今回は、「EZインベスト証券」についてまとめていきます。
EZインベスト証券は、日本国内でFX取引サービスを提供する外資系のオンライン証券会社です。
外資系ではありますが、東京に本社を置き、金融庁からの登録も受けた、いわゆる「国内FX」のひとつとなります。
しかし、現在の形態でのサービス提供は2016年からとまだ歴史も浅く、あまりなじみのない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、そんなEZインベスト証券のメリット・デメリットを比較、実際の評判・口コミも参考に「おすすめな人/おすすめできない人」まで徹底紹介していきたいと思います!
- 取引ツールにMT4が使える
- NDD方式で価格の透明性が高い
- 取引量の少ないコースはスプレッドが広い
- 新興国通貨がなくスワップトレードに向かない
- 初心者にはより使いやすいDMM FXがおすすめ!
EZインベスト証券のFX取引サービスは外資系らしく、MT4やNDD方式など海外FXの特徴を取り入れた内容となっています。
しかし、スプレッドが変動制で広がりやすく、情報コンテンツにも乏しいなど、初心者にとってはあまり使い勝手のよいサービスとはいえません。
FX取引を始めるなら、まずは低コストで取引ツールも扱いやすいDMM FXでのスタートがおすすめです!
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Contents
EZインベスト証券の概要

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | C |
安全性 | B |
通貨ペア数 | 29種類 |
取引単位 | 1,000/5,000/10,000通貨 |
スプレッド | 変動制 |
スワップポイント | 非公表 |
EZインベスト証券は、東京に本社を置くアメリカ・デラウェア州の「EZTD Inc.」のグループ企業で、日本国内では2016年から現在のFX取引サービス「EZ MT4」の提供を開始しています。
その名称通り、世界的な取引プラットフォーム「MT4(MetaTrader4)」を使用できるのが最大のセールスポイントで、EAを導入すれば自動売買を行うこともできます。
取扱通貨ペアは29種類で、最低取引単位ごとに以下の3種類のコースが用意されています。
- ミニコース:1,000通貨単位(+1.0〜1.2pips)
- ハーフコース:5,000通貨単位(+0.5〜0.7pips)
- スタンダードコース:10,000通貨単位
自動売買には利用できませんが、スマホ・タブレットの専用アプリもあるので、外出先からでもスムーズに取引を行うことができます。
さらに、FX以外にも世界各国の株価指数を対象とした「証券CFD」をMT4で取引できるのも、大きな特長となっています。
EZインベスト証券のメリット
EZインベスト証券のFX取引サービスには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
特に押さえておきたいのは、以下の4点です。
- MT4を使用できる
- NDD方式で透明性が高い
- スキャルピングOK
- 株価指数CFDも取引可能
それぞれ、くわしく説明していきます。
取引ツールにMT4を使用できる

EZインベスト証券では、世界的に人気の高い取引プラットフォーム「MT4」を使用することができます。
MT4は、チャート分析のカスタマイズ性に優れたツールで、EA(エキスパートアドバイザー)の導入・作成を行えば、自分だけのオリジナルな自動売買プログラムを簡単に組むこともできます。
海外FXでは多くの業者が取り入れているMT4ですが、国内FXでは利用できるサービスが限られているため、大きなアドバンテージとなるでしょう。
自動売買に用いることはできませんが、マルチデバイス対応でスマホアプリからでも利用できるので、外出先からでも本格的なチャート分析を行うことが可能です。
2022年8月現在では、MT4のオリジナルEA&インディケーター無料プレゼントや、自動売買に便利なVPS(仮想専用サーバー)を特別価格で提供するキャンペーンなども実施しています。
NDD方式で価格の透明性が高い

EZインベスト証券はNDD(ノンディーリングデスク)方式を採用しているため、約定拒否が起こらないのもメリットです。
NDD方式ではFX会社を通さず、トレーダー同士が直接インターバンク(銀行間取引)市場で取引を行うかたちを取ります。
一方、DD方式ではFX会社を仲介して取引を行うため、業者にとって不利となるような注文は受け付けず、約定拒否となるケースも出てくるわけです。
NDD方式の場合、レートについても業者が決めるわけではないので、より透明性の高い公平な取引を期待することができます。
約定力が高くスキャルピングもOK

NDD方式では約定拒否が起こらない代わりに、希望した価格からズレて約定してしまう「スリッページ」が起こりやすくなります。
しかし、EZインベスト証券では東京のデータセンターにサーバーを設置することでこれをカバー、NDD方式でありながら抜群の約定スピードを誇っています。
MT4の自動売買では頻繁に取引を繰り返すため、特に約定力の高さが重要になってきます。
EZインベスト証券では、その約定力の高さから秒〜分単位で取引を行う「スキャルピング」も公認、ごく短時間のトレードで稼ぐことも可能となっています。
証券CFDでも取引できる

EZインベスト証券では、MT4でFX以外にも証券CFDを取引することができます。
証券CFDとは、日経平均株価やNYダウ平均株価などの「株価指数」を対象に、FX取引と同じような取引を行うものです。
株価指数は市場全体の動きを表すため、複数の銘柄を購入しなくても、自然と分散投資によるリスクヘッジが期待できるという点が大きなメリットです。
EZインベスト証券では、日経225やNYダウを初め、世界各国の主要な株価指数10種類を銘柄として取り扱っています。
EZインベスト証券のデメリット
一方で、EZインベスト証券には見逃せないデメリットもいくつかあります。
なかでも気をつけてほしいのが、以下の4つのポイントです。
- スプレッドが変動制で広い
- 新興国通貨を取り扱っていない
- 入出金に制約が多い
- 情報コンテンツが少ない
メリットと比較して、どちらが自分にとってプラス・マイナスとなるか考えましょう。
広がりやすい変動制スプレッド

EZインベスト証券では、変動制スプレッドを採用しています。
特にNDD方式ではスプレッドが広がりやすい傾向があり、スタンダードコースでは米ドル/円が通常1.0銭前後、場合によっては4〜5銭程度まで広がることもあるようです。
また、EZインベスト証券では取引コースごとにスプレッドが異なり、最も取引量の少ないミニコース(1,000通貨単位)では1.0〜1.2pips、ハーフコース(5,000通貨単位)では0.5〜0.7pipsの上乗せとなります。
変動制スプレッドの場合、あらかじめコスト計算をしておくことも難しいので、資金管理の面でもデメリットといえるでしょう。
その点、国内FXで主流となっている固定制スプレッドでは、たとえばDMM FXなら米ドル/円を業界最狭水準の 0.2銭で提供、取引コストを大幅に軽減させられます。
新興国通貨を取り扱っていない

EZインベスト証券では、メキシコペソや南アフリカランドのような新興国通貨を取り扱っていません。
新興国通貨には金利の高いものが多く、スワップポイントを目的とした「スワップトレード」にもよく用いられますが、EZインベスト証券ではそうした手法が取りにくくなっています。
また、公式サイトなどでスワップポイントを公表していないため、事前にどれくらいの利益が得られるか、という目安も分かりにくくなっています。
スワップトレードを行うのであれば、DMM FXのように高水準なスワップポイントをしっかり公表しているサービスを利用するのがおすすめです。
入出金にさまざまな制限あり

EZインベスト証券では、クイック入金により手数料無料・リアルタイムで入金を行うことができます。
ただし、最低入金額が1万円からとなっているため、それより少ない金額の場合は振込入金を利用しなければいけません。
振込入金では、銀行口座として利用できるのは楽天銀行のみと条件がかなり狭くなっています。
出金についても、残高から一部出金する場合は最低10,000円からの申請となっており、こちらも条件がやや厳しめとなっています。
その点、DMM FXならクイック入金は5,000円からで、振込入金もすべての金融機関に対応、一部出金は2,000円からとより柔軟になっています。
情報コンテンツが少ない

EZインベスト証券は、情報コンテンツの提供をほとんど行なっていません。
そのため、初心者の方は何をすればよいのか分からずとまどってしまうケースも出てくるでしょう。
たとえば、DMM FXでは誰でもスムーズに取引を始められるように「マンガで分かるDMM FX」を掲載しています。
ほかにも、FXの基礎知識や取引のコツなどをコラムで紹介、中級・上級者への道をやさしくサポートしてくれます。
取引をしていく上で欠かせない「為替ニュース」や、「経済指標カレンダー」も、もちろんしっかり提供しています。
初心者にとっては、特にこのような情報コンテンツがあるかないかが大きな差となるので、取引を始めるならまずはDMM FXからスタートしてみましょう。
EZインベスト証券の評判・口コミ

それでは、実際にEZインベスト証券を利用している方々はどのような感想を抱いているのでしょうか?
ここでは、Twitterでの口コミを参考に見ていきたいと思います。
EZインベスト証券の封筒きてログインしたら米ドル円なくて??なったが、右上の➕押したら足せたわ。MT4こんな感じか〜 pic.twitter.com/U3lkAUGbm8
— ポンタ氏の日記 (@MKQoR4qWTGhLgeR) January 21, 2020
日経225のCFDを MetaTrader4 で取引できる国内唯一の業者、EZインベスト証券のMT4 CFD口座で自動売買のEAの運用を開始しました!
まだ売買シグナルは出ていません。
国内の業者なら、CFDの損益は「分離課税の雑所得」となりますので、損失分を3年間の繰越ができます(`_´)ゞ— ジュン( ̄¬ ̄) (@chun3) January 10, 2019
こちらの方々のように、やはりMT4での取引を目的とした口座開設が多い印象です。
なかでも、MT4で株価指数CFD取引したい方にとっては国内で唯一の選択肢となっているようですね。
やっと環境構築♪ EZインベスト証券につなげてみた。次はチャート理解。いつもは簡単なテクニカルしか使ってなかったので、見方に慣れるのと理解に悩む~。とりあえず慣れるまで見続けるしかなさそう
今日はおやすみなさい。— たびまる (@225opop) August 19, 2019
MT4は本格的な取引プラットフォームのため、初心者には扱いづらい面もあることに注意した方がよさそうです。
EZインベストのUSDJPYは実質5.6(Buy 111.6437/Sell 111.6493)※小数点が多い
— aster💫fx (@aster_fx) April 29, 2019
もしかしてと思ったらやはり 笑
EZ前使っていたのですがスプレッドが急に悪くなったり色々あったので使うの辞めました(˘ω˘ )— こつめ (@kotsumefx) March 11, 2022
一方、スプレッドはMT4利用できる国内FX会社と比べてもかなり広めに取られているようです。
変動制スプレッドで、いきなり大きく広がるケースもあるという意見もおぼえておきましょう。
これらの口コミをまとめると、FX取引の初心者やコスト重視の方には、あまりおすすめできないという評判になります。
FXが初めてという方には、低スプレッドで初心者にも分かりやすいサービスのDMM FXがおすすめです!
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EZインベスト証券を使うのがおすすめな人
ここまでの分析をまとめると、EZインベスト証券は以下のような方におすすめできるサービスといえそうです。
- MT4を使って取引したい人
- 株価指数CFDも取引したい人
- 価格の透明性を重視する人
- 約定力の高さを求める人
自分自身の取引スタイルと照らし合わせて、参考にしてみてください。
MT4で自動売買をしたい

EZインベスト証券は国内FXで数少ない、MT4を利用できるサービスです。
本格的なチャート分析や自動売買に取り組みたい方には、有力な選択肢のひとつとなるでしょう。
今なら、EZインベスト証券オリジナルのインディケーター・EAのプレゼントや、VPSを特別価格で提供するキャンペーンも行っています。
さらに、EZインベスト証券では国内で唯一となるMT4での株価指数CFDの取引も提供しています。
FXと組み合わせて、分散投資したい方にも使いやすいサービスといえるでしょう。
約定力の高さで安定したトレード

EZインベスト証券は、国内FXでは数少ないNDD方式を採用しているサービスでもあります。
NDD方式では約定拒否が起こらず、レートもより透明性の高いものとなるので、その点を重視する方にはよい選択となるでしょう。
一方で、約定力も高くスリッページが起こりにくいので、自動売買やスキャルピングのような頻繁に売買を行うトレードにも向いています。
ただし、スプレッドが広めとなっているので、手動の裁量取引でスキャルピングを行うにはコストがかかりすぎて、あまり向いていないといえるでしょう。
EZインベスト証券を使うのがおすすめできない人
反対に、以下のような方にはEZインベスト証券はあまりおすすめできません。
- 取引コストを軽減したい人
- 少額資金で取引したい人
- FX取引を初めて行う人
- スワップトレードが目的の人
思い当たる方は、あらためて別のサービスを探してみた方がよいでしょう。
それなりの資金力が必要

EZインベスト証券は変動制スプレッドを採用しているため、米ドル/円で通常1.0銭前後と取引コストがかなり高めになっています。
特に、1,000通貨単位のミニコースではスプレッドが1.0pips上乗せされるので、少額投資にはあまり向いていないでしょう。
少額資金でできるだけ取引コストをできるだけ抑えたい方には、米ドル/円なら0.2銭とスプレッドが業界最狭水準のDMM FXがおすすめです!
今なら、口座開設で最大200,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンも開催中なので、よりお得に始めることができるでしょう。
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情報コンテンツにとぼしい

EZインベスト証券では、高金利の新興国通貨を取り扱っていません。
公式サイトでスワップポイントの情報も公開していないため、計画的なスワップトレードが行いにくい環境となっています。
初心者向けの案内や市場ニュースなどの情報コンテンツにもとぼしいので、初めてFXを行う方はとまどってしまう可能性があります。
これからFX取引を始めようという方は、初心者向けのコンテンツや取引ツールが充実しているDMM FXでスタートするのがおすすめです!
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EZインベスト証券まとめ

ここまで、「EZインベスト証券」についてまとめてきました。
EZインベスト証券はアメリカの企業を親会社に持つ、外資系のFX会社です。
そのため、MT4やNDD方式の採用など、海外FXの特徴が色濃くあらわれたサービスとなっています。
一方で、変動制のスプレッドは広がりやすく、情報コンテンツにとぼしい、新興国通貨の取り扱いがないなど、MT4を使いこなせる上級者以外にはあまり使い勝手のよい条件とはなっていません。
どうしてもMT4で取引したいという方でなければ、低スプレッド・高スワップポイントで初心者にもやさしいDMM FXでの取引をおすすめします!
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