今回は、「サクソバンク証券のFX」についてまとめていきます。
サクソバンク証券というと外資系のイメージが強く、何となく敬遠している方もいるのではないでしょうか?
公式サイトにもどこか硬質な雰囲気があり、気軽に利用しづらいという声もありそうです。
しかし、そのサービスは他社と比べて優れた部分も多く、そのまま見過ごすにはとてももったいない内容となっているんです!
今回は、そんなサクソバンク証券のFX取引について、特徴・メリットを徹底的に解説、さらに総評として辛口レビューでまとめていきたいと思います!
- 外資系ならではの独自サービスが多い
- 通貨ペアは150種類超で国内トップクラス
- シンプルかつ高機能な2種類の取引ツール
- Trafingviewとの連携可能
- FX取引の中・上級者におすすめ!

サクソバンク証券のFX取引は、中・上級者向けのサービス内容となっています。
豊富な機能を使いこなしていけば、これまで以上に有利にトレードを進めていくことができるでしょう。
今後さらに上のレベルを目指していきたいというトレーダーの方は、ぜひこちらの記事に目を通してみてください!
サクソバンク証券とは?

サクソバンク証券は、デンマーク・コペンハーゲンのオンライン銀行「Saxo Bank A/S」を親会社・カバー取引先とする証券会社です。
もともと2006年に三井物産の子会社として設立されましたが、2009年にサクソバンク傘下となると、現在までに世界170ヵ国に80万人超のユーザーを抱える巨大サービスへと成長しています。
通貨ペアは150種類以上を取りそろえ、FXのほかにも外国株式やCFD、指数、商品、ETFなど、世界各国20,000銘柄以上の金融商品を取引することができます。
Tradingviewが利用できる証券会社でもあり、それ以外にも自社製の高機能な取引ツールを用意しています。
外資系といっても、金融庁に登録された正式な国内FX会社なので、ユーザーの資産も信託保全でしっかり守られ、安心して利用できるサービスとなっています!
サクソバンク証券の特徴・メリット
サクソバンク証券のFX取引サービスには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
そのおもなポイントとなっているのが、以下の5つの特徴です。
- 150種類以上の豊富な通貨ペア
- 2種類の高機能な取引ツール
- インストール不要のTradingviewが利用可能
- 透明性の高いスプレッド
- 週明けの注文受付開始が早い
それぞれ、くわしく解説していきましょう!
150種類以上の豊富な通貨ペア

サクソバンク証券では、全部で158種類の通貨ペアを取引することができます。
米ドル、日本円、ユーロ、英ポンドなどのメジャー通貨はもちろん、トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソといった新興国通貨まで、さまざまな組み合わせを用意。
ポーランドズロチやハンガリーフォリント、中東のサウジアラビアリアルやイスラエル新シュケルなど、ほかの国内サービスではなかなか見られないようなマイナー通貨も取引することができます。
クロス円(円絡み)以外の銘柄もかなり多いので、他社より幅広い戦略を取っていくことができるでしょう。
株式などの金融商品と合わせ、ひとつの口座で分散投資を行いやすいのも便利です。
2種類の高機能な取引ツール

サクソバンク証券には、2種類の優秀な取引ツールが用意されています。
- 「SaxoTraderGO」:ベーシックなブラウザ版
- 「SaxoTraderPRO」:高機能なPC専用ツール
「SaxoTraderGO」はインストールの必要がなく、ネット上から利用できるので、スマートフォンからでも手軽に取引することができます。
画面もシンプルで分かりやすく、「オートチャーティスト」が取引のチャンスを自動で知らせてくれるので、初心者の方でも迷わずトレードを進めていくことができるでしょう。
一方、「SaxoTraderPRO」は6つの画面に同時に複数のチャートを表示でき、トレードチケットやウォッチリストなども自由に配置することができます。
運用成績もグラフで細かく分析できるので、よりトレードの成績を高めていきたい中・上級者向けにおすすめです。
いずれの取引ツールも、ニュースや市場のデータ、経済指標などつねに最新情報をキャッチしながら、直感的な操作でスピーディーかつスムーズに発注することができます。
アナリストの予想や、口座内の銘柄を評価した口座レポートなどもあるので、うまく活用してみてください。
インストール不要のTradingviewが利用可能

サクソバンク証券では、APIによってさまざまな外部取引ツールと連携することができます。
なかでも、世界中のトレーダーに広く支持されている取引プラットフォーム「Tradingview(トレーディングビュー)」との連携は、ユーザーに大きなアドバンテージを与えてくれるでしょう。
Tradingiewには、チャート分析に使えるインジゲーターが豊富に搭載されており、さまざまな手法に対応可能です。
また、別途インストールする必要がなく、WEB上からそのまま分析ができます。
TradingviewのSNS機能では、他のトレーダーたちとの意見交換ができるので、投資判断の材料が多く揃っていると言えるでしょう。
サクソバンク証券ではほかにも、以下のような外部取引ツールと連携させることができます。
マルチチャート:自動売買も可能な相場分析ツール
OpenAPI for Excel:Excelで資産構成や自動売買を管理
透明性の高いスプレッド

サクソバンク証券は、国内FXでは珍しい変動制スプレッドを採用しています。
スプレッドとは、通貨ペアの「買値(Bid)」と「売値(Ask)」の差額のこと。
FX取引では通常買値の方が高く設定されているため、その分がFX会社にとっての利益(トレーダーにとっては取引コスト)となります。
変動制スプレッドは、「インターバンク(銀行間取引)市場」での為替レートをもとに、より実際の価格に近い値で算出されることが多いです。
一方、固定制スプレッドはFX会社が独自の判断基準で決めているので、そのコストが妥当かどうかは第三者から見てどうしても分かりにくい部分があるのです。
サクソバンク証券ではさらに、インターバンク市場で直接取引できるNDD(ノン・ディーリング・デスク)方式のコースもあり、こちらはより狭いスプレッドでのトレードが可能となっています。
週明けの注文受付開始が早い

サクソバンク証券の週明けの注文受付開始は、以下のように早めの時刻となっています。
- 月曜午前3時〜土曜午前7時(豪州夏時間/米国標準時間)
- 月曜午前3時〜土曜午前6時(豪州夏時間/米国夏時間)
- 月曜午前4時〜土曜午前6時(豪州標準時間/米国夏時間)
※米国夏時間:3月第2日曜日~11月第1日曜日
※豪州夏時間:10月第1日曜日午前2時〜4月第1日曜日午前3時
ほかの国内FX会社ではおおむね月曜午前6〜7時前後開始なので、それと比べてもかなり早いことが分かります。
FX取引は土日に取引時間外を挟むため、週明けの月曜日の開始時には先週末との価格が開いてしまうことがあります。
特に、週末に何か大きな出来事があったときには、その開きも大きくなりがちです。
FXにとって価格変動は大きなチャンスなので、そこでいち早く取引を始められるのは、ほかのFX会社に対してかなり有利になるというわけです。
サクソバンク証券を辛口レビュー

結論からいうと、サクソバンク証券はFX取引の中・上級者にとってとても優れたサービスです。
特に、Tradingviewとの連携はほかの国内FXではなかなか実現できないので、かなりのアドバンテージとなるでしょう。
150種類以上の通貨ペアも、投資戦略を広げていく上でとても役立つはずです。
これらのポイントを踏まえたうえで、FX取引の経験値を上げていきたい、本格的なチャート分析や自動売買を行いたい、などと考えている方にはおすすめできるサービスです!
初心者で興味がある方は、まずは20日間無料のデモ口座から体験してみるとよいでしょう!
サクソバンク証券まとめ

ここまで、「サクソバンク証券のFX」についてまとめてきました。
サクソバンク証券では、150種類超の通貨ペアや、2種類の高機能な取引ツールなど、他社と比べても優れた取引条件がそろっています。
また、Tradingviewとの連携や、透明性の高い変動制スプレッドなど、外資系ならではの国内FXでは珍しいサービスを利用できるのも特徴となっています。
ただし、これらの機能を使いこなし、ポテンシャルを引き出していくには、どうしてもある程度の知識・テクニックが必要となってきます。
本格的にFX取引の向上を目指している方は、ぜひこちらで腕をみがいてみることをおすすめします!
