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【2024年最新】ポンド円の見通し/今後の予想は?上昇も期待できる?!

今回は、「ポンド円の見通し」についてくわしくまとめていきます

英ポンドはとても取引量の多い通貨で、日本国内でもポンド円は米ドル円に次いで取引される通貨ペアとなっています。

お母さん
お母さん
そうだったのね!私はまだ取引したことがなかったわ

その人気の理由のひとつとなっているのが、ボラティリティ(値動きのはげしさ)の高さです。

おばあさん
おばあさん
え…でもそれって、リスクが高いってことよね…?
お金マン
お金マン
そのとおり!でも逆をいえば、それだけリターンも大きくなる可能性があるということなんだ!

特に、2019〜2020年にかけては、ブレグジットや新型コロナの影響もあって、120円台から140円台とかなり大きな変動が見られました。

2021年以降は上昇傾向にあり、2024年10月現在は194円台で推移しています。

お父さん
お父さん
景気回復を目ざす2024年後半も大きなチャンスがあるかもしれないぞ!

この記事では、そんなポンド円について、これまでの価格推移や予想のポイント、さらに今後の見通しや買い時についても、くわしく解説していきたいと思います!

この記事のポイントをまとめると…
  • 2016年以降はブレグジットの行方が価格に影響
  • 2024年は政権や政策金利の動向がポイント
  • 2024年8月にコロナ禍以降の利下げを実施
  • EUやほかの国との貿易協定にも注目
  • 大手証券会社の2024年予想
  • 長期的な上昇トレンドにある今が買い時
  • ポンド円を運用するなら「LIGHTFX」での取引がおすすめ!
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お母さん
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【最新】英中銀がコロナ禍以来の利下げを実施

【最新】英中銀がコロナ禍以来の利下げを実施

イングランド銀行は、政策金利を0.25%引き下げて5.00%にすると発表しました。

この決定は金融政策委員会での議論の結果で、新型コロナウイルス感染拡大による2020年3月以来の利下げです。

この利下げは市場予想通りで、9人の委員のうち5人が賛成、4人が反対しました。意見が分かれた理由はインフレ圧力の緩和が十分かどうかでした。

イングランド銀行は声明で、5月と6月のインフレ率が目標の2%に達したことを指摘し、景気抑制を若干緩めることが適切と述べました。

今後イギリスでは利下げサイクルに入るとされていますが、すでに市場は大きく反応し、ポンドの売りが強い相場が続いています。

【2024年10月】ポンド円の現在の価格動向

【2024年10月】ポンド円の現在の価格動向

こちらが2024年10月までのポンド円の最新チャートになります。

チャートから分かる通り、ポンド円は激しい値動きを見せており、非常に魅力的な投資対象と言えます。

現在は194円台を推移しており、強い上昇傾向にあります。

2022年3月には152円台でしたが、強い円売りの影響もあって短期間で50円以上の上昇幅を記録しました。

2023年は円も落ち着いていましたが、後半から徐々にリスクオフの流れが強くなり、高値を更新する勢いで上昇を見せています。

2024年8月まで上昇を見せますが、現在は英中銀の利下げや日銀の追加利上げの影響もあり、大幅に下落しました。

しかし、過去の価格を見ると、まだ高値圏で推移していると言えるでしょう。

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ポンド円のこれまでの価格推移

まず、ポンド円がどのような価格推移をたどってきたのか確認しておきましょう。

FXでは、こうした過去の値動きが予測を立てるうえで重要なヒントとなります。

お父さん
お父さん
同じような条件では同じような値動きをしやすいのだ

【2016〜2019年】ブレグジット以降の動き

ポンド円の価格推移(2016〜2019年)

リーマンショックによる暴落以降、2015年には190円台まで回復していたポンド円ですが、翌年6月23日に行われたEU離脱を問う国民投票で賛成多数となったことが大きな影を落とすことになります。

ポンド円のチャート(2016年6月)

当日には世論調査などの相反する情報が錯綜し、それにつれて価格も乱高下、結果的にわずか7時間で160円台から133円台へと大暴落する結果を生み出します。

おばあさん
おばあさん
えええ…なんて恐ろしい…
ポンド円のチャート(2017〜2019年)

この「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」による影響はその後もつづき、10月には一時的に120円台にまで落ち込みますが、離脱協議がなかなかまとまらず長引いたことから、翌年以降は140円台で安定的に推移するようになります。

お金マン
お金マン
EU離脱が延期になるほど英ポンドには好影響というわけだ

その後、2019年6月にはメイ首相が混乱の責任を取り辞任、離脱強硬派のジョンソン首相が就任したことでポンド円も120円台まで下落しますが、9月に下院で「合意なき離脱」を阻止する法案が成立したことで、ふたたび140円台まで回復することになります。

お母さん
お母さん
結局ここ数年はずっとブレグジットがポンド円の動きを左右してきたのね

【2020年1〜4月】新型コロナ感染拡大による影響

ポンド円の価格推移(2020年1〜4月)

2020年に入ってからは、イギリスのみならず世界中が新型コロナ感染拡大による影響で大きく経済が落ち込みます。

ポンド円のチャート(2020年1〜4月)

イギリスでは3月以降に急速に被害が広まり、ポンド円も大きく下落、18日には最安値となる125.99円を記録しました。

これに対し、イングランド銀行(中央銀行)は3月に異例となる2度にわたる計0.65%の緊急利下げに踏み切り、過去最低の0.1%まで政策金利を引き下げます。

その後、23日に本格的なロックダウンが開始されると回復傾向となり、そのまま5月ごろまで130円台前半で推移することになります。

お母さん
お母さん
積極的なコロナ対策で底打ちになったわけね

【2020年5〜9月】景気対策による回復

ポンド円の価格推移(2020年5〜9月)

5月13日からロックダウンの制限緩和が段階的にはじまると、それに合わせポンド円も回復、6月には140円台をうかがうまで上昇します。

お父さん
お父さん
景気回復に対する期待が価格を押し上げたな

その後、ふたたび130円台前半まで下落しますが、7月には付加価値税(消費税)の半年間引き下げや、飲食代半額支援策など、政府による景気対策が次々と打ち出されていきます。

さらに、EUで協議が難航していたコロナ復興基金案も合意にいたり、ユーロ相場が全体的に上昇傾向となります。

ポンド円のチャート(2020年5〜9月)

これに呼応してポンド円もふたたび上昇、8月下旬には2月以来の140円台を回復、9月1日には2020年度の最高値となる141.87円を記録することになります。

おばあさん
おばあさん
このままいけば順調にイギリス経済も回復しそう…!

【2020年10〜12月】新型コロナ感染再拡大の影響

ポンド円の価格推移(2020年10〜12月)

ところが、8月後半から秋口にかけて、ふたたび新型コロナの感染者数が増加しはじめます。

それにくわえ、9月9日には政府がEU離脱協定を一方的に変更できる法案を議会に提出したことで、ふたたび「合意なき離脱」の懸念が高まっていきます。

お母さん
お母さん
あら雲行きが怪しくなってきたわ…
ポンド円のチャート(2020年10〜12月)

その影響もあり、9月下旬にはポンド円が130円台前半まで落ち込んでしまいます

おばあさん
おばあさん
これはとっても…ピンチ…!

しかし、EU離脱最終期限の直前となる12月24日にようやくEUとのFTA交渉が合意に達し、30日には「TCA(貿易連携協定)」の関連法案が成立します。

それに歩調を合わせるようにポンド円も右肩上がりとなり、12月30日にはふたたび140円台を突破しています。

お金マン
お金マン
上昇トレンドが継続していたんだ

【2021年10月~】政策金利と円安の影響で急騰

2021年10月から大幅な下落をしましたが、2021年12月に入って上昇を決めています。

これは、イギリスの政策金利が影響している状態です。

10月には利上げの据え置きを発表したことで、一気に懸念が生まれる結果となりました。

しかし、12月には主要国で初めてコロナ禍での利上げが確定して、その結果急騰を見せたのです。

また、現在は4.00%にまで金利が上昇しています。

お金マン
お金マン
2021年の年末から合計で0.90%の利上げを実施したぞ!今後も金融政策の引き締めはあると考えられているな!

その間には、イギリスの景気減速懸念から一時的にポンド安となりましたが、その後は円がすべての通貨に対して相対的に売られた事から、強い上昇を決めています。

【~2023年】度重なる首相交代でポンド相場の停滞

2023年の英ポンド価格推移

2022年6月までは順調に上昇を決めていましたが、その後は高値圏で停滞をします。

イギリスの経済指標が軒並み悪い結果となり、一気にポンドへの売り圧力が強まったのです。

【~2023年】度重なる首相交代でポンド相場の停滞

そこに追い打ちをかけるように、2022年7月にはイギリスの首相「ボリス・ジョンソン首相」の辞任が発表されました。

また、新首相のトラス氏も1カ月あまりで辞任をして大きな懸念が生まれています。

円安水準は続いていましたが、期待と不安の入り混じった投資家の動きによりポンド相場は停滞している状況です。

お金マン
お金マン
リシ・スナク新政権への期待値が相場を動かすと考えていいな!

また、2023年2月からは記録的インフレによる大規模なデモ活動がイギリスの主要都市を中心に行われています。

ただ、2024年10月現在は194円台で推移しており、まだまだ上昇トレンドの過程にあると考えていいでしょう。

ポンド円の見通し・予想のポイント

ポンド円の見通しや予想を立てるさいには、かならず見ておくべきポイントがあります

それらをふまえたうえで、海外ニュースなどチェックしていきましょう。

お金マン
お金マン
ポイントをおさえておけばより効率的に情報収集できるぞ!

EUとの関係性

EUとの関係が上昇のカギ

2016年の国民投票でブレグジットが賛成多数となってから、もっともポンド円の価格を左右してきたのがEUとの関係性です。

基本的に、関係が良好になれば上昇しやすく、悪化すれば下落しやすいと考えておけば問題ありません。

その点では、期限ぎりぎりでFTA交渉の合意にこぎつけ、今後も関税ゼロで貿易できるようになったことは大きな好材料といえるでしょう。

お父さん
お父さん
イギリスにとってEUはとても大切な貿易相手だ!

ただし、両者の間ではすでにワクチン確保をめぐって対立が起こるなど、信頼関係が大きく低下していることは間違いありません。

FTAでは貿易以外にも、エネルギー問題や犯罪捜査、交通などさまざまな分野での協力課題もあげられているため、これらをうまく処理していけるかどうかが、今後のポンド円の相場にも大きく関係してきそうです。

おばあさん
おばあさん
できるだけケンカはせずやり過ごすのが年寄りの知恵よ…
お金マン
お金マン
現時点ではEUもイギリスも経済の懸念がささやかれているから、双方がどのように動くかは重要だな!!

EUとの関係が良好になるほど英ポンド円も上昇する!

イングランド中央銀行の金融政策

イングランド中央銀行の金融政策

イギリスでは、2020年3月に異例となる月に2度の利下げを行い、過去最低となる0.10%の政策金利を据え置いていました。

新型コロナによる影響で、さらに経済の回復が遅れれば、日本と同じようにマイナス金利を導入する可能性も指摘されていたのです。

お母さん
お母さん
スワップポイントもまったく期待できなくなっていたのね…

しかし、2021年12月に英中銀では利上げの発表が行われ、高金利が続いていました。

2024年まで段階的な利上げが実施されていますが、2024年8月1日には利下げを実施しており、徐々に金利は下がる見通しです。

その際に投資家がどう考えるかで、ポンドの今後の方向性が定まってくると考えていいでしょう。

お父さん
お父さん
米国も利下げサイクルに入るとされており、各国で同様の魚動きが見られているぞ!!

段階的な利下げに注意!!

スコットランドの独立運動

スコットランド独立運動

イギリスでは、19世紀から長きにわたってスコットランド独立運動が国内問題となっています。

2014年には、その是非を問う住民投票が行われましたが、そのときには反対多数(55%)でかろうじて否決されました。

しかし、EU離脱をめぐってはスコットランドは残留の意志を示しており、世論調査でもふたたび独立に賛成する声が多数を占めるようになっています。

おばあさん
おばあさん
もし独立しちゃったら…つまり国が分かれてしまうの…!?
お金マン
お金マン
そうなったらイギリス経済にも大打撃だね

スコットランドのスタージョン行政府首相はふたたび住民投票を行う考えを表明しており、対立が激化すれば、同じようにEU残留派の北アイルランドや、さらにウェールズでも独立の機運が高まってくる可能性も出てきます。

お父さん
お父さん
独立運動がはげしくなれば国内の混乱は必至だ!

スコットランドの独立運動がどこまで現実味をおびてくるかに注目!

【2024年】ポンド円の今後の見通し

ここまで、ポンド円の推移や注目すべきポイントについて紹介してきました。

ここからは、それをふまえて実際に2024年の価格がどのように動くのか、その見通しを解説していきたいと思います。

お父さん
お父さん
自分の予測とも照らし合わせてみよう!

見通し①:EU離脱による貿易貿易結合度の低下

EU離脱については、貿易関係での経済への影響が懸念されています。

イギリスの各企業は、EU離脱後に懸念されていた輸出入の落ち込みを回避するため、様々な対策を行ってきました。

通関手続きが復活したことで物流が停滞し、一部の小売店では食品などが品薄になるといった事態も発生しました。

お父さん
お父さん
ブレグジット後の2ヶ月間は大幅なダメージを受けたと言われているな

イギリスの主要輸出市場は、向こう15年で15%も落ち込むとされており、今後の早急な対策が期待されている状況です。

EU諸国では貿易収支の増加が見込まれていますが、イギリスのみ低い成長率が示唆されており、景気衰退が懸念されています。

お母さん
お母さん
EUとの関係だけに気をつけておけばいいというわけではなさそうね

見通し②:ウクライナとロシア情勢による影響

2022年2月には、ロシアがウクライナのNATO加盟を巡って軍事侵攻するなど大きな話題を生んでいます。

この出来事は、国際社会をけん引するイギリスにとっても他人事ではありません。

イギリスは国をあげて、ロシアへの経済制裁を強めています。

お父さん
お父さん
イギリスの大手石油会社シェルはロシアからの撤退が決定したな!

ロシアだけに厳しい政策のように聞こえるかもしれませんが、貿易が従来どおりに進まなくなることは、イギリスの経済にも少なからず影響を与える問題です。

IMF(国際通貨基金)は、G7の中でウクライナ進攻に伴った経済悪化はイギリスが最も大きいと発表しています。

見通し③:新政権への期待と懸念

新政権の手腕に注目

2024年7月には、イギリスの総選挙が4日に行われ、労働党が410議席以上を獲得して圧勝しました。

7月5日にはキア・スターマー党首が新首相に就任し、2010年以来14年ぶりに労働党政権が復活した形です。

前首相リシ・スナクが率いる保守党は、議席数を解散前の半数以下に減らし、歴史的な敗北を喫しています。

スターマー氏は、労働党が大敗を喫した2019年の前回選挙後に党首に就任し、現実的な政策を掲げて党の再建を試みました。

度重なる不祥事や首相の交代が相次いだ保守党は信頼を失い、経済の長期的な低迷や物価の上昇、移民の増加に対する不満も、保守党への支持低下の一因となりました。

14年ぶりの政権交代による新政権の動向は、今後のイギリス経済に大きな影響を与えるでしょう。

お父さん
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2024年ポンド円の価格予想

ここからは、さらなる見通しの補強として、2024年大手証券会社などの価格予想を紹介していきます。

プロの視点を参考にしつつ、最終的な判断をしてみましょう。

お母さん
お母さん
予想も状況に応じていくから継続的なチェックが必要よ♪

野村證券の価格予想

野村証券では、2024年末のポンド円の予想176円としています。

おばあさん
おばあさん
今が200円だから停滞の見通しね!

英中銀による金融政策引き締めが重要となるとされており、懸念事項としては英国の経済後退があるとしています。

利上げサイクルは収束するとの見方が強いです。

2024年後半には利下げに転じるとの見方も強まっており、ポンドの重石になると予測しています。

お金マン
お金マン
期待値も多いが懸念の方が高いわけだな

三菱UFJグループの価格予想

三菱UFJグループは、2024年末のポンド円を171円と予想しています。

おばあさん
おばあさん
こっちも少し価格停滞との見込みね。

しかし、物価高は抑制しつつも賃金が上がっていないことはイギリス経済への懸念になっていると悲観的な見方です。

お父さん
お父さん
プラス面だけでなくマイナス要素もしっかり見ておこう

ポンド円の買い時

現在、ポンド円は2020年9月からの長期的な上昇トレンドとなっています。

2021年1月27日には最高値142.71円を更新し、その後も右肩上がりの上昇で、現在は180円台に到達しています

このまま上値抵抗線を突き破るのか、あるいは反落していくのかが現在のポイントといえるでしょう。

おばあさん
おばあさん
うーん…どっちに進むのかしら…?

今後、たとえばイギリス経済の好転などの好材料が出てくれば、さらなる上昇トレンドに進んでいく可能性が十分にありえます。

また、現在は円安の水準が継続している事もあり、このまま円安が継続してくればGBPJPY相場のさらなる上昇が見込めます。

そのタイミングをねらうという意味では、今は絶好の買い時という見方のもでいるかもしれません。

お母さん
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まさにここが勝負どころ…といった感じね!

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ポンド円の見通しまとめ

ここまで、「ポンド円の見通し」についてまとめてきました

現在、ポンド円は半年間近くつづく長期的な上昇トレンドとなっています。

2023年は利上げの影響で大きく経済が落ち込んでしまいましたが、利下げに転じると経済回復期待に繋がるなど、2024年に入って好材料もそろってきています

今後は、さらなる上昇に進む可能性も高いので、ぜひ状況を見て購入してみてはいかがでしょうか

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