今回は、バイナリーオプションの両建てについてくわしくまとめていきます。
為替投資には基本となる戦略がいくつかありますが、そのひとつに「両建て」と呼ばれるものがあります。
これは同一銘柄の「買いポジション」と「売りポジション」を同じ量だけ保有するというやり方で、おもに損失をおさえるリスクヘッジとして用いられます。
FX取引の経験があれば、すでに聞いたことがある人や実践したことがあるという人も多いのではないでしょうか。
それでは、この両建てをバイナリーオプションにも活かすことはできるのでしょうか?
ここでは、その具体的な使い方やコツ、そして注意点などについて説明していきたいと思います。
- バイナリーオプションの両建ては「HIGH」と「LOW」の両方を購入
- 値動きがはげしいときはレートからもっとも遠い目標レートで両建て
- レンジ相場のときはレートにもっとも近い目標レートで両建て
- 両建てを行うなら「みんなのオプション」がおすすめ
- 両建てはあくまで損失をおさえるのが第一の目的
とてもシンプルでおぼえやすい手法なので、ぜひこの記事を参考に身につけてみてください!
バイナリーオプションをするならシンプルな画面で使いやすい「みんなのオプション」を使うのが一番おすすめ。
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Contents
バイナリーオプションの両建てとは?
これにより、相場がどのように動いたとしても損益を打ち消し合い、かならずプラスマイナスゼロにすることができます。
FXでの実践例を見てみましょう。
たとえば、米ドル=100円を1,000通貨購入したとします。
価格が95円まで下がると、5円×1,000=5,000円の損失となります。
しかし、99円まで下がった段階で、両建て(売りポジションを持つ)を行ったとします。
すると、そちらのポジションでは4円×1,000=4,000円の利益が出るので、トータルでの損失は-1,000円になります。
つまり、99円以降はマイナスをゼロにおさえることができた、ということになるわけです。
両建て以降は、相場がどのように動いてもつねに含み損益がゼロとなるので、追証や強制ロスカットの心配もなく、
さらに利益に転じるまでじっくり待つという戦略が可能となります。
これと同じように、バイナリーオプションでは同一取引で「HIGH」と「LOW」のチケットを同じ金額分だけ購入することを、両建てといいます。
ただし、バイナリーオプションではFXとまったくルールが異なるので、そのやり方や使い方もおのずと変わってきます。
バイナリーオプションの両建て手法
それでは、実際にバイナリーオプションで両建てを行う方法について、説明していきます。
そのやり方には、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。
- 現在のレートからもっとも遠い上下の目標レートで両建て
- 現在のレートにもっとも近い上下の目標レートで両建て
まずはバイナリーオプションの基本をおさえよう

国内バイナリーオプションでは、ラダーオプションによる取引が中心となります。
これは、現在の為替レートの上下に5〜7本程度の目標レートを設定して、判定時刻にそれぞれのラインを上回る(HIGH)か下回る(LOW)かを予測する、というシステムです。
予測どおりになれば、一定のペイアウト(ほとんどの業者で1,000円固定)を受け取ることができます。
どのラインに達してもペイアウトの金額は変わりませんが、現在の価格レートより離れている目標レートほど安くチケットを購入できるので、より利益率も高くなるという計算です。
バイナリーオプションの両建ては、この目標レートをそれぞれもっとも遠い同士、あるいはもっとも近い同士で組み合わせて購入する方法となります。
もっとも遠い上下の目標レートを購入
以下の例で見ていきましょう。
両建てではそれぞれ、もっとも高いレートより「HIGH」(円安)、もっとも低いレートより「LOW」(円高)を選んでチケットを購入します。
この場合、どちらかの目標レートに達すると利益は以下のとおりとなります。
- チケット購入価格:80円+70円=150円
- ペイアウト:1,000円
- 利益:1,000円-150円=850円
もし予測どおりにいかなかったとしても、チケット代の150円を失うだけで済みます。
このように、現在の価格レートからもっとも遠い目標レート同士で両建てを行うと、損失を最小限におさえつつ高額の利益をねらうことができます。
もっとも近い上下の目標レートを購入
先ほどと同じく、以下の例で見ていきます。
両建てではそれぞれ、上のレートより「LOW」(円高)、下のレートより「HIGH」(円安)のチケットを選んで購入します。
この場合、相場がどのように動いてもかならずどちらかの目標レートには達するので、チケット購入代と損失は以下のようになります。
- チケット購入代:820円+950円=1,770円
- 損失:1,000-1,770=-770円
片方だけ購入していた場合は、それぞれ820円、950円の損失が出ていたことになるので、マイナスを低くおさえられたことが分かります。
さらに、為替レートが2本の目標レートの間におさまった場合は両方とも予測どおりとなり、2,000円-1,770円=230円の利益が出ることになります。
このように、現在の価格レートからもっとも近い目標レートで両建てを行うと、通常の取引よりもかならず損失額を低くおさえることができるようになります。
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バイナリーオプションで両建てを使える場面
バイナリーオプションの両建ては損失をおさえるのが第一の目的なので、利益を出すための条件はかなりかぎられています。
そこで、使用する場面もできるだけ以下の2点にしぼっていく必要があります。
- 価格の上下動がはげしいとき
- 価格がほとんど動かないとき
価格の上下動がはげしい場面
しかし、ペイアウト率が高い分、その確率は当然かなり低くなっています。
そこで、できるだけ相場の上下動がはげしいタイミングをねらって、より効率的に利益をねらうようにしましょう。
両建てのメリットは上下どちらに動いてもカバーできることにあるので、方向まで読む必要はまったくありません。
とにかく、一定以上の値幅で変動しているタイミングがあればそれがチャンスとなります。
価格がほとんど動かないとき
ただし、チケット購入代も合わせて高くなってしまうため、トータルでは結局マイナスとなってしまうケースがほとんどでしょう。
確実に利益を出していくには、どちらの目標レートも達成する、つまり2つのラインの間に為替レートがおさまるようにしなければいけません。
そこで狙い目となるのが、値動きがほとんど起こらなくなるレンジ相場です。
たとえ小さな上下動をくり返していたとしても、その値幅が長く一定の範囲内で保たれているようであれば、それがチャンスとなります。
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バイナリーオプションの両建てのコツ
バイナリーオプションの両建てを成功させるには、何よりも相場の動向を見きわめることが重要です。
そのためには、チャートを見る以外にも以下のようなコツをおぼえておきましょう。
- ニュースや経済指標をチェックする
- 取引量の少なくなる時間帯をねらう
重大なニュースや経済指標をチェックする
為替相場でそれほどの上下動が起こるときには、まず決まって背景に何か大きなニュースがあると考えてください。
たとえば、政策金利やGDP、雇用統計などの経済指標の発表、経済閣僚の発言などがそれにあたります。
ほかにも、選挙結果や外交交渉、紛争、災害、天候など各国の経済におよぼす影響が大きなニュースもきっかけになります。
特に、アメリカ大統領選挙のように、その結果が経済にとってプラスとなるかマイナスとなるか読みにくい場合には、市場が割れて上下動がはげしくなりやすいです。
そのようなチャンスは年に数回あるかないかなので、かならずチェックしておきましょう。
取引量の少なくなる時間帯をねらう
ただし、為替相場は一見動きがないように思えても、ちょっとしたきっかけで急激にトレンドが形成されたりするケースも少なくありません。
特に、取引が活発な時間帯には相場の変動が起こりやすくなるので注意が必要です。
世界中で取引量が増えるロンドン時間やニューヨーク時間をのぞいた、以下の時間帯がレンジ相場になりやすいタイミングとなります。
- 午前2時~午前6時(ニューヨーク市場の後場〜オセアニア時間)
- 午前9時〜午後16時(東京時間)
それ以外にも、目立ったニュースがないかなどもよく確認しておきましょう。
バイナリーオプションの両建てをするならみんなのオプション

バイナリーオプションで両建てを行うなら、「みんなのオプション」を選ぶのがおすすめです。
国内バイナリーオプションでは基本的にどの業者も同じようなルールを採用しているため、どこを選んでもそれほど大きな差があるわけではありません。
そこで重要なポイントとなるのが、取引画面のあつかいやすさです。
「みんなのオプション」の取引ツール「オプショントレーダー」は、大きくて見やすいチャートと発注画面が同時にチェックできるのが特長。
取引に必要な最低限の情報だけを表示しているので、初心者にも分かりやすく、直感的な操作が可能です。
マルチ表示では複数の目標レートを見くらべながらワンクリックで注文できるので、両建てにもまさにぴったり。
FXのチャートとも簡単に切り替えられ、より詳細なチャート分析で相場の動向をたしかめることもできます。
途中売却ができるのもポイントで、両建てが使いにくい場面ではこちらを利用して、うまく損失をおさえていくとよいでしょう!
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▼みんなのオプションについては以下の記事で詳しく紹介しています

バイナリーオプションの両建てをする際の注意点
バイナリーオプションの両建ては、けっして万能な手法というわけではありません。
その目的を知ってうまく使わないと、かえってマイナスを生み出す可能性もあるので、以下の2点については特に気をつけましょう。
- 両建てでは大きな利益をねらいにくい
- 両建てだけで勝率アップを目ざすのはむずかしい
両建てでは大きなプラスを出しにくい
たとえば、現在の価格からもっとも遠い目標レートで両建てを行った場合、予測どおりにいけば数十倍という高いペイアウト率になる可能性があります。
しかし、達成する確率も当然低くなるので、なかなかうまくはいきません。
チケット購入額が安くリスクが小さいのもメリットですが、利益が出るまで何度も両建てをくり返していると、結局トータルでマイナスが上回ってしまうこともめずらしくありません。
両建てで利益を上げられるのは、あくまで相場の変動がはげしいときやレンジ相場のときなど、特殊な場面にかぎられているという認識を忘れないでください。
両建ては勝率を上げるための手法ではない
けっして勝率を高めるための手法ではないことにも、気をつけてください。
たとえば、現在の価格からもっとも近い目標レートで両建てを行うと、どちらか一方はかならず予測どおりになるので、勝率は確実に5割を維持することができます。
しかし、毎回のチケット購入額もかなり高くなってしまうので、結局は両方とも予測どおりにならなければ、トータルでマイナスとなってしまうことがほとんどです。
もともと、「勝率5割を維持しているだけでは利益を出すことはできない」、というのがバイナリーオプションの基本です。
さらに勝率を高め、トータルでのプラスを目ざしていくには、やはりチャート分析などで根拠のある予測をしていくことが欠かせません。
両建ては、そのさいに出るマイナスをカバーするための、あくまで補助的な手法ということをおぼえておきましょう。
▼バイナリーオプションの勝率を上げる方法は以下の記事で詳しく紹介しています

バイナリーオプションの両建てまとめ
両建ては、使いようによってはバイナリーオプションでもとても有効となりうる手法です。
ただし、利用できる場面は、価格の上下動がはげしいときや、逆にほとんど動かないときなど、かなり条件がかぎられていることに気をつけてください。
勝率を上げる基本は、やはりチャート分析などでより確実性の高い予測を立てていくことにあります。
それをふまえたうえで、タイミングよく両建てを利用していけば、よりリスクを減らした取引ができるようになるので、ぜひ活用してみてください!
バイナリーオプションをするなら、取引画面が使いやすい「みんなのオプション」を使うのがおすすめ。
ぜひみんなのオプションでバイナリーオプションの両建てを試してみてください!
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▼初心者の方はバイナリーオプションのやり方についても合わせてご一読ください
