この記事では、「FXのロンドン時間」についてまとめていきたいと思います。
ロンドン市場やロンドン時間の特徴、見るべき指標、有効な手法についてじっくりと解説していきます。
この記事のポイントは以下の通り。
- ロンドン市場とは
- ロンドン時間の特徴
- ロンドン時間に見るべき指標
- ロンドン時間の取引手法
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ロンドン市場とは
ロンドン市場とは、当然ながらイギリスのロンドンの金融商品の取引される市場です。
FTSE 100が最も有名なロンドン株価指数で、ロンドン証券取引所で取引される有力な100社の平均価格です。
そして、ロンドンは株式市場も大規模ですが、為替市場がダントツで世界最大の取引所となっています。
なので、FX取引ではロンドン市場とその特徴を知ることはトレードで大きく勝つためにとても重要になります。
世界最大の為替市場
ロンドンは世界最大の外国為替取引の市場です。
下の表を見ると分かる様に、ロンドンの為替取引のシェアがダントツで1位であることが分かります。
2016年の世界の為替取引量とシェア
順位 | 国 | 取引額 | シェア |
1位 | イギリス | 2兆4620億ドル | 43% |
2位 | アメリカ | 1兆2720億ドル | 17% |
3位 | シンガポール | 5170億ドル | 8% |
4位 | 香港 | 4370億ドル | 8% |
5位 | 日本 | 3990億ドル | 5% |
(引用: wikipediaより)
ロンドン市場のシェアが世界の外国為替市場の43%を占めていることが分かります。
この外国為替市場というのは、主に銀行間の外国通貨の売買業務(ディーリング)です。
シティ・オブ・ロンドンには、世界でも有数の主要銀行の多くが拠点をおいています。
その背景にあるのが、大英帝国時代の世界貿易の中心的な市場の役割を担っていたことや産業革命の発祥地であったことが、ビジネスにまつわるお金の取引の中心地であったことに関係しています。
しかし、第一・二次大戦後、世界経済の中心地としての役割が徐々にイギリスからアメリカにシフトしていきましたが、未だに通貨の取引ではロンドンが主役を握っています。
そして、EU圏内として金融市場の自由化で資金の流通に障壁がなくなったことがロンドンの為替市場としての地位を高めている理由となっています。
ロンドン時間は午後4・5時から
ロンドンの取引開始時間は、イギリス現地時間の8時からです。
イギリスと日本との時差は基本的には9時間ですが、イギリスがサマータイムを導入しているため、夏期1時間早まり時差が8時間となります。
ロンドン市場開始時間 | イギリス時間 | 東京時間 |
夏季期間 | 8時 | 16時 |
冬季期間 | 8時 | 17時 |
先ほども紹介した様に、ロンドン市場の為替市場は規模が大きいので、16・15時からは価格変動がより大きくなります。
特に、ニューヨーク市場が開いた21時からロンドン市場がクローズする24・25時(ロンドンフィキシング)までの3時間が一日の中で最も取引量の多い時間帯になります。
ロンドン時間の特徴
ロンドンは世界最大の金融市場で取引の規模が大きいと分かりましたが、そのロンドン時間の特徴を知らずには大きく儲けることはできません。
ここでは、そんな日本市場とは少しことなるロンドン時間の特徴を紹介していこうと思います。
最も取引される通貨
ロンドン市場は世界最大の金融市場で、そこで最も取引されるのはやはり
- 米ドル
- ユーロ
- イギリスポンド
の3つです。
FXトレードでいうと、ユーロドルやユーロポンド、ポンドドルなどの通貨ペアの取引が活発になります。
ユーロ圏とアメリカ、そしてユーロ圏とイギリスの貿易・ビジネスに関わる通貨の取引が活発になるので、投機だけでなく実需的な取引も加わり非常に値動きが大きくなります。
もちろん、米ドルやユーロの取引が活発になるので、米ドル円やユーロ円の取引も東京時間よりも活発になってきます。
ボラティリティが大きい
ロンドン市場の2つ目の特徴ですが、やはり「ボラティリティ(変動率)が大きい」ということです。
毎日チャートを見ていると、午前の取引を終えて午後になった東京時間は取引は閑散としてき、ロンドンの取引が始まる午後4・5時くらいなるにつれて、だんだんと変動幅が大きくなってくるのが分かります。
世界中からのマネーが集まるロンドンやヨーロッパの大きな銀行の取引が活発になってくるので、取引される規模の桁が違ってきます。
東京時間では20~30銭くらいしか変動しなくても、ロンドン時間が始まるにつれて1円くらい変動する日も数多くあります。
ロンドン時間は大きく儲けることができる時間帯ですので、この時間に集中して取引することが儲けるための必須条件と言えると思います。
東京時間のトレンドに逆行する場合も
ロンドン市場は大きな資金力をもつために、東京時間のそれまでに形成されたトレンドを崩して、アジア勢のポジションを崩してくるような動きをしてきます。
パターンとしては、
- ロンドン時間序盤で東京時間のトレンドを引き継ぐと思わせてから逆の方向にトレンドが形成する
- 東京時間のトレンドと逆行する方向に見せかけてから、最終的には東京時間のトレンドと同じ方向にトレンドを形成する
などのアジア勢を騙してくるような手にでてくることが多いです。
そう思っていたら、素直にロンドン時間の序盤から強いトレンドを作ることもあり、トレンドに乗ることが難しいことがあります。
なのでロンドン時間の始めの20~30分の動きには特に要注意です。
ロンドンフィキシング
最後に、ロンドン時間の特徴を知る上で重要な時間があります。
ロンドン時間が終わる15時55分から16時まで(東京時間23・24時55分から24・25時)に起こるロンドンフィキシングというものです。
これは、東京時間の仲値(9時55分)と似ており、そのロンドン時間の5分間の間に各通貨の評定価値を決める時間です。
評定価値より逸脱している通貨はその価格に戻すように仕掛けてくる超短期勢もいれば、世界中の証券に投資しているファンドがその通貨ごとの評定価値に基づいてポートフォリオの組み換えなどを行うため、
このロンドンフィキシングと呼ばれる5分間は価格が乱高下します。
特に、月末の日のロンドンフィキシングは、ユーロ圏とイギリス間の貿易の支払い金の調達やファンドのポートフォリオの大きな組み換えなどが起こり、ユーロやポンド、米ドルが大きく変動しやすくなります。
また、その動きに乗じて利益を取ろうとする超短期の投機勢の売買も加わるので、ロンドン16時の30分前くらいからその変動が始まることがあります。
なので、ロンドン時間最後にもその動きにはとても注意が必要になるということですね。
ロンドン時間に見るべき指標
ロンドン時間で見るべき指標を紹介していきます。
指標は以下の様に3つに分けることができると思います。
- 金利関係
- 雇用関係
- 景気動向関係
に区分できます。
それでは具体的にそれぞれ見ていきましょう!
金利関係の指標
金利関係の指標としては、やはり政策金利の発表です。
ヨーロッパのメインの中央銀行は
- ヨーロッパ中央銀行
- イングランド銀行
- スイス国立銀行
です。
ヨーロッパ中央銀行はEU加盟国の内19ヶ国の金融政策を執り行うので、影響力があります。
それではそれぞれの政策金利発表の時間帯を紹介していきます。
ヨーロッパ中央銀行
金利発表‐日本時間20:45(サマータイム) 21:45(通常)
政策発表‐日本時間21:30(サマータイム) 22:30(通常)から1時間
年に8回実施
2021年末より量的緩和政策を終了し、段階的な利上げを開始しました。
イングランド銀行
金利発表‐日本時間20:00(サマータイム) 21:00(通常)
政策発表‐日本時間20:00(サマータイム) 21:00(通常)から1時間
年に8回実施
政策金利は1.75%で維持されており、今後も引き上げは続いていくと考えられています。
スイス国立銀行
金利発表‐日本時間16:30(サマータイム) 17:30(通常)
年に4回実施
ぜひ、日々政策発表の日程をチェックして、政策発表時のトレードを気をつけましょう!
雇用関係の指標
次に雇用関係の指標です。
ヨーロッパの雇用統計は、毎月の月末日17:00(サマータイム時), 18:00(通常時)
イギリスの雇用統計は、毎月の半ばあたりの17:30(サマータイム時), 18:30(通常時)
ヨーロッパの失業率は、多くの国々を含んでおり景気があまりよくない国もあることから比較的高い傾向となっています。
イギリスでは、3.0~4.0%あたりを維持しており、非常に良い状態と言えると思います。
BREXIT後も、この景気状態を維持できるかがポイントとなるでしょう!
景気動向関係の指標
景気動向はインフレ率とGDP成長率となります。
- ヨーロッパ
ヨーロッパのインフレ率は約1.0%と、ECBがターゲットとしている「2.0%に限りなく近い2.0%以下」のターゲットを下回っています。
GDP成長率では0.1~0.3%程度で、かなり低い水準となっています。
- イギリス
イギリスのインフレ率は2.1%と、BOEのターゲットである「2.0%±1.0%」を満たしており、順調の様に見えますが
実際としてはイギリスは高いインフレ率懸念があり、それを金利引き上げにより通貨高にすることでインフレ率をおさえようとしているのが正しい認識です。
さらにBREXITで輸入コストが高くなることからインフレが更に高くなる可能性があります。
GDP成長率は1.2~1.5%と、高いレベルを維持しているように見えますが、インフレによる影響もあるので、実質的に成長しているのかは不明です。
ロンドン時間の取引手法
最後に、おすすめの「ロンドン時間の取引手法」を紹介しようと思います。
これまで紹介してきた内容のポイントをおさえた取引することが大事になります。
それでは一から見ていきましょう!
ドルか欧州系通貨を取引
まずは、米ドルかヨーロッパ系の通貨をメインに取引することです。
それはやはり、取引量が多いからです。
取引量の多い通貨を取引することは、ロンドン時間に大きく儲けるために重要なことです。
為替市場の24時間の内、最も大きく価格が変動する時間帯なので、最も取引規模の大きい通貨に絞って取引することがとても大事です。
序盤の強いトレンドに従う
2つ目に「序盤の強いトレンドに従う」ことです。
ただし、先ほどもお伝えしたとおり、最初の始めの20~30分あたりは東京時間のトレンドと逆行するような動きをみせてくることがありますので、
本当のトレンドを見極めた上でトレードすることが大事です。
ロンドン時間の強いトレンドは序盤にかけて少なくとも1~2時間くらいかけて形成されますので、そのトレンドに乗ることが重要です。
序盤はデイトレ・終盤はスキャルピング
なので、おすすめの手法としては「序盤はデイトレ・終盤はスキャルピング」ということです。
新しいニュースや指標が発表されるので序盤は取引が活発になり、序盤は強いトレンドが形成されやすいです。
ニューヨーク時間が始まる日本時間21・22時まではヨーロッパ勢のトレンドが継続するので、それまではデイトレでトレンドにのりましょう!
そして、日本時間21・22時からはニューヨーク勢が加わるので注目の対象がアメリカの方にシフトしていきます。
なので、ロンドンフィキシングの時間まではどちらかと言うとアメリカ主体のトレードになります。
ロンドン時間最後のロンドンフィキシング(日本時間24・25時)は、5~10分くらいの間に価格が大きく変動することがあるので、スキャルピングでサクッと利益をとっていきましょう!
月末のロンドンフィキシング以外は、短時間の内に一方向的に大きく価格変動することは少ないので、普通のロンドンフィキシングは1~2分くらいのスキャルで利益をとっていきましょう!
なので、端的に言うと「ロンドン序盤はデイトレ・終盤はスキャル」でトレードです。
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おすすめ度 | |
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使いやすさ | A |
安全性 | A |
スワップポイント(米ドル) | 98円 |
スプレッド(米ドル円) | 0.2銭 |
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〈まとめ〉FXのロンドン時間
それでは、最後に今日のまとめをしましょう!
- ロンドン市場とは ‐ 世界最大の為替市場、ロンドン時間は午後4・5時から24・25時まで
- ロンドン時間の特徴 – ドルや欧州系通貨が最も多く取引される ボラティリティが大きい 東京時間のトレンドとは逆行することがしばしば ロンドンフィキシング
- ロンドン時間に見るべき指標 – 金利関係 雇用関係 景気関係の3つ
- ロンドン時間の手法 – 米ドルか欧州系通貨だけ取引 序盤の強いトレンドをフォロー 序盤はデイトレ・終盤はスキャルで勝負
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