今回はVIX指数について、チャート画面を用いて詳しく解説していきます。
VIX指数は別名「恐怖指数」とも言われており、株価が下落すると上昇しやすいことから、リスクヘッジとして投資をする方がいらっしゃいます。
そんなVIX指数を投資初心者の方でもわかりやすく紹介します。
本記事では、VIX指数の特徴やこれまでの株価推移だけではなく、今後どのような値動きをするのかの予想や見通しも合わせてまとめていきます。
- VIX指数は恐怖指数と呼ばれている
- 株価が下落すると上昇する傾向
- リスクヘッジに使っている投資家もいる
- 長期的な投資には不向き
- VIX指数はIG証券で取引するのがおすすめ
- IG証券は初心者にもおすすめの証券会社

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VIX(恐怖指数)とは?
VIX指数(Volatility Index)はこれからの株式市場のボラティリティを表す指標になります。
ボラティリティというのは変動幅のことで、VIX指数の数値が高くなれば変動幅が大きくなるということになります。
つまり、VIX指数の数値が高くなると株式市場が荒れやすくなるので、投資家の将来に対する恐怖や不安が数値として現れます。
さらにVIX指数はアメリカのS&P500を元に計算されているので、S&P500とVIX指数に投資をしてリスクヘッジをしている投資家さんもいるようです。
VIX指数は株式市場が安定していると10〜20を推移しますが、リーマンショックやチャイナショックなどで一気に数値が飛び跳ねます。

2020年のコロナショックではVIX指数が80を超えるほど株式市場にダメージがあったことがわかりますね。
VIXはIG証券で取引できますので、是非この機会に口座開設してみてください。
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VIXの特徴
続いて、VIX指数の特徴について解説していきます。
考えられる特徴は以下の通りです。
- 長期的な投資は向いていない
- リスクヘッジとして使うことができる
- 株価が下落すると上昇する傾向
こちらの特徴を順番に紹介します。
長期的な投資は向いていない

VIX指数は基本的に株価が下がる出来事がないと市場が安定していくので、だんだんと数値が下がっていきます。
なので、買いポジションで長期的に保有する投資はあまり向いておらず、株価が下がった時の短期的な投資の方が向いています。
しかし、VIX指数は買いだけではなく売りでもポジションを持つことが可能なので、株価が下落しなくても利益を上げることは不可能ではありません。
投資家の中ではVIX指数だけではなく、S&P500やアメリカ株と合わせてを保有して利益を上げる方もいるようです。
リスクヘッジとして使うことができる

VIX指数は株価が下がらないと、基本的にVIX指数はだんだん下がっていく特徴があります。
先ほど紹介したS&P500を元に計算をして数値を出しているので、S&P500が下がるとVIX指数が上がりやすくなります。
値動きはお互い反対の方向に動く性質があるので、VIX指数とS&P500を両方とも買うことでリスクヘッジをすることが可能になります。

- 緑と赤のローソク足:VIX指数
- オレンジ色のラインチャート:S&P500
ちなみにVIX指数とS&P500を両方表示されたチャート画面なのですが、S&P500が下がった時にVIX指数が上がっていることがわかると思います。
ですが、同じ分だけ上がったり下がったりしているわけではないので、利益がマイナスにならない方法というとではありません。
VIX指数とS&P500に投資をしてリスクヘッジをすると言っても、注意する必要がありますね。
売却のタイミングがかなり重要となるので、分散をするなら投資戦略の1つとして実践していきましょう。
ポートフォリオの1つとして組み込んで投資するのにおすすめの銘柄と言えます。
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株価が下落すると上昇する傾向

VIX指数はS&P500のような株価指数だけではなく、AmazonやAppleなどのアメリカ株の株価とも連動して動きやすいのが特徴です。

こちらはVIX指数とAmazonの株価なのですがS&P500のように、一方が上がったら下がり、下がったら上がるような値動きをしていることが分かりますね。

こちらはVIX指数とAppleの株価の値動きなのですが、同様な値動きが見られますね。
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VIXを取引できる証券会社

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A- |
安全性 | A- |
特徴 | ノックアウトオプションができる |
公式サイト | IG証券はこちら |
VIX指数はIG証券で取引をすることができます。
IG証券はロンドンの証券取引所に上場しており、VIX指数やS&P500などの株価指数だけではなくFXや株、バイナリーオプションなどの取引を行うことも可能です。
さらに、ノックアウトオプションも使うことができるので、投資の上級者だけではなく初心者の方でも扱える証券会社になります。
是非この機会にIG証券の口座を開設をしてみてください。
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VIXのこれまでの株価推移・チャート
こちらではVIX指数のこれまでの株価推移をチャートを用いて解説していきます。
- VIXとS&P500指数のこれまでの推移
- VIX指数が40を上回った出来事
- コロナショックから段々と下落している
VIX指数のこれまでの株価推移について、こちらの順番に解説していきます。
VIXとS&P500指数のこれまでの推移

VIX指数とS&P500のこれまでの推移をチャート画像で見てみましょう。
S&P500が順調に右肩上がりに伸びているときは、VIX指数が徐々に下がってきているのがチャート画像を見るとわかりますね。
先ほどもVIX指数の特徴として、株価やS&P500が伸びている時はVIX指数が少しずつ下がっていきます。
しかし、株価やS&P500が下がるとVIX指数が上がることも確認できますね。
これまでの株価推移を見ると、VIX指数だけではなく、S&P500の今後の値動きも一緒にチェック必要があるということがわかります。
VIX指数が40を上回った出来事
VIX指数が40超えると、投資家の不安や恐怖感が非常に高まっている数値だと判断されています。
40を超えた過去の有名な出来事は以下の通りです。

- 1998年 ロシア危機
- 2001年 アメリカ同時多発テロ
- 2002年 ワールドコム破綻
- 2008年 リーマンショック
- 2011年 米国債ショック
- 2020年 コロナショック
ロシア危機
ロシア危機とはロシアの通貨であるルーブルの暴落やルーブル建て国際の債務不履行などの金融危機のことを言います。
1997年にアジア通貨危機が発生したことで、輸出産品の価格が大きく下落しロシア経済がかなり落ち込みました。
このことが影響し、VIX指数が40を超えました。
アメリカ同時多発テロ
アメリカで旅客機がビルに突っ込んだ事件によって、VIX指数が40を超えました。
このアメリカ同時多発テロによって翌日の世界的な株安になったことで、VIX指数が急上昇しました。
テロがあった日から4営業日の間、アメリカ株市場が閉鎖したこともVIX指数が上昇した一つの理由だと考えられます。
ワールドコム破綻
ワールドコムはアメリカにあった大手の電気通信事業者のことなのですが、負債額が4兆7000億円で破綻したことでVIX指数に大きな影響を与えました。
このワールドコムが2002年に当時のアメリカ史上、一番の経営破綻でした。
しかし、2008年にリーマンブラザーズが破産したことで負債額が抜かれました。
リーマンショック
リーマンブラザーズはアメリカの大手証券会社でしたが、2008年に経営破綻しています。
負債額が64兆5000億円に上り、アメリカ史上一番大きな倒産となりました。
この出来事がきっかけで世界中の株価が暴落したことで、VIX指数が大きく上昇しました。
ちなみに「マネー・ショート 華麗なる大逆転」という、リーマンショックの中でトレーダーが4000億円もの利益を出す実話を元にした映画ができるくらい、金融市場に大きな影響を与えました。
米国債ショック
2011年8月5日にアメリカ格付け会社スタンダード・アンド・プアーズがアメリカの長期国債の格付けを「AAA」から「AA+」に1段階引き下げました。
アメリカの長期国債は世界で最も安全な投資先だと言われていたので、この格下げによって、世界中で株安になりVIX指数に大きな影響を与えました。
コロナショック
2020年にコロナウィルスが世界中で流行り、世界的に株価が大暴落しました。
株価が暴落したことでVIX指数が急上昇し、最大で85近い数値を叩き出しました。
しかし、コロナショックからVIX指数は段々と下落しています。
コロナショックから段々と下落している

VIX指数はコロナショックが起きてから急上昇しましたが、段々と下落していることがチャート画面を見ると確認できます。
VIX指数が何度か40のラインにタッチする事はあったとしても、コロナが流行り始めた頃と比べると、そこまで上がっていないようにも感じます。
このことからVIX指数は段々と下落をし10〜20の間で推移するように思えますが、また何か世界中で大きな出来事が起きたら上昇する可能性がありますね。
また、2022年5月からは米国株安の影響を受けて上昇しました。
アメリカへのインフレ懸念は続くと考えられており、投資機会は充分にあると言えるでしょう。
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続いて、VIX指数の今後の予想や見通しについて紹介します。
VIX指数の今後は以下の通りになると予想されます。
- S&P500指数の今後の動きも考える
- 災害が影響するから予想しづらい
- 米経済後退懸念の影響
- 今後はコロナ次第で安定する可能性もある
VIX指数の今後の予想を、1つ1つ見ていきましょう。
S&P500指数の今後の動きも考える

コロナショックの影響でチャート画面の左端のように、急激にVIX指数が上昇しました。
しかし、その後はVIX指数が波を打ちながら下がり、S&P500は反対に上昇しています。
というように、VIX指数の投資をするのであればS&P500の今後の動きも考えるべきだと思われます。
S&P500だけではなくアメリカ株も影響されるので、合わせて広く見ていく必要がありますね。
災害が影響するから予想しづらい

VIX指数はS&P500やアメリカ株の影響を受けることがチャート画面を見るとわかりますが、実は災害によって上昇することがあるのです。
大きな災害で企業側にダメージを受けた場合、株価が下がりVIX指数が上がることも考えられます。
しかし、アメリカ以外の国で災害によって企業がダメージを受けても、VIX指数に影響することはそこまでありません。
なので、アメリカの災害に関するニュースも合わせてチェックする必要がありますね。
米経済後退懸念の影響

コロナショック以降停滞しているVIXですが、2023年は急騰もあり得ると考えられています。
2023年現在、アメリカでは利上げの影響もあり相次ぐ地銀の破綻が大きな問題となっているのです。
- 米ファーストパブリック銀行
- シリコンバレー銀行
など
市場関係者の中には、2023年中に3分の1ほどの地銀が破綻するとの見方をしている方もいます。
特に米ファーストパブリック銀行の破綻はリーマンショック以来の規模となっているので、世界経済の懸念が広がっている状況です。
世界的な景気後退懸念が広がればVIXも一時的に大きく上昇すると考えていいでしょう。
経済情勢次第で安定する可能性もある

コロナショックの影響で2020年に一気にVIX指数が急上昇しましたが、2021年から緩やかに下がり、20前後をウロウロしてる状態です。
このままコロナ関連で大きな問題が起きない限り、VIX指数は現在くらいの数値で安定するのではないかと予想することができますね。
2020年以降は、ロシア・ウクライナ情勢悪化や米経済後退、クレディスイスの破綻など大きな問題も起きましたが、コロナショックを超えるインパクトがなかった状態と言えるでしょう。
今後コロナ関連で大きな問題が起きればVIX指数が上がることが予想されますし、他に何か世界規模で問題が起きれば同じように上がっていくはずです。
しかし、特になにもなければVIX指数は安定すると考えられるので、
- 上がるかもしれない・・・
- 安定するかもしれない・・・
二つの視点でVIX指数の投資をしていくといいですね。
S&P500やアメリカ株が下がると判断したら、VIX指数を買ってもいいと思います。
逆にVIX指数が安定すると思ったら、S&P500やアメリカ株を買ってリスクヘッジとしてVIX指数を売りポジションで保有するという戦略を立てられるかと思います。
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VIXを取引する際のQ&A
最後にVIX指数の取引をする際によくある質問をまとめました。
よくある質問は以下の3つが考えられます。
- VIXが取引できるおすすめの証券会社はどこ?
- VIXはいくらから投資ができるの?
- どんな投資方法がおすすめ?
こちらの質問に回答していきます。
VIXが取引できるおすすめの証券会社どこ?

VIX指数が取引できるおすすめの証券会社はIG証券です。
IG証券はVIX指数をCFD取引をすることができるので、買いでも売りでもポジションを持つことが可能になります。
本記事で紹介したように、S&P500やアメリカ株が下落したのであればVIX指数を買うプランを立てるといいでしょう。
株価が安定しているのであれば、VIX指数を売りポジションを持つことで、リスクヘッジとして使うことが可能です。
IG証券ではCFD取引をすることができるので、VIX指数を取引したいのであればこの機会に口座開設をしてみましょう。
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VIXはいくらから投資ができるの?

IG証券は一口から投資をすることができます。
VIX指数は2023年9月現在の価格が13.47ドルなので、日本円に換算すると約2,000円になります。
なので、2,000円から投資をすることができると言うことになりますね。
少ない資金から投資をしてみたい・・・と思っているのであれば、IG証券でVIX指数の取引をおすすめします。
IG証券は他にもFXや株式投資もできる証券口座なので、投資上級者だけではなく初心者の方も扱えます。
どんな投資方法がおすすめ?

VIX指数はS&P500やアメリカ株が下落することで、VIX指数が上昇する傾向があります。
この傾向から投資方法を考えると、S&P500やアメリカ株が上昇すると予想したら、VIX指数を売りポジションを保有してリスクヘッジをする戦略が立ってられます。
逆にS&P500やアメリカ株が下落すると予想したら、VIX指数を買いポジションで保有しておく戦略が立てられます。
- S&P500やアメリカ株が上昇→VIX指数を売ってリスクヘッジ
- S&P500やアメリカ株が下落→VIX指数を買って短期で手放す
しかし、VIX指数はS&P500やアメリカ株が下落から回復して上昇し始めると、VIX指数が段々下がっていく傾向があります。
なので、VIX指数を長期的に保有するのはあまり向いていないと考えられますね。
VIXまとめ
本記事ではVIX指数について、チャート画像付きで初心者の方でも分かるように詳しく解説してきました。
- VIX指数は別名「恐怖指数」と呼ばれている
- S&P500やアメリカ株が下落すると上昇する傾向に
- 比較的、今後の予想がたてやすい
- リーマンショックやコロナショックで急上昇した過去アリ
- 長期的な投資はあまり向いていない
- VIX指数はIG証券で取引するのがおすすめ
- IG証券は無料で開設可能!
VIX指数はS&P500やアメリカ株が下落すると上昇する傾向という、少し違う視点で判断する株価指数でしたね。
これからVIX指数の投資を考えているのであれば、本記事を参考にしてトレードプランを参考にしてみてください。
VIX指数は連動して上がったり下がったりする傾向がありますが、本記事で紹介した通りに値動きするわけではありません。
その時その時の状況によってVIX指数は変動しますので、注意が必要です。
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