今回は、「ポンド円の見通し」についてくわしくまとめていきます。
英ポンドはとても取引量の多い通貨で、日本国内でもポンド円は米ドル円に次いで取引される通貨ペアとなっています。
その人気の理由のひとつとなっているのが、ボラティリティ(値動きのはげしさ)の高さです。
特に、2019〜2020年にかけては、ブレグジットや新型コロナの影響もあって、120円台から140円台とかなり大きな変動が見られました。
2021年以降は上昇傾向にあり、2023年6月現在は173円台で推移しています。
この記事では、そんなポンド円について、これまでの価格推移や予想のポイント、さらに今後の見通しや買い時についても、くわしく解説していきたいと思います!
- 2016年以降はブレグジットの行方が価格に影響
- 2023年は新政権や政策金利の動向がポイント
- EUやほかの国との貿易協定にも注目
- 大手証券会社の2023年予想
- 長期的な上昇トレンドにある今が買い時
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Contents
【2023年最新】ポンド円の現在の価格動向

こちらが2023年5月までのポンド円の最新チャートになります。
チャートから分かる通り、ポンド円は激しい値動きを見せており、非常に魅力的な投資対象と言えます。
新型コロナウイルスのワクチンも次第に普及し、アフターコロナの世界線の見えてきた今は買い時と見ることができるかもしれません。
現在は171円台を推移しており、強い上昇傾向にあります。
2022年3月には152円台でしたが、強い円売りの影響もあって1ヶ月で10円以上の上昇幅を記録しました。
2023年は円も落ち着いていましたが、4月後半から徐々にリスクオフの流れが強くなり、高値を更新する勢いで上昇を見せています。
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ポンド円のこれまでの価格推移
まず、2023年までにポンド円がどのような価格推移をたどってきたのか確認しておきましょう。
FXでは、こうした過去の値動きが予測を立てるうえで重要なヒントとなります。
【2016〜2019年】ブレグジット以降の動き

リーマンショックによる暴落以降、2015年には190円台まで回復していたポンド円ですが、翌年6月23日に行われたEU離脱を問う国民投票で賛成多数となったことが大きな影を落とすことになります。

当日には世論調査などの相反する情報が錯綜し、それにつれて価格も乱高下、結果的にわずか7時間で160円台から133円台へと大暴落する結果を生み出します。

この「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」による影響はその後もつづき、10月には一時的に120円台にまで落ち込みますが、離脱協議がなかなかまとまらず長引いたことから、翌年以降は140円台で安定的に推移するようになります。
その後、2019年6月にはメイ首相が混乱の責任を取り辞任、離脱強硬派のジョンソン首相が就任したことでポンド円も120円台まで下落しますが、9月に下院で「合意なき離脱」を阻止する法案が成立したことで、ふたたび140円台まで回復することになります。
【2020年1〜4月】新型コロナ感染拡大による影響

2020年に入ってからは、イギリスのみならず世界中が新型コロナ感染拡大による影響で大きく経済が落ち込みます。

イギリスでは3月以降に急速に被害が広まり、ポンド円も大きく下落、18日には最安値となる125.99円を記録しました。
これに対し、イングランド銀行(中央銀行)は3月に異例となる2度にわたる計0.65%の緊急利下げに踏み切り、過去最低の0.1%まで政策金利を引き下げます。
その後、23日に本格的なロックダウンが開始されると回復傾向となり、そのまま5月ごろまで130円台前半で推移することになります。
【2020年5〜9月】景気対策による回復

5月13日からロックダウンの制限緩和が段階的にはじまると、それに合わせポンド円も回復、6月には140円台をうかがうまで上昇します。
その後、ふたたび130円台前半まで下落しますが、7月には付加価値税(消費税)の半年間引き下げや、飲食代半額支援策など、政府による景気対策が次々と打ち出されていきます。
さらに、EUで協議が難航していたコロナ復興基金案も合意にいたり、ユーロ相場が全体的に上昇傾向となります。

これに呼応してポンド円もふたたび上昇、8月下旬には2月以来の140円台を回復、9月1日には2020年度の最高値となる141.87円を記録することになります。
【2020年10〜12月】新型コロナ感染再拡大の影響

ところが、8月後半から秋口にかけて、ふたたび新型コロナの感染者数が増加しはじめます。
それにくわえ、9月9日には政府がEU離脱協定を一方的に変更できる法案を議会に提出したことで、ふたたび「合意なき離脱」の懸念が高まっていきます。

その影響もあり、9月下旬にはポンド円が130円台前半まで落ち込んでしまいます。
しかし、EU離脱最終期限の直前となる12月24日にようやくEUとのFTA交渉が合意に達し、30日には「TCA(貿易連携協定)」の関連法案が成立します。
それに歩調を合わせるようにポンド円も右肩上がりとなり、12月30日にはふたたび140円台を突破しています。
【2021年10月~】政策金利と円安の影響で急騰

2021年10月から大幅な下落をしましたが、2021年12月に入って上昇を決めています。
これは、イギリスの政策金利が影響している状態です。
10月には利上げの据え置きを発表したことで、一気に懸念が生まれる結果となりました。
しかし、12月には主要国で初めてコロナ禍での利上げが確定して、その結果急騰を見せたのです。
また、現在は4.00%にまで金利が上昇しています。
その間には、イギリスの景気減速懸念から一時的にポンド安となりましたが、その後は円がすべての通貨に対して相対的に売られた事から、強い上昇を決めています。
【~2023年6月】度重なる首相交代でポンド相場の停滞

2022年6月までは順調に上昇を決めていましたが、その後は高値圏で停滞をします。
イギリスの経済指標が軒並み悪い結果となり、一気にポンドへの売り圧力が強まったのです。

そこに追い打ちをかけるように、2022年7月にはイギリスの首相「ボリス・ジョンソン首相」の辞任が発表されました。
また、新首相のトラス氏も1カ月あまりで辞任をして大きな懸念が生まれています。
円安水準は続いていましたが、期待と不安の入り混じった投資家の動きによりポンド相場は停滞している状況です。
また、2023年2月からは記録的インフレによる大規模なデモ活動がイギリスの主要都市を中心に行われています。
ただ、2023年6月現在は173円台で推移しており、まだまだ上昇トレンドの過程にあると考えていいでしょう。
ポンド円の見通し・予想のポイント
ポンド円の見通しや予想を立てるさいには、かならず見ておくべきポイントがあります。
それらをふまえたうえで、海外ニュースなどチェックしていきましょう。
EUとの関係性

2016年の国民投票でブレグジットが賛成多数となってから、もっともポンド円の価格を左右してきたのがEUとの関係性です。
基本的に、関係が良好になれば上昇しやすく、悪化すれば下落しやすいと考えておけば問題ありません。
その点では、期限ぎりぎりでFTA交渉の合意にこぎつけ、今後も関税ゼロで貿易できるようになったことは大きな好材料といえるでしょう。
ただし、両者の間ではすでにワクチン確保をめぐって対立が起こるなど、信頼関係が大きく低下していることは間違いありません。
FTAでは貿易以外にも、エネルギー問題や犯罪捜査、交通などさまざまな分野での協力課題もあげられているため、これらをうまく処理していけるかどうかが、今後のポンド円の相場にも大きく関係してきそうです。
EUとの関係が良好になるほど英ポンド円も上昇する!
イングランド中央銀行の金融政策

イギリスでは、2020年3月に異例となる月に2度の利下げを行い、過去最低となる0.10%の政策金利を据え置いていました。
新型コロナによる影響で、さらに経済の回復が遅れれば、日本と同じようにマイナス金利を導入する可能性も指摘されていたのです。
しかし、2021年12月に英中銀では利上げの発表が行われて、今後の政策金利にも注目が集まっています。
2022年に入っても追加での利上げが実行されており、今後も金利の上昇が見込めますが、いつか利上げの収束が必ずあります。
その際に投資家がどう考えるかで、ポンドの今後の方向性が定まってくると考えていいでしょう。
利上げが止まるタイミングに注意!!
スコットランドの独立運動

イギリスでは、19世紀から長きにわたってスコットランド独立運動が国内問題となっています。
2014年には、その是非を問う住民投票が行われましたが、そのときには反対多数(55%)でかろうじて否決されました。
しかし、EU離脱をめぐってはスコットランドは残留の意志を示しており、世論調査でもふたたび独立に賛成する声が多数を占めるようになっています。
スコットランドのスタージョン行政府首相はふたたび住民投票を行う考えを表明しており、対立が激化すれば、同じようにEU残留派の北アイルランドや、さらにウェールズでも独立の機運が高まってくる可能性も出てきます。
自治政府によると2023年秋に再度住民投票を行う見通しとなっており、政府の承認が得られなくても投票計画を進めていく方針を示しています。
スコットランドの独立運動がどこまで現実味をおびてくるかに注目!
【2023年】ポンド円の今後の見通し
ここまで、ポンド円の推移や注目すべきポイントについて紹介してきました。
ここからは、それをふまえて実際に2023年の価格がどのように動くのか、その見通しを解説していきたいと思います。
見通し①:新型コロナ対策の事実的終了

いち早く新型コロナのワクチン接種を開始したイギリスでは、すでに2022年5月までにほとんどの国民が接種を済ませています。
イギリスでは、2022年2月にそれまでのコロナ対策案を撤廃しており、マスクなしでの生活や経済活動の再開が行われています。
現在でも1日2万人ほどと多くの感染者を出していますが、今後はコロナを風邪の分類として定めて、衰退した経済を好転させていく狙いです。
しかし、2023年1月現在は中国で新型コロナの感染が爆発しており、世界各国でも対応に追われる事態が再び起こっている状況となっています。
見通し②:EU離脱による貿易貿易結合度の低下

EU離脱については、貿易関係での経済への影響が懸念されています。
イギリスの各企業は、EU離脱後に懸念されていた輸出入の落ち込みを回避するため、様々な対策を行ってきました。
通関手続きが復活したことで物流が停滞し、一部の小売店では食品などが品薄になるといった事態も発生しました。
イギリスの主要輸出市場は、向こう15年で15%も落ち込むとされており、今後の早急な対策が期待されている状況です。
EU諸国では貿易収支の増加が見込まれていますが、イギリスのみ低い成長率が示唆されており、景気衰退が懸念されています。
見通し③:ウクライナとロシア情勢による影響

2022年2月には、ロシアがウクライナのNATO加盟を巡って軍事侵攻するなど大きな話題を生んでいます。
この出来事は、国際社会をけん引するイギリスにとっても他人事ではありません。
イギリスは国をあげて、ロシアへの経済制裁を強めています。
ロシアだけに厳しい政策のように聞こえるかもしれませんが、貿易が従来どおりに進まなくなることは、イギリスの経済にも少なからず影響を与える問題です。
IMF(国際通貨基金)は、G7の中でウクライナ進攻に伴った経済悪化はイギリスが最も大きいと発表しています。
見通し④:新政権への期待と懸念

イギリスでは、ボリス・ジョンソン首相に対する退陣要求の声が強まってきていました。
ジョンソン氏は、2020年に国の定める新型コロナ対策に違反をしていたことが発覚し、国民からの反発を招いていました。
イギリス国民だけではなく、与党内からも反発の声が広がってました。
結果的に、そのような反発が影響し、2022年7月にはジョンソン首相が辞任することが決まりました。
2022年9月にはジョンソン氏の後任としてトラス新首相が誕生していましたが、1カ月余りで辞任してさらに懸念が生まれています。
今後はリシ・スナク首相が就任して今後の手腕に期待が集まっています。
ただし、政治的な不安や懸念はぬぐい切れておらず、今後のポンド相場に大きな影響を与えると考えていいでしょう。
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2023年のポンド円の価格予想
ここからは、さらなる見通しの補強として、2023年の大手証券会社などの価格予想を紹介していきます。
プロの視点を参考にしつつ、最終的な判断をしてみましょう。
野村證券の価格予想

野村証券では、2023年末のポンド円の予想158円としています。
英中銀による金融政策引き締めが重要となるとされており、懸念事項としては英国の経済後退があるとしています。
インフレの警戒感から利上げの実施を行なわれ、長期的にはポンド高が見込めますが、利上げサイクルは収束するとの見方が強いです。
三菱UFJグループの価格予想

三菱UFJグループは、2023年末のポンド円を154円~163円と予想しています。
GDP成長率は前年比で+5%と予想しており、経済再開による期待感はあるとしています。
しかし、物価高は抑制しつつも賃金が上がっていないことはイギリス経済への懸念になっていると悲観的な見方です。
また、今後行われる新政権に向けた選挙後のポンド売りには要警戒との見通しです。
ポンド円の買い時
現在、ポンド円は2020年9月からの長期的な上昇トレンドとなっています。
2021年1月27日には早くも昨年の最高値142.71円を更新し、その後も右肩上がりの上昇で、現在は163円台に到達しています。
このまま上値抵抗線を突き破るのか、あるいは反落していくのかが現在のポイントといえるでしょう。
今後、たとえばイギリス経済の好転などの好材料が出てくれば、さらなる上昇トレンドに進んでいく可能性が十分にありえます。
また、現在は円安の水準が継続している事もあり、このまま円安が継続してくればGBPJPY相場のさらなる上昇が見込めます。
そのタイミングをねらうという意味では、今は絶好の買い時という見方のもでいるかもしれません。
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ポンド円の見通しまとめ

ここまで、「ポンド円の見通し」についてまとめてきました。
現在、ポンド円は半年間近くつづく長期的な上昇トレンドとなっています。
2020年は新型コロナの影響で大きく経済が落ち込んでしまいましたが、年末にはブレグジットも無事完了、いち早くワクチン接種が進むなど、2023年に入って好材料もそろってきています。
今後は、さらなる上昇に進む可能性も高いので、ぜひ状況を見て購入してみてはいかがでしょうか。
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