今回は、「プラチナ投資」についてまとめていきます。
貴金属への投資といえば、金や銀を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、それらと並んでぜひ知っておいていただきたいのが、今回紹介するプラチナ投資なんです!
プラチナは金よりも希少価値の高い金属で、安全資産として好まれ、近年まではその価格も上回っているほどでした。
一方で、金融商品としては金とかなり異なる性質を持っているため、投資をする際にはその点もよく踏まえておく必要があります。
この記事では、そんなプラチナ投資についてこれまでの価格推移を参考に、今後の予想・見通しを詳しく解説、注意点についても述べていくので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
- 自動車産業での需要が大多数
- 価格変動が大きく景気の影響を受けやすい
- ディーゼル車の規制で現在は価格が低迷気味
- 底値気味の今がむしろ購入のチャンス?
- 今後は燃料電池自動車(FCV)の普及に注目
- プラチナ投資にはIG証券のCFD取引がおすすめ!

プラチナ投資を始めるなら、IG証券のCFD取引がおすすめです!
取引コストはスプレッドのみ、レバレッジも最大20倍までかけられるので、低コストかつ少額資金でのトレードが可能です。
FX取引とほとんど変わらない感覚で取り組めるので、初心者の方でも迷わず始められるでしょう!
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Contents
プラチナ投資とは?

プラチナ投資は、金や銀と同じ貴金属投資にあたります。
貴金属はそれ自体に価値があるため、FXや株のように価格が完全にゼロとなるリスクがなく、経済不安に対する「安全資産」として運用されるケースが多くなっています。
貴金属は宝飾品として扱われることも多いのですが、プラチナはその60%程度が工業用で、さらにそのうち40%程度をディーゼル車の排ガス浄化触媒としての用途が占めています。
そのため、プラチナは景気や工業系の株価などととても連動しやすい銘柄となっています。
プラチナへの投資方法はいくつかありますが、現物投資は保管場所やセキュリティを考える必要があり、資金も最低数十万円は必要となるなど、あまり多くの投資家にはおすすめできません。
プラチナそのものやプラチナ価格に連動する金融商品を組み込んだ投資信託やETF(上場投資信託)なら、より少額での取引も可能となります。
なかでもおすすめしたいのが、IG証券などで利用できるCFD取引によるプラチナ投資です。
FXと同じ証拠金取引のため、現物を保有する必要もなく、レバレッジをかけて少額資金からでも気軽に始めることができるでしょう!
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プラチナに投資するならIG証券がおすすめ

プラチナ投資に興味を持っている方にぜひおすすめしたいのが、IG証券のCFD取引です。
CFD取引とは「Contract for Difference(差金決済取引)」のことで、簡単にいえばFXでの通貨と同じようにプラチナを取引することができる投資方法です。
取引コストもスプレッド(最小1.8米ドル)のみと、とてもシンプル。
レバレッジも最大20倍までかけられるので、現在なら5万円程度の少額資金からでもプラチナ投資を始めることができます。
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これまでのプラチナ価格の推移|チャートから分析
それではまず、これまでにプラチナがどのような価格推移をたどってきたのか見ていきましょう。
過去の変動とその背景を照らし合わせて、今後の予測の参考にしてみてください。
【2001〜2005年】排ガス浄化触媒としての需要増

1997〜2000年頃までのプラチナはおおむね400ドル前後と、非常に安定した価格推移となっていました。
しかし、2000年代に入ると世界的に排ガス規制が強化され、プラチナの排ガス浄化触媒としての需要も大幅に増加、2001年前半までに600ドル前後と大きく価格を伸ばすこととなります。
2002年以降はさらに長期的な上昇トレンドとなり、2004年4月12日には初めて950ドル台に達し、そのピークを迎えます。
その後もプラチナは800ドル台後半〜900ドル台前半の高水準で安定的に推移し、2005年11月28日にはついに1,000ドル台を突破することとなります。
【2006〜2010年】プラチナ供給懸念による急騰

2006年に入ると排ガス浄化触媒としての需要はますます高まっていき、プラチナは1,300ドル台まで上昇を続けます。
その後も、年内は1,100〜1,200ドル台での高水準での推移が続きました。
2007年には、7月にサブプライム住宅ローン危機、9月に原油高騰と市場の混乱が続き、安全資産としてのプラチナにますます資金が流入するようになります。
さらに、10月には南アフリカでプラチナ鉱山事故が相次ぎ、供給が減るとの懸念から上昇が一気に加速、翌年3月28日には史上最高値の2,038.61ドルを記録する急騰となります。
ところが、2008年9月にリーマン・ショックによる世界金融危機が発生すると、プラチナも翌月には一時800ドルを割るまでに大暴落してしまいます。
しかし、2009年以降は世界経済も回復し始め、プラチナも長期的な上昇トレンドに入ることになります。
【2011〜2015年】中国の景気減退による下落

2011年初頭に1,800ドル台に達したのをピークに、プラチナの価格上昇は一旦落ち着きを見せます。
2013年前半までは、細かく上下動を繰り返しながらも1,400~1,600ドル台前半のレンジ相場を形成、年後半からはさらに安定的に1400ドル前後を推移するようになります。
しかし、2014年後半からは中国の景気が大きく減退、自動車需要の減少が懸念されたことから、プラチナも長期的な下落トレンドへと入っていきます。
2015年6月には中国株の暴落から世界同時株安へと発展、さらに9月にフォルクスワーゲン社の排ガス不正問題が明らかとなったことも追い打ちとなり、11月には800ドル台前半まで急落してしまいます。
この頃には、安全資産として人気の高まってきた金にも価格を抜かれ、その状況は2021年現在にいたるまで続いています。
【2016〜2020年】コロナ・ショックからの回復

2016年のプラチナは、イギリスのEU離脱(ブレグジット)問題の影響で価格が大きく上下しました。
しかし、2017年以降になるとその動きも落ち着き、ほぼ900ドル台の安定した推移となります。
2018年からは米中貿易戦争によって再び下落トレンドとなりますが、翌年以降はその価格も徐々に回復、2020年初頭には約2年ぶりに1,000ドル台まで戻します。
ところが、2020年3月に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が認められると、さまざまな金融商品が一気に下落、プラチナもわずか1ヵ月で一時500ドル台にまで急落してしまう事態となりました。
しかし、それ以降は各国で経済対策が打ち出され、感染拡大もやや抑制傾向となったことから、景気回復とともにプラチナの価格も半年間程度で元の水準まで戻ることとなります。
11月にはアメリカ大統領選挙で環境政策を掲げる民主党バイデン氏が勝利し、燃料電池の素材としてのプラチナの価格上昇をさらに後押ししました。
【2021年】新型コロナ変異種による影響

2021年のプラチナは年頭から順調に価格が上昇し、2月15日には実に7年ぶり近くとなる1,300ドル台を記録します。
ワクチン普及の成果などで世界経済が徐々に正常化へと向かうなか、プラチナも5月までは安定して1,200ドル前後の価格を推移していきました。
しかし、新型コロナの変異株「デルタ株」が世界各国で蔓延すると、6月半ば以降はプラチナもゆるやかに下落、8月5日には再び1,000ドル台を割ってしまいます。
その背景には、リモートワークや巣ごもり需要による半導体不足が原因で、トヨタなど日系自動車メーカーが大規模な減産となったこともあると考えられます。
その結果、9月20日には年初以来の安値となる901.03ドルを記録します。
10月に入ってやや持ち直すものの、11月には再び新たな変異種「オミクロン株」の報告があり、経済不安からその価格は大きく下落してしまいました。
【2023年現在】ウクライナ情勢による停滞

一時は、ロシアとウクライナ情勢の悪化を受けて急騰しましたが、上昇が長く続くことはなく下落に転じています。
米金利上昇に伴って、米ドルとのペアになっているプラチナが相対的に売られた形と言えるでしょう。
2023年5月現在、プラチナの価格は1000ドル台前後の推移です。
2023年以降のプラチナ価格の予想・長期見通し

ここまでの分析を踏まえると、2023年以降のプラチナはどのような価格推移になると予想できるでしょうか?
今後はプラチナにとってのプラス材料がかなり多く、長期的に見れば上昇していく可能性が高いと思われます。
2022年以降のプラチナ価格は上昇すると予想!
近年のプラチナ価格が低迷した大きな原因として、ディーゼル車に対する規制が厳しくなり、排ガス浄化触媒としての需要が減少したことが挙げられます。
欧米を中心に、すでにガソリン車やディーゼル車の新車販売を将来的に禁止としている国も少なくありません。
しかし、それに代わる技術として期待されている燃料電池自動車(FCV)には、水素燃料電池にディーゼル車の約10倍のプラチナが必要となるため、その普及次第では以前よりさらに大きな需要が見込めることとなるでしょう。
プラチナ市場調査分析を行う国際機関「World Platinum Investment Council(WPIC)」でも、脱炭素化の加速によってプラチナの価格は上昇に向かうだろうという展望が発表されています。
また、アメリカのプラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)では、2021年にプラチナの宝飾用としての需要がかつてないほど高まったことから、2022年以降もその傾向が続くだろうとしています。
新型コロナの収束こそめどが立っていませんが、世界各国で経済活動の正常化がはかられ、景気回復がさらなる追い風となっていく可能性も高いでしょう。
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2023年はプラチナ投資をするべき?
2023年のプラチナ投資ですが、ズバリ今が買い時といえるでしょう!
プラチナは2023年4月現在、1,000ドルを割る価格となっています。
これは、10年前に2,000ドルに迫る価格だったことを考えれば、プラチナとしてはかなり安値といえるレベルです。
また、21世紀以降は800ドル付近で何度も反発が繰り返されており、これをサポートライン(下値支持線)と見ることもできます。
プラチナの生産コストが1トロイオンスあたり900ドルを超えている事実からも、この点は補強されるでしょう。
現在のプラチナの価格は…
- 過去10年間の高値と比べ半額に近い→上昇の余地が大いにある
- サポートラインの800ドルに近い→反発する可能性が高い
この2点から考えると、現在のプラチナはまさにローリスク・ハイリターンを狙える絶好の位置にあることが分かるでしょう!
2023年プラチナに投資する際の注意点
プラチナを投資するにあたっては、以下のような注意点が挙げられます。
- ボラティリティが高い
- レバレッジをかけすぎない
- 南アフリカの政治情勢
- 自動車産業の行方
実際に投資を始める前に、それぞれの内容についてもしっかりチェックしておきましょう!
ボラティリティが高い

プラチナはとても希少な金属で、その年間産出量は約160トンと、金の約3,200トンを大きく下回っています。
そのため、取引量が少なく、ボラティリティ(価格の変動率)も高くなりやすいという特徴があります。
貴金属は「安全資産」といわれていますが、そのなかでもプラチナはハイリスク・ハイリターンの側面を持っているという点には注意してください。
分散投資や積立投資などで工夫しながら、うまくリスクをコントロールしていくようにしましょう。
レバレッジを高くしすぎない

プラチナは、IG証券などでCFD取引による運用を行うこともできます。
CFDではレバレッジをかけて実際の資金より大きな取引を行うこともできますが、その際あまり倍率を高めすぎないように気を付ける必要があります。
たとえばIG証券では、プラチナの維持証拠金率は5%、つまり20倍までレバレッジをかけられるルールとなっています。
しかし、あまりギリギリの証拠金で運用していると、わずかな含み損でもすぐに維持証拠金率を下回ってしまい、ロスカットとなる危険性があります。
特にボラティリティの高いプラチナでは、レバレッジは高くても数倍(維持証拠金率50〜35%)程度に収めておくことをおすすめします。
南アフリカの政治情勢

プラチナは、その生産量の約7割が南アフリカでの採掘によるものです。
そのため、プラチナの価格は南アフリカの政治や経済の影響を受けやすいという特徴があります。
たとえば、2008年には電力危機が原因で鉱山会社が操業を停止、それをきっかけに供給減が懸念され、プラチナの価格も急騰しました。
ほかにも、数年に1回程度の割合で起こる鉱山労働者のストライキも価格を押し上げる要因となっています。
このような南アフリカの政治情勢は、必ずニュースなどでチェックしておくようにしましょう。
自動車産業の動向

プラチナ需要の今後のカギを握っているのが、燃料電池自動車(FCV)の普及です。
FCVの燃料電池にはディーゼル車の約10倍のプラチナが使用されるため、需要が大きく伸びることが期待されています。
ただし、現状ではFCVの普及はそれほど進んでおらず、ヨーロッパを中心に電気自動車(EV)に大きくリードされている点には留意しておいてください。
そのおもな原因としては、車両製造や水素ステーション設置に多額のコストがかかる点があり、普及に向けては国による政策支援も欠かせません。
たとえば、中国では脱炭素化に向けFCV普及にかなり注力していて、2022年の冬季五輪では「グリーン・オリンピック」をスローガンに、輸送車両として大々的に活用する予定です。
中国自動車エンジニアリング学会では、2035年までにFCVの保有台数を約100万台、商用車を水素動力へ切り替えるとの目標を掲げており、その行方にも注目していきたいところです。
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プラチナの見通し・今後の予想まとめ

ここまで、「プラチナ投資」についてまとめてきました。
プラチナは貴金属でありながらボラティリティも高く、ハイリターンも狙うことができる商品です。
近年ではディーゼル車規制の煽りで価格が低迷気味ですが、もともとポテンシャルは高く、今後もFCVの普及などでさらなる需要増を見込むことができます。
特に、現在はサポートライン近くまで下落しているため、ここから反発・上昇していく可能性は大いにあるでしょう。
景気の動向にも左右されやすいので、新型コロナからの世界経済の回復も見計らいつつ、ぜひ投資してみてください!
実際にプラチナを運用するなら、低コストかつ少額資金でも投資可能なIG証券のCFD取引がおすすめです。
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