金融商品の取引には様々なものがあります。
そんな金融商品の一つにCFD(contract for difference、差金決済取引)というものがあります。
この商品はどんなものなのか、そんなテーマを中心に今回、FXとの違いを踏まえながら、以下のテーマで解説していきます。
- 投資先の違い
- スプレッド・手数料の違い
- スワップポイントの違い
- 税金の違い
- トレード手法の違い
- CFD投資がおすすめな人
- FX投資がおすすめな人
CFDとFXは似ている面もある一方、異なる面も多く存在します。
CFDをおすすめできる人とFXをおすすめできる人も少し違いますので、自分に合った証券会社を選ぶようにしましょう。
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Contents
CFDとは?

CFDとは端的に言えば、株価や株式、資源にレバレッジをかけて投資する金融商品です。
実際の株を売買するのではなく、証拠金を預けて株価の指数などにレバレッジをかけて売買を行うのが特徴です。
日本では日経平均の株価や株式を対象にしたCFDが行われており、今回紹介するCFDも株価指数や株式を対象にした証拠金にレバレッジをかけた取引になります。
例えば、日経平均が2万円の時に100万円分買ったとします。
日経平均が2万5,000円になった時に売れば125万円になって儲けが出ます。
100万円がなくとも手元に50万円あれば、レバレッジをかけて100万円分の取引ができるのがCFDの魅力です。
FXとは?

FXとは、(Foreign Exchange、外国為替証拠金取引)といって、こちらも証拠金を用意して取引を行う金融商品です。
例えば、ドル100円の時にドルを1万ドル(100万円分)買って、1ドル110円になった時にその1万ドルを売ることで10万円の儲けを出すことができます。
この時、1万ドルを買うお金の100万円がなくとも手元の10万円に10倍のレバレッジをかければ、1万ドル買えるという仕組みです。
このように少ないお金で為替取引ができるのがFXです。
▼FXの仕組みについては以下の記事で解説しています。

【CFD or FX】投資先の違い

先ほども触れましたが、CFDとFXは投資先が異なります。
一言で言えば、CFDは株や資源、FXは通貨に投資します。
CFDは株そのものではなく、株価と同じ価値を持つ商品に投資して、その商品の価値が上がったら利益が得られます。
FXは通貨に投資して利益を得る金融商品です。
これら2つは具体的にどのようなものなのか、それぞれ項目ごとに説明していきましょう。
CFDの投資対象

CFDは株や資源を投資対象にします。
株は特定の株式(企業の株式など)や、先ほど紹介した日経平均などの株価指数に投資します。
この投資対象を証券CFDと呼びます。
一方、資源は金や銀、原油といったものです。
これらの投資対象は商品CFDと呼ばれます。
いずれも実際の金や銀、あるいは株を買うのではなく、それと同等の商品を買うという形です。
そういった商品を銘柄と呼び、CFDは株式や資源の銘柄をレバレッジによって取引する金融商品になります。
- 株価指数や資源に投資する
- レバレッジをかけて投資できる
FXの投資対象

FXの投資対象は通貨です。
通貨というと連想するのがニュースにも出てくることが増えた仮想通貨ですが、
FXは各国の中央銀行が発行した法定通貨、つまり実社会でお金として使われている通貨が投資対象になります。
例えば、米ドルやユーロ、日本円や英ポンドなど実際に使われている通貨に投資する取引です。
これらの通貨同士を組み合わせて米ドルと日本円、ユーロと英ポンドといったように通貨ペアという形でそれぞれの通貨を使って投資をしていくのがFXの投資対象になります。
- FXは通貨が対象
- 様々な通貨をペアにして取引する
【CFD or FX】スプレッド・手数料の違い

CFDとFXのスプレッドや手数料の違いについて紹介していきましょう。
まずは、そもそもスプレッドとは何かについて最初に解説します。
スプレッドとは、売値と買値の差です。
通常1ドル100円であってもFXなどの取引では100円で売買することができません。
実際は仲介業者の設定した販売価格と買取価格によって売買することになります。
例えば、先ほどの1ドル100円であれば、販売価格である売値が101円、買取価格である買値が99円です。
この101円と99円の差である2円分がスプレッドと呼ばれるものになります。(現実のFXの取引では、ここまで極端な金額差はありません)
しかし、この価格差は金額の大小はあれど存在し、これによって仲介業者が利益を上げていることから実質的な手数料ともいわれています。
このほかにもCFDやFXには手数料があるため、それらも絡めながら紹介していきましょう。
CFDの手数料

CFDのスプレッドや手数料についてお話しします。
CFDのスプレッドは基本的に日本円によって表示され、価格が20000~20100となっていればスプレッドは100円です。
実際は数円程度のこともありますが、分かりやすい例として大きな金額で表現しています。
そして、スプレッド以外にも以下の手数料が発生します。
- 取引手数料
- オーバーナイト金利
- 配当
- ミニマムチャージ
- 取引手数料
まず取引手数料は、CFD銘柄を買ったり売ったりする時にかかる手数料です。
基本的に無料となっているケースが多いのですが、まれに設定している業者もいるので取引をする場合は必ずチェックしておきましょう。
頻繁に取引をする方にとっては、手数料が積み重なるので特にチェックしておく必要がある手数料です。
- オーバーナイト金利
オーバーナイト金利は、日をまたいでポジションを持った場合に発生する手数料です。
この手数料のユニークな所は手数料を払ったり受け取ったりする点です。
買いポジション(CFDを買おうとしている状態)では手数料としてオーバーナイト金利を支払います。
一方売りポジション(CFDの銘柄を保持している状態)で日をまたいだ状態では逆に少額の場合がほとんどですが手数料を受け取ることができます。
- 配当
配当は株式などのCFD、いわゆる証券CFDにかかります。
こちらもCFDを保持している売りポジションでは手数料がこちらに支払われ、逆に買いポジションになっている場合は手数料を支払う必要があります。
配当権利確定日にこういった手数料が発生するのが特徴です。
- ミニマムチャージ
まれですがミニマムチャージが手数料にカウントされる場合もあります。
このミニマムチャージとは、取引代金が一定水準に達しない時に発生する手数料です。
証拠金でCFDを買おうとしなかったり、あるいはCFDを保持し続けていたり(塩漬けという状態にしたり)といった場合に手数料の支払いを求められることがあります。
こういった手数料を設定している業者もまれにあるので、事前にチェックしておきましょう。
これら以外にも自動売買を行っている場合は利用料などが発生することもあります。
FXの手数料

- FXのスプレッドは少額
- スプレッド以外の手数料はほとんどない
FXにも同様にスプレッドが存在します。
先ほどは極端な例で紹介しましたが、実際は1円に満たない数銭の世界です。
例えば100.11円が売値で買値が99.99円といった相場になります。
そして、FXの場合はこのスプレッド以外に手数料がほとんど発生しません。
強いて言えば自動売買を利用する場合に手数料を求められることや入出金の振込手数料などがある程度です。
また、金利差であるスワップポイントも手数料になることがあります。
政策金利の低い国例えば日本やEUなどの通貨を持っている状態ではマイナススワップと言ってマイナスの利息がかかり、それが実質的な手数料です。
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【CFD or FX】スワップポイントの違い

先ほど触れたスワップポイントについて、やや踏み込んで解説していきましょう。
実はそれぞれにスワップポイントに相当するものが存在し、先ほど紹介したCFDにもスワップポイントのようなものがあります。
CFDのスワップポイント

- CFDの銘柄を持っていると収入が入る
- 銘柄を持っていない場合は手数料になる
CFDのスワップポイントに相当するものが、オーバーナイト金利です。
これは、海外の株価に連動したCFDを行っている場合、特に影響があり日本でニューヨーク証券取引所のダウ工業株価のCFDを持っている場合などは、やや金額が大きくなる傾向があります。
例えばダウのCFDを持っている状態であれば手数料がこちらに支払われるのに対し、ダウのCFDを購入待ちにしている状態であれば、逆に手数料を支払わなければいけません。
こういった現象が起こるのは次のFXで紹介する政策金利の差によるものです。
FXのスワップポイント

スワップポイントと言えば、FXを連想する方が多いのではないでしょうか。
これは簡単に言えば、それぞれの国の金利の差によって発生するものです。
例えば、日本円(金利0.1%)でトルコリラ(金利17%)を買う取引では、トルコリラを持っている状態だと、金利差からスワップポイントがプラスに働いて資産に対して利息が入ってきます。
逆にトルコリラで日本円を買うとマイナススワップがかかります。
この政策金利の差を埋めるという意味で、トルコリラを持っていると利息が入り、日本円を持っているとスワップ分が引かれるという仕組みです。
- スワップポイントは政策金利の差
- 政策金利の高い国の通貨を持っているとスワップポイントが貰える
- 政策金利の低い国の通貨を持っていると手数料になる
▼FX会社ごとのスワップポイント比較記事はこちら

【CFD or FX】税金の違い

CFDやFXで取引の利益と同じくらい気になるのが税金です。
結論から言えば、FXは年間の利益の20.315%が納税額、CFDは収入によって異なる仕組みになります。
どんな場合に発生するのかについてCFDとFXのそれぞれにおいて解説していきます。
CFDの税金

CFDの本来株式の取引であれば申告分離という形式で課税されるのですが、CFDの場合はたとえ株式の銘柄であっても雑所得になります。
総合課税という仕組みになり、本業である給与や不動産の所得などと組み合わせた累進課税になります。
例えば、本業が高所得の場合はCFDの利益がわずかであっても税率は高くなり、本業が低収入でCFDの利益がわずかだと非常に税率が安くなるという仕組みです。
つまり、CFDの利益がいくらだと何%というわけではなく、その他の収入の金額によって税率が変化します。
例えば、本業が600万円でCFDの利益が1万円だったとしたら601万円の所得があったと計算されて30%。
逆に本業が100万円しかなくてCFDの利益が80万円あったとしたら180万円の所得という計算で税率はわずか15%になります。
このように全体の収入によって税率が変化し、CFDの利益が多いのに全体の収入が少ないと、税金は非常に安くなる逆転現象が起こるのです。
- OFDは他の収入との合算で税率が決まる
- 税率は収入額が増えるほど高くなる累進課税
FXの税金

FXの税金は、金額の多さに関係なく年間差益の20.315%が税金の金額になります。
雑所得に分類されるこの所得は所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%という内訳です。
このようにFXは税金の計算がしやすいのが特徴です。
- FXはどんなに稼いでも税率は同じ
- 税率は20.315%m
▼FXの税金については以下の記事で解説しています。

【CFD or FX】トレード手法の違い

対象となる投資先が異なるだけでなく、CFDとFXではトレード手法に違いがあります。
それらの違いとはどんなものなのかを紹介していきましょう。
CFDのトレード手法

CFDのトレード手法は、基本的にスイングトレード(数日に1回取引する)や数週間、数か月といった中長期取引が主な手法です。
もちろんデイトレードや自動売買を使って一日に数回トレードすることもあります。
ただ、FXに比べて取引頻度が少ない手法が中心のトレード手法になります。
スキャルピングと呼ばれる高頻度の取引が禁止されていたり、そもそもできなかったりすることが多いのでそういった点も高頻度な取引が行われていない理由です。
- CFDは中長期の売買が主な手法
- 短期間の売買であるスキャルピングは禁止されている
FXのトレード手法

FXの取引手法はデイトレードや時に数秒、数分、数時間単位の頻繁な取引が行われています。
スキャルピングは、人の手で難しい場合も多く自動売買を利用することも珍しくありません。
こういったトレードが多い理由としてレバレッジをかけても一度の取引では利益が少ないため、利益を積み重ねることが必要な点が挙げられます。
- FXは短期の売買で利益を上げる
- 1回の売買の利益が少ないので頻繁に取引する
CFD投資がおすすめな人

CFD投資がおすすめな人は、あくまで副業としてのんびりと取引したい人です。
課税対象が本業との合算なので、本格的に利益を上げようとすると税率も跳ね上がることやスキャルピングなどができないということから、本格的に投資の時間を設ける必要がない点ものんびり取引したい人におすすめできます。
資産運用の一環として、長期投資にぴったりな金融商品と言えるでしょう。
FX投資がおすすめな人

FX投資がおすすめな人は、本格的に収入を得たい人や時間がある人です。
FX投資はいくら儲けても税率は一律で、税金を気にせずに投資ができます。
また、スキャルピングや自動売買で高頻度の売買をすることも多いので、こまめにチェックする必要があり、時間に余裕のある人がおすすめです。
投資でガッツリ稼いでいきたいという方は、FXがおすすめです。
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▼外貨ex byGMOの評判については以下の記事で解説しています。

CFDとFXの違いまとめ

CFDとFXはともに金融商品としてレバレッジがかけられます。
そのため、実際は手持ち資金が少ない方であっても気軽に投資を行える金融商品でもあります。
もちろん、対象とするものが異なる分、様々なルールの違いがあります。
全く同じ取引というわけではないため、今回触れたFXとCFDそれぞれの特徴についてはきちんと把握し、自分に合った金融商品を選んで取引をするのがおすすめです。
また、CFDやFXを得意とする企業に関しても異なるため、そういった点も把握しながら契約をするようにしましょう。
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