今回はイギリスの上位の100企業の株価の指数を表したFTSE100について、初心者の方でもわかるようにチャート画像を用いて解説していこうと思います。
FTSE100は日経225やNYダウなどの有名な株価指数と違って、情報があまりないということで、投資している人は比較的少ないように感じます。
そこで、FTSE100の概要やこれから投資をしたいと思っている初心者の方に向けて、徹底的に解説します。
本記事では、FTSE100のメリットやデメリット、価格の推移や今後の予想についてまとめます。
- FTSE100はイギリスの上位100銘柄で株価指数
- 日本でも有名な企業も含まれている
- レバレッジを10倍までかけて取引可能
- FTSE100は今後上昇すると予想されている
- 過去の推移から下落する可能性も考えられるので注意が必要
- FTSE100の取引をするならIG証券がおすすめ

\口座開設&取引で5万円もらえる!/
Contents
FTSE100とは?
FTSE100とはロンドンの証券取引所に上場している銘柄の株価指数のことです。
ちなみにFTSE100の読み方は「エフティーエスイーひゃく」です。
イギリスの代表する企業の株価のことで、日本で言うと日経255と同じようなものになりますね。
FTSE100はイギリスを代表する100の企業の株価を指数化したものですが、日経225は日本を代表する225の企業の株価を指数化したものです。
FTSE100を構成している銘柄は、
- アストラゼネカ
- ユニリーバ
- HSBCホールディングス
- グラクソ・スミスクライン
- ディアジオ
などの、日本でも有名な銘柄で構成されています。
特に2020年から世界中で流行ったコロナウィルスで注目を集めたアストラゼネカや、シャンプーなどで有名なユニリーバもFTSE100を構成している銘柄ですね。
FTSE100の特徴・メリット
FTSE100の特徴やメリットについて紹介していきます。
- レバレッジをかけられる
- 分散投資ができる
- 配当利回りが比較的高い
- 少ない必要証拠金で取引が可能
FTSE100の特徴とメリットをこちらの順番で解説します。
レバレッジをかけられる

まず、FTSE100はレバレッジをかけて取引をすることが可能です。
FTSE100などの株価指数CFDは、レバレッジ10倍で取引をすることができます。
なので、比較的少ない金額からFTSE100の投資を始められるので、投資初心者の方でも手が出しやすいのです。
レバレッジ10倍をかけられるからといって、レバレッジをかけ過ぎてしまうと大きな損失をする可能性も出てきます。
思った方向に価格が伸びれば大きく利益を残すことができるかもしれませんが、その分損失も大きくなるので、レバレッジをかけるのは注意が必要です。
分散投資ができる

投資はどこか一つの企業の株を購入する方が多いですが、FTSE100のように複数の銘柄で構成されている株価指数を投資する方もいますね。
FTSE100のように複数の銘柄で構成されている株価指数に投資することによって、分散投資ができます。
1つの企業に集中して株を買って下がってしまったら、大きく損失をする可能性があります。
しかし、FTSE100の中の銘柄が下がっても他の銘柄が上がっていれば、損失を軽減させることも可能なのです。
自分で複数の株を購入するのも良いと思いますが、FTSE100のように元から構成されている銘柄が決まっていた方が投資しやすいですよね。
これから投資をしようと思っている初心者の方は、FTSE100のような株価指数に手を出してみるのもアリですね。
配当利回りが比較的高い

FTSE100は比較的配当利回りが高いと言われていますね。
- 日経225:1.35%
- NYダウ:2.39%
- FTSE100:3.34%
このように、FTSE100は他の株価指数と比べると、配当利回りが高いことが分かりますね。
配当利回りは簡単に言うと、企業が利益を出した中から、株主に分配をするパーセンテージのことを言います。
株主が分配するお金を配当金と言い、配当利回りが高いとその分もらえる金額も多くなると言うことになります。
日経225やNYダウよりも高いですので、FTSE100の配当利回りは比較的高いことが分かりますね。
少ない必要証拠金で取引が可能

FTSE100は先ほどもお伝えしたように、レバレッジを10倍までかけることができるので少ない必要証拠金で取引をすることができます。
おすすめしているIG証券でも、FTSE100をレバレッジ10倍で取引をすることが可能なのですが、かけすぎると大きく損失を出す可能性があります。
レバレッジをかけることで、少ない金額から取引をすることができるので大きく稼ぐことも不可能ではありません。
しかし、レバレッジをかけて取引をするということは大きく損失を出す可能性もあるので、自分に合ったレバレッジに設定してFTSE100を取引してみると良いでしょう。
\口座開設&取引で5万円もらえる!/
FTSE100のデメリット
続いて、FTSE100のデメリットについて解説していきます。
- イギリスの情報が手に入りにくい
- レバレッジをかけすぎると損失を出す可能性がある
イギリスの情報が手に入りにくい

投資をする時は経済や企業の情報がどのような動きをしているのかを知る必要があります。
FTSE100も同様で、情報を手に入れる必要があるのですが、日本やアメリカと比べると、情報が手に入りにくいのが現実です。
FTSE100で利益を上げたいのであれば、イギリスの情報を手に入れた方がいいので、日本やアメリカと比べると不利になるかもしれませんね。
しかし、全く情報が手に入らない訳ではありませんし、英語圏のサイトを翻訳しながら情報を得ることも可能です。
レバレッジをかけすぎると損失を出す可能性がある

FTSE100のような株価指数はレバレッジを10倍までかけることができるので、少ない金額から取引ができたり、大きく稼ぐことも可能になります。
しかし、レバレッジはかけすぎると損失も大きくなるので、取引をする際は注意が必要です。
順調に価格が上昇していったとしても、いきなりガクッと下落してしまうことも十分に考えられます。
レバレッジはFTSE100に関する情報や今後の予想がしっかり頭に入っている人だと、強い味方になるかもしれません。
しかし、短期間で一気に稼ぎたい!と思っている方は、損失することも意識して上手にレバレッジを設定してFTSE100を取引しましょう。
FTSE100を取引できる証券会社

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A |
安全性 | A |
株価指数のレバレッジ | 最大10倍 |
公式サイト | IG証券の公式サイトはこちら |
FTSE100が取引できるIG証券は、イギリスのIGグループが親会社の企業で、世界15か国でユーザー数が23万人いる大手企業になります。
さらに、約17000以上の金融商品の取引ができるので、FTSE100だけではなく他の株価指数も取引が可能です。
ノックアウトオプションを使うこともできるので、投資初心者だけではなく上級者まで愛されています。
FTSE100などの株価指数だけではなく、幅広い投資ができるIG証券の口座を、この機会に開設してみてください。
\口座開設&取引で5万円もらえる!/

FTSE100のこれまでの価格推移

FTSE100のこれまでの価格の推移はこちらのチャート画像のようになっています。
順調に右肩上がりで伸びているように見えますね。
しかし、たびたび下落している時期があり、最近だと2020年3月のコロナショックの時期に下落が見られましたね。
また、2022年5月には全世界での株価が下落してFTSE100も連動しましたが、すぐに反発をしています。
FTSE100は右肩上がりに上がるのではないか?と予想されている株価指数ですが、コロナショックのようの時のように、何が起こるかわからないのも事実です。
先ほどもデメリットでお伝えしたように、FTSE100の情報が手に入りにくいからといって、収集を怠ると大変なことになりますね。
FTSE100のこれまでの価格の推移を見る限り上がっているように見えますが、今後必ずしも上がるとも限りませんし、下落する時期に入るかもしれません。
さらに以下の6つような出来事があり、FTSE100が下落しました。

- 2000年:ITバブルの崩壊
- 2008年:リーマンショック
- 2015年:チャイナショック
- 2016年:イギリスのEU離脱
- 2020年:コロナショック
- 2022年:度重なる首相交代
2000年:ITバブルの崩壊
アメリカでIT初期にインターネット関連の会社の株が大量に買われた後に、急下落した年です。
ITバブルは世界的な不況となり、FTSE100にも影響を与えました。
チャート画像をいるとわかるように、数年の間下落していることがわかります。
2008年:リーマンショック
アメリカのリーマン・ブラザーズが経済破綻したことで、FTSE100に影響を与えました。
ITバブルの崩壊同様に、一気に下落していることがチャート画像を見るとわかるかと思います。
2015年:チャイナショック
中国株の暴落が起きて、世界的に株安傾向になった年ですね。
確かにFTSE100は下落していますが、ITバブルの崩壊やリーマン・ショックほどの下落は見られませんでした。
その後、順調に回復しているのもチャート画像を見ると確認できます。
2016年:EU離脱
国民投票でイギリスがEUを脱退することが決まった年です。
FTSE100は下落をしましたが、チャート画像を見るとそこまで大きな影響はなかったように感じますね。
2020年:コロナショック
世界でコロナが流行した2020年に、FTSE100は一気に下落しましたね。
FTSE100だけではなく、他の株価指数も同様に下落しました。
チャイナショックやEU離脱の時よりも急下落しているところを見ると、コロナが与えた影響がどれだけ大きいものは確認できますね。
2022年:度重なる首相交代
2022年には長期政権を築いていたジョンソン氏が首相を辞任しました。
支持率低下が深刻になったことで、辞任を迫られる形になっています。
しかし、後任となったリズ・トラス氏は財源不透明の政策を打ち出したことで、ポンドや株安の要因を作って早期辞任をします。
度重なる首相交代はイギリス経済にも大きく影響し、結果FTSEも大きく下落しました。
\口座開設&取引で5万円もらえる!/
FTSE100の今後の予想・見通し
続いて、FTSE100の今後の予想と見通しについて解説していこうと思います。
- イギリスが段階的利上げに踏みきった
- イギリスの成長率が懸念されている
- 短期的には下がる可能性もある
FTSE100の今後の予想と見通しについて、順番に解説します。
イギリスのが段階的利上げに踏みきった

FTSE100は長期的に見ると、右肩上がりに上昇するのではないかと予想されています。
上昇する理由の一つとして、イギリスの利上げが挙げられます。
イギリスのマイナス金利について、2021年12月金融政策委員会でサプライズ的な形で利上げを実施してきました。
2021年末から段階的な利上げに踏み切り、2023年5月現在では3.50%にまで引き上げられている状況です。
今後も利上げは続くとみられています。
イギリスの成長率が懸念されている

さらに、イギリスの成長率が期待されていました。
2020年から2022年にかけて、G7の成長率が以下のように予想立てられました。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
アメリカ | -3.4 | 5.1 | 2.5 |
ドイツ | -5.4 | 3.5 | 3.1 |
フランス | -9.0 | 5.5 | 4.1 |
イタリア | -9.2 | 3.0 | 3.6 |
日本 | -5.1 | 3.1 | 2.4 |
カナダ | -5.5 | 3.6 | 4.1 |
イギリス | -10.0 | 4.5 | 5.0 |
2020年はコロナの影響で全体的に落ち込みましたが、2021年2022年と成長すると予想されていたのです。
その中でもイギリスの成長率が期待されているので、結果的にFTSE100が上昇するのではないかと考えられていました。
直近の指標ではイギリス経済に逆風となるケースも多く、為替変動のリスクにつながっているので、株価の動向も逐一チェックしておかなければいけないでしょう。
イギリスの調査では、現在の景気不安はEU離脱の影響もあるという見方が増えており、経済に対する不安は広がっています。
\口座開設&取引で5万円もらえる!/
FTSE100に投資する際の注意点
最後にFTSE100に投資をする際に注意すべき点について解説していきます。
- 暴落の可能性を考えてレバレッジに気を付ける
- イギリスの情報を常に仕入れる
- 為替レートの変動もチェックする
こちらの順番でFTSE100の注意点を紹介します。
暴落の可能性を考えてレバレッジに気を付ける

FTSE100は今後上昇すると予想されていますが、必ずしも上昇するとは限りません。
もちろん下落する場合も考えられるので、FTSE100取引をするときはレバレッジに気をつけて取引をすべきですね。
FTSE100に限らずですが、今後上昇すると予想されている個別株や株価指数であっても、下落することを意識しないと大きな損失を出してしまう可能性が高まります。
なので、FTSE100が暴落をする可能性を考えて、上手にレバレッジの設定をしましょう。
イギリスの情報を常に仕入れる

FTSE100はイギリスの100つの企業で構成されていますし、イギリスの経済状況で価格が上下します。
なので、FTSE100を取引したいのであれば、イギリスの情報を常に仕入れるのが大事になりますね。
イギリスの情報を手に入れたいのであれば、海外の投資サイトもチェックしてみるといいでしょう。
英語で記事が書かれていますが、翻訳サイトを使えば英語が分からなくても理解できるはずです。
なので、日本語のサイトだけではなく海外のサイトからもFTSE100やイギリスの情報を手に入れれるようになりましょう。
2023年4月現在は、ロシア・ウクライナ情勢の動向や新政権の行方がイギリスの経済に大きな影響を与えると考えられています。
為替レートの変動もチェックする

FTSE100はイギリスの株価指数なので、ポンドの影響も受けます。
ポンド円などの為替レートの変動でFTSE100の価格も変わってくるので、イギリスやFTSE100の情報だけではなく、ポンド円などの為替レートもチェックしておきましょう。
FTSE100を取引できるIG証券ではFXの取引も可能なので、ポンド円などの通貨ペアのレートも簡単にチェックすることができます。
FTSE100は様々な要因で上下するので、イギリスの情報やFTSE100の情報だけではなく、為替レートも常にチェックしておくといいでしょう。
\口座開設&取引で5万円もらえる!/
FTSE100のまとめ
本記事ではFTSE100について、チャート画像付きで詳しく解説しました。
- FTSE100はイギリスの上位100銘柄で株価指数
- アストラゼネカやユニリーバも含まれている
- レバレッジが10倍までかけて取引できる
- 利上げによって今後上昇すると予想されている
- 下落する可能性も考えられるから取引する際は注意が必要
- FTSE100の取引をするならIG証券がおすすめ
FTSE100はイギリスの上位100銘柄で構成されている株価指数だということがわかりましたね。
日本やアメリカと違ってイギリスの情報は、情報収集しづらいという点があります。
しかし、初心者でも投資している方もいますし、今後上昇すると予想されているので、勉強する価値はアリそうですね。
株価指数はレバレッジが10倍かけられるので、少ない資金から取引が可能です。
しかし、その分損失も大きくなってしまう可能性があるので、投資初心者の方ほどレバレッジの設定は気を付けましょう。
幅広い投資ができるIG証券に、是非この機会に口座開設してみてください!
\口座開設&取引で5万円もらえる!/