がり、ハンガリーではGDP成長率が前年比-6.7%を記録するなど大きく景気が後退してしまいます。
2010年頃からハンガリーフォリント/円にもその影響が出始め、一時0.50円を超えていた為替レートも右肩下がりとなり、2012年初頭には0.30円台を割り込む寸前まで落ち込んでしまいます。
景気がようやく上向き始めたのは2013年後半からで、翌年が最終年度となるEU補助金の追い込みがはかられた結果、2014年には前年比+4.2%となる高水準のプラス成長を記録します。
ハンガリーフォリント/円もその影響を受け、2013年以降ははっきりと上昇傾向となり、2014年には0.50円台にまで迫る勢いで回復していくこととなります。
【2010年代後半】高度経済成長から金融緩和へ

2010年代後半のハンガリーはGDP成長率が毎年2%を上回り、特に2017〜2019年の3年間は4.0%以上の高度経済成長を達成します。
しかし、一方で2015年以降のハンガリーフォリント/円は緩やかな下落傾向となり、2016年には0.4円台を割り込んでしまいます。
このトレンドには、金利政策が大きく関係していると考えられます。
景気回復を果たしたハンガリーでは、2015年3月から金融緩和政策に転じ1.35%へと利下げを実施、さらに2016年には世界的な景気後退を受け、3月から3ヵ月連続の利下げで0.9%まで政策金利を引き下げます。
2017年には経済成長を背景にハンガリーフォリント/円が0.40円台を回復しますが、金利低下による圧力は強く、翌2018年からふたたび緩やかな下落傾向となり、2019年後半には0.35円台前後を推移するようになります。
【2020年代前半】新型コロナとウクライナ侵攻

2020年は新型コロナの世界的な感染拡大により、ハンガリーは前年比-4.46%の大幅なマイナス成長を記録します。
ハンガリーフォリント/円も、感染拡大初期の3月末には0.32円台まで急落しますが、その後の経済対策もあって6月以降には0.35円前後を回復します。
2021年に入ると、コロナからの経済回復によってGDP成長率が+7.1%とV字回復、6月以降は利上げ政策に転じたこともあり、ハンガリーフォリント/円も0.3円台後半を推移するようになります。
しかし、2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始、地理的に近く経済的なつながりも強いハンガリーにも影響は大きく、為替レートは3月初めに0.30円を割り込みそうになるまで大幅に下落してしまいます。
その後、4月以降は落ち着きを見せ、0.3円台半ばを推移する状態に戻っています。
2023年現在の価格動向

2023年の年始には円高の影響で大きく下落します。
その後、3月~4月に入り調整相場で一時的な反発を見せますが、翌日物預金金利の引き下げなども影響し、現在にかけては下落傾向です。
ハンガリーフォントは2023年3月よりみんなのFXで取り扱いを開始しました。
基準金利13%もの高金利が付く通貨なので、スワップは約30円(1万通貨保有時)の年利30%ほどが期待できます。
スワップ目的とした長期投資にも向いているので、ぜひこの機会にみんなのFXをチェックしてみてください。
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ハンガリー円(HUF/JPY)の見通し・予想のポイント
ハンガリーフォリント/円の見通し・予想を行う上でポイントとなる要素を解説していきます。
取引する際には、まず以下の3点に着目してみてください!
- 中央銀行の金利政策
- ユーロとの相関性
- 国内の経済状況
中央銀行の金利政策

ハンガリーの政策金利は2023年5月現在、13.0%ととても高い水準になっています。
その背景となっているのが、コロナ後の経済回復およびロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー供給不足で、世界的なインフレが加速していることです。
現在では、日本などの少数例を除き、ほとんどの国が利上げ政策に転じていますが、なかでもハンガリーは2022年3月以降、6月に1.85ポイント、7月には2.00ポイントと大幅な利上げを繰り返しています。
ハンガリーは伝統的にインフレを起こしやすい国で、2000年代にもその抑制のために6〜12%前後の高い金利を採用していました。
このように、ハンガリーでは大胆な金利政策が行われることが多いので、その点にも注意しながら値動きを見きわめていきましょう。
ユーロとの相関性

ハンガリーはEU諸国との経済的な結びつきが強く、そのためハンガリーフォリントもユーロの価格変動に影響を受けやすくなっています。
連動して同じような推移をたどりやすいので、かならずユーロの値動きにも気をつけておきましょう。
過去の値動きを見てみると、特にヨーロッパで債務危機が起こったときにはハンガリーフォリントに大きな変動が起こりやすくなっています。
また、ハンガリーは自動車などの機械工業の輸出依存度が高く、なかでもドイツが最大の貿易相手国となっているので、そちらの経済状況にも注目しておく必要があるでしょう。
逆に、ロシアに対してはエネルギー依存度が高いので、ウクライナ侵攻による供給不足にも大きな影響を受けています。
国内の経済状況

ハンガリーはEU諸国のなかでは経済成長率が高く、2013年以降は常にEU全体の成長率を上回る数字を記録しています。
したがって、この数字がEU全体の水準に近づいてきたり、また下回ったりするようなことがあったら、要注意といえるでしょう。
また好調な経済成長の一方で、大幅な財政赤字を抱えているのもハンガリーの大きな特徴です。
現在のオルバーン政権下では新しい税制を増やすことで年々この問題も改善していますが、このような政策に行き詰まりが見られたときにも注意が必要でしょう。
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【2023年】ハンガリー円(HUF/JPY)の今後の見通し
ハンガリーフォリント/円は、今後どのような値動きとなっていくのでしょうか。
ここからは、これまで見てきたポイントを踏まえ、具体的な見通しを紹介していきます!
- 政策金利は据え置きが続く
- 経済はやや鈍化のきざし
- 出口の見えないウクライナ侵攻
政策金利は据え置きが続く

ハンガリー国立銀行は、2022年10月にそれまで17会合連続で引き上げてきた政策金利を据え置きに転換しました。
直近の2月28日の会合でも、13.0%のまま据え置きにすることを決めています。
ハンガリーではコロナ以前の2015年からすでに物価上昇が続いていて、さらにコロナ後の経済回復やウクライナ侵攻の影響もあり、2022年12月にはインフレ率が前年同月比で24%を超えるまでに加速しています。
それを抑えるために政策金利を引き上げてきたわけですが、ここにきてハンガリー国立銀行は、もうインフレのピークは過ぎた、現在の水準が適切だと表明しています。
したがって、当分はこれ以上の利上げに踏み切る可能性はかなり薄いと見てよいでしょう。
一方でインフレ率が低くなったわけではないので、政府が目標にかかげる3%(±1%)に近づくまでは利下げに転じることもなく、高水準のスワップポイントが続くと考えてよさそうです。
経済はやや鈍化のきざし

ハンガリーの経済は、コロナ以降も大きく伸びています。
2021年は新型コロナからの経済回復にともない、GDP成長率が前年比+7.1%まで回復、さらに2022年も第1四半期から第3四半期までは、前年同月比+3.0%以上という高水準で推移してきました。
しかし、第4四半期では前年同月比+0.8%とかなり低い数字となり、その勢いがあきらかに落ちてきている様子が見て取れます。
2023年の第1四半期がこれよりさらに低く、マイナス成長を記録するようになると要注意といえるでしょう。
一方、政治状況では2022年5月16日に、オルバーン首相率いる与党フィデスが勝利し、政権が盤石な状態となっています。
2010年から続く長期政権でもあり、政治面で大きな混乱が起こることは当分ないと考えてよさそうです。
出口の見えないウクライナ侵攻

ハンガリー経済にとっては、ロシアのウクライナ侵攻による影響も見逃せません。
すでに侵攻が始まってから1年以上が経ってしまいましたが、いまだに戦争終結への道筋は見えず、世界へのインフレ圧力も強まったままです。
一方で、2023年3月19日にはプーチン大統領が初めて占領下にあるマリウポリを訪れるなど、その侵攻を徐々に進めている様子もうかがえます。
もしも何らかのかたちでロシアの勝利に終わるようなことがあれば、さらに西側諸国との対立は激化、エネルギー依存度の高いハンガリーへの直接的なダメージはもちろん、ヨーロッパ全体が緊張状態になって不安定化する可能性も考えられます。
おたがいに引くに引けない状況となっているため、少なくとも今後短期間で大きく動きがあることはなさそうですが、均衡が崩れるタイミングはしっかり把握しておく必要がありそうです。
ハンガリー円(HUF/JPY)の価格予想

ハンガリーフォリント/円は今後、具体的にどのような価格で推移していくのでしょうか。
2022年3月21日時点での価格は、1ハンガリーフォリント=0.37円となっています。
長期的に見ると、2022年10月以降は上下を繰り返しつつも緩やかな上昇トレンドにあり、今後も大きなマイナス材料は考えにくいことから、このままの傾向が続いていく可能性が高いです。
ただ逆に大きく上昇するような要素もないので、しばらくは0.36〜0.38円のレンジを保ちつつ、0.40円台をうかがう展開となっていくのではないでしょうか。
しかし、基準金利が13%と高く設定されていることから、今後も通貨の買い圧力が高まる可能性があります。
みんなのFXで取引すれば、スワップだけで年利30%もの高い利益が期待できるので、この機会にみんなのFXをチェックしてみてください。
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ハンガリー円(HUF/JPY)の買い時

今後しばらくは価格に大きな変動がなさそうなので、ハンガリーフォリント/円をスワップポイント狙いで取引するには絶好のタイミングといえるでしょう。
ただし、スワップトレードはできるだけ価格が低いときに始めたほうがよいです。
せっかくスワップポイントで利益を重ねていっても、為替変動による損失でトータルがマイナスになってしまうこともありうるからです。
したがって、現状であれば0.36〜0.38円程度のレンジで推移しているので、安値の0.36円に近いタイミングで買っておくのがよいでしょう。
取引する時間帯は、ヨーロッパを含め世界中で最も取引が活発化するロンドン市場(日本時間16〜26時)が狙い目となります。
ただし、ハンガリーフォリントはボラティリティ(価格の変動率)の高い通貨なので、値動きが激しくなってきたら取引は控えておいた方がよいでしょう。
ハンガリー円(HUF/JPY)を取引するならみんなのFX

みんなのFXでは、2023年3月20日からハンガリーフォリント/円の取り扱いを開始しました。
ここからは、そのサービス内容について紹介していきます!
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さらに、ハンガリーフォリント/円はレバレッジ最大10倍になるので、1ハンガリーフォリント/円=0.37円とすると、最低370円の証拠金からでも取引を始められることになります。

そして何といっても、みんなのFXといえば高水準のスワップポイント。
2023年3月21日時点では1Lotにつき1日あたり 30円なので、保有しているだけで1ヵ月で約900円、1年で10,950円の利益になる計算です!
みんなのFXなら「スワップ受取」でポジション未決済のまま、いつでもスワップポイントの利益のみ引き出すことができるのも便利なポイントです。
長期保有でスワップを目的とした投資にも向いている通貨です。
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ハンガリー円(HUF/JPY)の見通しまとめ

ここまで、「ハンガリーフォリント/円」についてまとめてきました。
ハンガリーフォリントは、ヨーロッパの通貨でありながら、新興国通貨並みのスワップポイントも期待できる高金利通貨です。
ポジションを保有しているだけで利益が積み重なっていくので、初心者の方にもおすすめ。
価格もメジャー通貨と比べて100分の1以下なので、お試し感覚で始めることもできます。
ハンガリーでは今後も当面は高金利が続くと考えられるので、より安いうちに購入しておくとよいでしょう。
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