今回は、「ユーロドルのスプレッド」についてくわしくまとめてみました。
ユーロドルは現在、世界で最も多く取引されている通貨ペアです。
日本人だとどうしても円絡みの通貨ペアに注目しがちかもしれませんが、実はそれ以上に扱いやすく、初心者にもおすすめの銘柄のひとつでもあるんです!
しかし、実際に取引するとなると気になるのが、取引コストとなるスプレッドですよね?
ここでは、そんなユーロドルのスプレッドについて、国内FX会社を徹底的に比較、そのなかからおすすめランキングを紹介していきたいと思います!
ユーロドルを取引するなら、「ヒロセ通商」か「LIGHT FX」がおすすめ!
いずれもスプレッドは業界最狭水準、約定力も高く、安定して低コストなトレードを行うことができます。
ほかにも、取引ツールの使いやすさや、情報コンテンツ、キャンペーンなども充実しているので、ぜひ利用してみてください!
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Contents
ユーロドルのスプレッド比較・一覧


各FX会社のユーロドルのスプレッドを一覧表にしてみました。
まずは、こちらの数字をざっと比較してみてください。
| FX会社 | スプレッド |
| FXTF | 0.3pips |
| JFX | 0.3pips |
| LIGHT FX | 0.3pips |
| セントラル短資FX | 0.2pips |
| トライオートFX | 0.3pips |
| ヒロセ通商 | 0.3pips 原則固定 |
| マネーパートナーズ | 0.2pips~0.3pips |
| みんなのFX | 0.3pips |
| DMM FX | 0.3pips |
| GMOクリック証券 | 0.3pips(注1) |
| LINE FX | 0.3pips(注2) |
| GMO外貨 | 0.3pips(注3) |
| 外為どっとコム | 0.3pips※(注4) |
| 楽天FX | 0.4pips |
| OANDA証券株式会社 | 0.5~0.8pips |
| FXブロードネット | 0.3pips |
| 岡三オンライン証券 | 0.7pips |
| SBI FXトレード | 0.3〜1.10pips(段階的) |
| マネックスFX | 0.4pips |
| 外為オンライン | 1.4pips |
(注1)原則固定
(注2)提示時間帯 AM9:00 – 翌日AM5:00
(注3)原則固定※例外あり
(注4)(キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください)
こうして見てみると、国内のFX会社の多くがユーロドルのスプレッドを0.2〜0.4pipsの範囲内に設定していることが分かります。
ただし、スプレッドは同じでも、その条件やサービス内容などによって、FX会社のおすすめ具合は変わってきます。
次項では、さらにFX会社の選び方について詳しく解説していきます!
ユーロドルのスプレッドがおすすめなFX会社を選ぶポイント
ユーロドルのスプレッドを基準にFX会社を選ぶには、どのような点に着目すればよいのでしょうか?
まず、基本となる以下の4つのポイントを押さえておきましょう!
- スプレッドが狭い
- スプレッドが固定制
- 約定力が高い(すべりにくい)
- スプレッド縮小キャンペーン
スプレッドが狭い


FX取引では売買手数料がない代わりに、スプレッドほぼ唯一の取引コストとなっています。
そのため、スプレッドはなるべく「狭い」FX会社を選ぶようにしましょう。
スプレッドとは、通貨ペアを取引する際の「買値(Bid)」と「売値(Ask)」の差額のことを示しています。
FX取引では必ず買値の方が高く設定されていて、その差額分がFX会社にとっての利益となるように設計されているわけです。
なお、スプレッドは通貨ペアの右側(「ユーロドル」なら米ドル)の通貨に対し、0.0001通貨を1pipsとして表します。
※円の場合は、0.01円=1銭
ユーロドルの場合、各社のスプレッドを見てみると、0.3pips以下なら十分に狭いレベルといえるでしょう。
ユーロドルのスプレッドが0.3pips以下のFX会社を選ぼう!
スプレッドが固定制


スプレッドには、固定制と変動制の2種類があります。
ユーロドルの取引を行う際には、必ず固定制のスプレッドを選ぶようにしましょう。
変動制の場合、取引のタイミングによって常に値が変わっていくので、取引コストの計算が難しくなってしまいます。
現在、国内FXではほとんどの業者が固定制となっているので、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、「ネオモバFX」や「SBI FXトレード」、「マネックスFX」のように、取引量に応じてスプレッドが段階的に広がっていくサービスもあるので、よく確認しておいてください。
また、どのFX会社でもスプレッドは「原則固定・例外あり」となっています。
例えば、流動性の少ない早朝や年末年始、価格が大きく変動しやすい重要経済指標の発表時や災害・テロなどのアクシデントがあるときには、スプレッドが広がる場合もあります。
FX会社によっては、通貨ペアや時間帯によって例外を設けているところもあるので、そちらも事前によくチェックしておいてください。
国内FXならスプレッドが固定制で安心!
約定力が高い


ユーロドルのスプレッドでFX会社を選ぶ際には、約定力の高さにも注目しておく必要があります。
FX取引では、トレーダーが発注してから業者のサーバーに届き処理されるまでに、どうしてもわずかなタイムラグが生じてしまいます。
そのため、自分の狙ったタイミングからズレた価格で約定されたり、約定そのものが行われない「約定拒否」が起こったりすることもあります。
いくらスプレッドが狭くても、こういった現象がたびたび起こってしまうと、結果的にマイナスとなることもあるので注意しましょう。
約定力はFX会社のシステム強度に左右されるため、これを強化することでセールスポイントとしているところも数多くあります。
約定力が低いとスプレッドの狭さが台無しになることも!
スプレッド縮小キャンペーン


FX会社によっては、特定の通貨ペアを対象に「スプレッド縮小キャンペーン」を開催していることがあります。
キャンペーン中は普段より狭いスプレッドで取引できるので、どんどん活用してみましょう!
2024年10月時点では、外為どっとコムでユーロ/ドルの業界最狭水準スプレッドキャンペーンが開催されています。


各社でゲリラ的に開催される可能性があるのでチェックしておきましょう。
期間中だけ積極的に取引量を増やしたり、また他社のものでも集中的にサービスを利用してみたりするのもよいですね。
お得なキャンペーンは他社のものも含めチェックしておこう!
【ユーロドルのスプレッド】おすすめ業者ランキング
それではいよいよ、ユーロドルのスプレッドでおすすめのFX会社をランキング形式で紹介していきます!
サービス内容をよく比較して、自分に最も合ったところを選んでみましょう。
※各FX会社のスペックは2024年10月時点のものです
1位 ヒロセ通商


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A |
| 安全性 | A+ |
| スプレッド | 0.3pips 原則固定 |
| スワップポイント | 買い:-59.7円 売り:59.7円 |
| 通貨ペア | 54種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
ユーロドルを取引するのに最もおすすめなサービスは、ヒロセ通商の「LION FX」です!
スプレッドは業界最狭水準の0.3pips、さらに約定スピードも最速0.001秒(平均0.003~0.005秒)と世界最速水準で、安定して低コストなトレードを実現してくれます。
取り扱い通貨ペアも54種類と非常に多く、ユーロドルと合わせてさまざまに戦略を広げていくことができるでしょう。
情報コンテンツが充実しているのも特徴で、元ディーラーの小林芳彦氏による為替情報や悩み相談、一押し戦略などはトレードを進める上で大いに参考となるでしょう!
そしてもうひとつ、ヒロセ通商の代名詞ともなっているのが豊富なキャンペーンです。
口座開設キャンペーンだけではなく、通貨ペアごとの取引高に応じたキャッシュバックや、黒毛和牛などの食品を始めとした、ユニークなプレゼントが数々用意されているのも人気の理由となっています!
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2位 LIGHT FX


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A+ |
| 安全性 | A |
| スプレッド | 0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-55.3円 売り:55.3円 |
| 通貨ペア | 46種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
次にユーロドルの取引でおすすめしたいサービスが、トレイダーズ証券の「LIGHI FX」です!
スプレッドはもちろん業界最狭水準の0.3pips、約定力も99.9%と非常に高いレベルを誇っています。
さらに、スワップポイントが高いのも特徴で、長期トレードにも向いているFX会社です。
そして、LIGHT FX最大の特徴といえば何といってもその使いやすさにあるでしょう。
FXのみに特化したシンプルなサービス内容で、取引ツールも直感的で扱いやすく、初めての方でもスムーズに取引へと進んでいくことができます。
為替ニュースや経済指標アラートも、メールやプッシュ通知で知らせてくれるので、いつどこにいても絶好のチャンスを逃すことがありません。
口座開設キャンペーンも非常にお得で、今なら当サイト限定で最大100万3,000円のキャッシュバックをもらうことができます!
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3位 みんなのFX


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A |
| 安全性 | A |
| スプレッド | 0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-55.3円 売り:55.3円 |
| 通貨ペア | 46種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
「みんなのFX」は、LIGHT FXと同じトレイダーズ証券が提供するFX取引のサービスです。
そのため、スプレッドを始め、スワップポイントや取り扱っている通貨ペアなど、ほとんどのスペックは共通したものとなっています。
それに加えて、みんなのFXでは、独自サービスとして自動売買の「みんなのシストレ」や、バイナリーオプションの「みんなのオプション」も利用することができます。
LIGHT FXに比べ、投資に多少慣れてきた中級者から上級者向けのサービスといえるでしょう。
ほかにも、高機能チャートの「TradingVew」や、現役為替ディーラー井口喜雄の「ディーラーズアイ」など、独自のコンテンツも用意しています。
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4位 JFX


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A |
| 安全性 | A |
| スプレッド | 0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-59円 売り:59円 |
| 通貨ペア | 42種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
JFXでも、0.3pipsの低スプレッドでユーロドルを取引することができます。
ヒロセ通商の子会社となっているため、サービス内容にも共通する点が多くなっています。
約定力の高さはもちろん、スキャルピング公認である点や、食品など豊富なキャンペーンが定期的に開催されているのも同じです。
社長で元為替ディーラーの小林芳彦氏によるオリジナル情報コンテンツも充実、マーケット速報から音声配信、生放送まで幅広く提供されています。
MT4のチャートも利用できるので、より本格的に分析を行って行きたい方にもおすすめです。
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5位 FXTF


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A |
| 安全性 | A- |
| スプレッド | 0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-87円 売り:37円 |
| 通貨ペア | 30種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
FXTFは、今回紹介するFX会社のなかで最も狭いスプレッドとなる0.2pIpsでユーロドルを提供しています。
取引コストの面でいえば、文句なしにトップのサービスといえるでしょう。
それに加え、国内FXとしては珍しく、世界標準となっている取引プラットフォームのMT4を利用できるのも大きな特徴となっています。
ただし、口コミなどでは約定力についてやや不安が残るとの評価も見られるため、今回はこのランクとなりました。
公式サイトの「FXTF情報局」では、初心者から上級者向けに幅広い記事を毎日のように更新しているので、そちらの面でも利用価値のあるサービスとなっています。
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6位 マネーパートナーズ


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | A |
| 安全性 | A- |
| スプレッド | 0.2pips~0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-99円 売り:41円 |
| 通貨ペア | 24種類(nano:18種類) |
| 最小取引単位 | 1,000通貨(nano:100通貨) |
マネーパートナーズでも、業界最狭水準の0.3pipsでユーロドルの提供を行っています。
最大の魅力は何といってもその約定力の高さで、「パートナーズFX」のストリーミング注文なら、非スリッページ仕様で狙い通りの取引を100%実現することができます。
1,000通貨単位の「パートナーズFX」に加え、100通貨単位で取引できる「パートナーズFX nano」も選べるので、少額投資から始めたいという方には最適のサービスとなるでしょう。
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7位 トライオートFX


| おすすめ度 | |
| 使いやすさ | B |
| 安全性 | A |
| スプレッド | 0.3pips |
| スワップポイント | 買い:-99円 売り:55円 |
| 通貨ペア | 20種類 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
トライオートFXは、インヴァスト証券が提供する自動売買のFX取引サービスです。
ランキングから好きなプログラムを選ぶだけで、初心者でも簡単に取引を始めることができるのが特徴です。
さらに、ビルド機能を利用すれば、簡単な設定をいくつか行うだけでオリジナルの自動売買も作成することができます。
ユーロドルのスプレッドも0.3pipsと狭いので、自動売買で取引してみたい方にはおすすめのサービスといえるでしょう。
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ユーロドルの特徴
ユーロドルを実際に取引するには、その特徴をよく知っておくことも大切です。
ユーロドルは、数ある通貨ペアの中でも初心者人気が高い通貨ペアと言えます。
基本となる以下の特徴を踏まえて、うまく運用してみましょう!
- 取引量が最も多い
- 情報収集がしやすい
- 値幅が小さくリスクが低い
- 長期トレンドが出やすい
- 欧米時間に取引が活発化
- ドイツ経済の影響が大きい
取引量が最も多い


ユーロ/米ドル(EUR/USD)は、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。
- EUR/USD (ユーロ/米ドル)→24.0%
- USD/JPY (米ドル/日本円)→13.2%
- GBP/USD (英ポンド/米ドル)→9.6%
- AUD/USD (豪ドル/米ドル)→5.4%
- USD/CAD (米ドル/カナダドル)→4.4%
- USD/CNY (米ドル/人民元)→4.1%
- USD/CHF (米ドル/スイスフラン)→3.5%
- USD/HKD (米ドル/香港ドル)→3.1%
- EUR/GBP (ユーロ/英ポンド)→2.0%
- USD/KRW (米ドル/韓国ウォン)→1.9%
ユーロは欧州連合(EU)の主要な通貨であり、米ドルは国際取引や外貨準備通貨として広く使用されています。
これにより、経済政策や金利、政治的な動向が市場に大きな影響を与え、取引機会が多くなります。
流動性が高く、スプレッド(売買差)が小さいことから、初心者からプロのトレーダーまで多くの参加者が取引を行っています。
情報収集がしやすい


ユーロ/米ドル(EUR/USD)は、マイナー通貨に比べて情報収集がしやすい通貨ペアです。
ユーロ圏やアメリカに関する経済指標、中央銀行(ECBやFRB)の政策、政治動向など、信頼できる情報源が多く、リアルタイムで入手可能です。
また、専門家による分析や市場予測も頻繁に公開されており、トレーダーはこれらの情報をもとに戦略を立てやすくなります。
一方、マイナー通貨では情報が限られており、分析に必要なデータが不十分なことが多いため、取引が難しくなる傾向があります。
値幅が小さくリスクが低い


ユーロドルのレートはとても安定した動きで、そのボラティリティ(価格の変動率)もとても小さなものとなっています。
FXで取引できる通貨ペアは、取引量の少ないマイナー通貨ほど変動幅が荒いです。ユーロドルのようなメジャー通貨は値幅があまり大きくなりません。
アクシデントが起きた場合などでも暴落のリスクが低いため、初心者でも取り扱いやすい通貨ペアといえるでしょう!
一方で、短期間で大きな利益を上げていくことも難しいので、できるだけ長期的な視野で運用していくことが求められます。
安定的な値動きでリスクの低い通貨ペア!
長期トレンドが出やすい


ユーロドルは、通常時はとても安定した値動きをしています。
しかし、一度トレンドに入ると、それに従って長く大きな変動を見せやすいという特徴もあわせ持っています。
特に、欧州中央銀行(ECB)や米連邦準備制度(FRB)の金融政策の変動が大きなトレンドを生みやすく、これに伴って長期的な上昇や下降の動きが発生しやすくなります。
また、流動性が高いことから、トレンドの発生時に急激な価格変動が少なく、比較的安定してトレンドを追いやすい点も、トレーダーにとって魅力です。
したがって、ユーロドルを運用する際には、チャート分析がとても効果的となるでしょう。


EUR/USDのチャートで見ると、米ドル高の影響もあり長期的な下降トレンドを形成していましたが、2023年から転換して上昇中です。
特に長期的なトレンドに注目して、変動のタイミングをはかってみてください。
一旦トレンドに入ると長期に渡って続きやすい!
欧米時間に取引が活発化


ユーロドルの取引は、ロンドン市場がオープンとなる日本時間午後4頃から活発化します。
その後、ニューヨーク市場がクローズとなる午前6時まで取引は続き、その間が値動きしやすい時間帯となります。
参考に、それぞれの時間帯を日本時間で以下に示しておきます。
- ロンドン時間:PM4:00〜AM2:00
- ニューヨーク時間:PM9:00〜AM:7:00
なお、以下のサマータイム期間中は、それぞれの時間帯が1時間ずつ遅くなります。
- ロンドン:3月最終日曜日〜10月最終日曜日
- ニューヨーク:3月第2日曜日〜11月第1日曜日
特に、両者の時間帯が重なる午後9時〜午前2時まではより大きな変動が起こりやすくなるので、初心者の方は注意してください。
日本時間午後4時〜午前6時に値動きしやすい!
ドイツ経済の影響が大きい


ユーロドルの価格予想をする上で、絶対に欠かせないのがドイツ経済の動向です。
現在、EU加盟27ヵ国のうちユーロを導入しているのは19ヵ国ですが、その名目GDPのうちおよそ3割をドイツが占めています。
したがって、ユーロドルの分析を行う際には、ユーロ圏全体よりもむしろドイツの経済指標により注目していく方がよいでしょう。
もちろん、それと合わせてECB(欧州中央銀行)の金融政策が最重要ポイントです。
一方、米ドル側については、雇用統計とFRB(連邦準備制度)の金融政策が大きく影響するので、そちらをよく見ておいてください。
ユーロの値動きはドイツ経済とECBの政策金利が重要!
ユーロドルの価格推移と今後の見通し
ここからは、ユーロドルがこれまでどのように価格推移してきたのかを詳しく見ていきます。
今後の見通しについても解説していくので、ぜひみなさんの予想の参考にしてみてください!
これまでの価格推移
まずは、2010年~2022年までの価格動向を見ていきましょう。


リーマン・ショック以後は激しく上下を繰り返してきたユーロドルですが、2012年以降になるとその動きも落ち着き、1.2〜1.4ドルの価格帯で安定的な推移となります。
ところが、2014年6月にECB(欧州中央銀行)が金融緩和政策でマイナス金利を導入すると再び下落、2015年初頭にはギリシャ危機再燃への不安も高まり、3月までに1.04ドルまで大きく値を落としてしまいます。
さらに、この頃からイギリスでEU離脱(ブレグジット)の議論が持ち上がり、その影響もあって2015〜2016年は1.05〜1.15ドルの低空飛行が続きます。
しかし、2017年6月になるとECBが量的緩和を終了、利上げに転じたことでユーロドルも上昇し、ギリシャへの追加融資で経済危機が回避されたことも追い風となって、1年間で1.0ドル台から1.2ドル台までの回復を果たすこととなります。
その後は、イギリスとの間で離脱交渉が難航したこともあり、やや下落傾向が続きますが、2019〜2020年は1.1ドル台の落ち着いた価格推移となっています。
しかし、2022年は米金利引き上げの影響で米ドル買いが進み安値を更新しました。
ECBの金利政策に伴い上昇・下落トレンドが発生してきた
【2024年10月】ユーロドルの今後の見通し
続いて、2022年~2024年10月現在までのユーロドル価格動向を見ていきます。

しかし、2022~2023年は米金利引き上げによる米ドル買い圧力から長期的な下落トレンドが発生していました。
しかし、2023年からは米経済悪化懸念や、ECBでの利上げもあり反発します。
FRBとECBはインフレを抑制するために金利を上げてきましたが、2024年10月現在は両者が利下げサイクルに入っています。
金融政策に違いがないことから、現在はレンジ相場を形成中です。
まだ明確な相場の方向性は決まっていませんが、もしトレンドが出るとすれば以下のような要因になると見ています。
- 中東情勢の悪化によるリスクオフ懸念
- 2024年11月米大統領選での不確定要素
- 米・EU経済の動向
- 両者の利下げペースの違い
ユーロドルのスプレッドまとめ


ここまで、「ユーロドルのスプレッド」についてまとめてきました。
ユーロドルはとても値動きの安定した通貨ペアで、初心者の方でも安心して運用できる銘柄のひとつです。
スプレッドも各社0.3pips前後と狭く、低コストで取引することができるでしょう。
現在はアメリカの景気回復がより強い傾向にあり、早期の利上げも予想されるため、ユーロドルの下落に備えて売りポジションでの運用も考えておいたほうがよさそうです。
「ヒロセ通商」や「LIGHT FX」なら、より優れたサービス内容で快適なトレードを実現できるので、ぜひ口座開設を検討してみてください!
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