今回は、「ロシアルーブルの今後の予想・見通し」についてまとめていきます。
2月24日から始まったロシアのウクライナ侵攻によって、世界中が不安と混乱に陥っています。
FXでトレードを行っている方のなかには、通貨のロシアルーブルがどうなるか気になっている方も多いのではないでしょうか?
現在の相場はどれぐらいで、このあとどう変化していくのか、そもそもいつまで取引することができるのか…?
この記事では、そんなロシアルーブルの今後の予想・見通しについて、過去の価格推移や注意点にも触れながら、徹底的に解説していきたいと思います!
- ウクライナ侵攻でロシアルーブルは大暴落
- 経済制裁が長引けば回復するのも困難
- 過去の価格推移では原油価格の影響が大きい
- 国内FX会社ではすでに新規注文の受付を停止
- 新興国通貨を取引するならLIGHT FXがおすすめ!

現在の国内FX会社では、残念ながらロシアルーブルの取引は事実上できない状況となっています。
ロシアルーブルに興味を持っていた方は、同じように高金利の新興国通貨での取引がおすすめです!
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Contents
ロシアルーブルの最新価格動向
2022年のロシアルーブルは、ロシアのウクライナ侵攻と世界情勢の変化に伴い、非常に激しい値動きの展開となっています。
年初こそは前年からの好調を維持、2ヵ月間近く1.50円前後を安定的に推移していました。
しかし、前年から緊張が高まっていた隣国ウクライナとの間で、2月半ばから「ロシア人の大量虐殺」を口実に、親ロシア分離派の多いドンバスでの戦闘を激化。
さらに、21日には同地域のドネツク人民共和国・ルガンスク人民共和国の独立を承認し、「平和維持活動」の名目でロシア軍を派遣、3日後の24日にはウクライナへの軍事作戦開始を表明するに至ります。
その動きを受け、西側諸国では各国が経済制裁を発表、28日にはアメリカがロシア中央銀行とのドル取引を禁止、さらに国際間の銀行決済システム「SWIFT(国際銀行間通信協会)」からロシアの主要銀行を排除することも決定されます。
この措置によって、ロシアルーブルは対ドルで30%近く、日本円に対しても20%以上の急落となりました。
これに対し、ロシア中央銀行は当日中に政策金利を9.5%から20%へと大幅に引き上げ、さらに資本規制を行った上で固定相場制度の導入を決めました。
2023年6月現在は、円安の影響もありルーブル円相場は大きく反発を見せている状況です。
ロシアルーブルFXの今後の予想・見通し
ウクライナ侵攻をきっかけに大きく下落しているロシアルーブルですが、今後の展開の予想・見通しはどうなっているのでしょうか?
いくつかのポイントがありますが、それぞれの角度から分析していきましょう。
- 経済制裁によるダメージ
- 緊急利上げの効果
- 原油価格の急騰
- リスクオフによる円高
- 戦争長期化による停滞
予想・見通し①:経済制裁によるダメージが続く

ロシアのウクライナ侵攻に対しては、欧米を中心に国際社会から非常に厳しい経済制裁措置が取られています。
その影響で大幅安となっているロシアルーブルですが、戦闘は当初の予測より長引いており、この状況はまだ当面の間続くと見るべきでしょう。
特に、SWIFTからの排除は国際貿易を困難にし、エネルギー資源の輸出に依存しているロシア経済には大きなダメージとなっています。
通貨の下落を食い止めようにも、ロシア銀行の外貨準備が凍結されているため、為替介入による有効な手立ても打つことができないでいる状態です。
もしも、侵攻が何らかのかたちで終結を迎えたとしても、これらの制裁がただちに解かれることは考えにくいでしょう。
さらに、ロシアがこのままウクライナを支配下に置くような展開となれば、原油や天然ガスの3〜4割を輸出しているEU諸国との緊張も高まり、ますます経済的苦境に追い込まれていくでしょう。
その点では、クリミア併合以降にロシア最大の単独貿易相手国となった中国の出方にも注目が集まるところです。
予想・見通し②:緊急利上げの効果は薄い

経済制裁によって落ち込んだロシアルーブルを立て直そうと、ロシア連邦中央銀行は政策金利を9.5%から20%へ大幅に引き上げました。
通常であれば、それに伴いスワップポイントも上昇するところですが、通貨そのものが不安定となったことから、現在はどの国内FX会社も買い・売りポジションともにマイナスとしています。
現段階では通貨防衛の効果もほとんど見られず、ロシアルーブルは連日の続落となっていたのです。
ロシアでは、2014年のクリミア併合に対する経済制裁でも同様の利上げを行ってきましたが、そのときもやはりあまり効果はなく、対円で1ロシアルーブル=2.0円を下回る低空飛行が続きました。
今回の利上げも、あくまでも経済制裁によるマイナスの方が大きいと考えておいた方がよさそうです。
結果的にルーブルは金利を徐々に引き下げる結果となり、現在は8%にとどまっています。
予想・見通し③:原油価格の急騰もプラスに働かず
「ロシア-今後」
ロシアは世界第3位の原油産出国で、その価格は国内経済と強く結びつき、ロシアルーブルの価格とも連動しています。
今回、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切ったことで世界的な供給不足が懸念され、原油価格も史上最速のペースで急騰しています。
しかし、それによってロシアルーブルの下落に歯止めがかかる様子はありません。
そもそも、現在は経済制裁によってロシアからの輸出そのものが困難となっているため、価格も連動しにくくなっていると考えられます。
ウクライナへの侵攻、およびその影響が長引けば、このような状況もしばらく続くでしょう。
予想・見通し④:リスクオフによる円高が進む

ロシアのウクライナ侵攻により、世界の金融市場に大きな不安や混乱が生じています。
こういったリスクオフ(市場がリスクを避ける)局面では、安定通貨として日本円に資金が流入しやすくなります。
そのため、ロシアルーブルに対してもより円高(=ロシアルーブル安)に拍車がかかっていく可能性があるでしょう。
クリミア併合の際の円高は短期間に終わりましたが、ウクライナへの侵攻は当初の予想より長期化しており、今後もリスクオフによる円高がしばらく続いていくと考えられていました。
現在は、米金利上昇を受け強い円安水準が継続していますが、情勢悪化次第では大きな円高に繋がる可能性があります。
予想・見通し⑤:戦争の長期化による停滞

2022年2月にロシアがウクライナへの軍事進攻をしてから1年以上が経過しました。
当初はロシアが圧倒して戦争は短期的に収束するとの見通しでしたが、現在も続いています。
まだ停戦合意の流れは見えておらず、今後も長期化していくと考えられているのです。
しかし、為替相場では戦争長期化により目立った変動が起きなくなっています。
2023年も引き続きルーブルで大きな変動が起きず、戦争に関する新たな流れが起きた際にブレイクすると考えていいでしょう。
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ロシアルーブルFXのこれまでの価格推移
ここまでのロシアルーブルは、どのような価格推移をたどって現在に至っているのでしょうか?
過去の値動きは今後の予測をする上でも参考になるので、詳しく見ていましょう。
【2000年代】経済成長からリーマンショックまで

現在のロシア連邦は、1991年のソヴィエト連邦崩壊により成立しました。
当初は市場経済への移行に伴うハイパーインフレや、90年代末の財政危機などもあり、順調な船出とはいえませんでしたが、1999年以降はロシアルーブルの切り下げや原油価格の急上昇によって経済を大きく復活させていきます。
2000年にプーチン政権が誕生すると、2003年からはさらなる原油価格の上昇や世界的な景気回復もあり、ロシアは新興経済大国「BRICs」の一角として注目されるに至ります。
2008年7月には原油価格が1バレル=140ドルを上回る史上最高値となり、ロシアルーブル/円も4.2〜4.6円台前半の安定的な推移となりました。
しかし、2008年8月7日〜16日にかけてジョージア(グルジア)との間で南オセチア紛争が勃発すると、ロシアルーブルも下落傾向になります。
さらに、2008年9月15日にはリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する「リーマン・ショック」で世界金融危機が生じ、原油価格も大きく下落、ロシアルーブルは半年間で4円台から2円台半ばまでの急落となってしまいます。
2009年に入るとようやく持ち直しますが、その後も大きく回復することはなく、4月以降は2.8〜3.2円台での推移となりました。
【2010年代】クリミア併合と原油価格の影響

2010年代前半のロシアルーブルは、おおむね2.4〜3.2円台のレンジでの推移となりました。
しかし、2014年2月にウクライナで親ロシアのヤヌコーヴィチ政権が倒れると、国境付近のクリミアで親欧米派との対立が激化、それに乗じてロシアが同地域を制圧、併合するに至ります。
それに対する欧米諸国の経済制裁などもあり、この間にロシアルーブルは下落傾向に転じます。
さらに、アメリカでのシェールオイル開発による供給増で原油価格が急落、ロシアルーブルはわずか半年間で3.0円台から1.6円台と半減近くまで落ち込んでしまいます。
これに対し、ロシア連邦中央銀行は為替介入や利上げなどで通貨の安定化を試みますが、いずれもうまくいかず、11月10日にはこれまでの「管理フロート制」から「完全変動相場制」への移行を発表します。
さらに、12月に政策金利を9.5%から17%に大幅に引き上げたことで、ようやくロシアルーブルの価格も持ち直します。
2015年には再び1.5円台を割るまで大きく落ち込みますが、原油の価格上昇に伴い2016年半ばから2017年にかけて一時2.0円台まで反発します。
その後も、アメリカが利上げに転じたことで多くの新興国通貨が下落するなか、ロシアルーブルは1.5〜1.8円台の堅調な推移となりました。
【2020〜2021年】新型コロナからの景気回復

2020年のロシアルーブルは、2月以降の新型コロナの世界的な感染拡大に大きな影響を受けます。
それに加え、2020年3月にはOPECプラスで原油の協調減産の協議が決裂、ロシアとサウジアラビアが増産を表明したことで価格が暴落し、ロシアルーブルも半月足らずで1.7円台から1.3円台まで急落してしまいます
コロナの感染拡大が落ち着いた4月以降はロシアルーブルも持ち直し、原油価格の上昇とともに一時1.6円台まで回復します。
しかし、8月にロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂が取り沙汰されると、欧米諸国との間で再び対立が表面化、さらに原油安やロシア国内でのコロナ感染者増もあって、11月2日には史上最安値となる1.3015円を記録してしまいます。
それでも2021年に入ると、各国の経済対策やワクチン普及などで世界経済が全体的に回復傾向となり、原油高も重なって、ロシアルーブルも7月までに1.5円台まで戻します。
さらに、3月からの利上げで政策金利も12月までに4.5%から8.5%まで上昇、その追い風で10月26日にはコロナ以降の最高値となる1.6401円を記録しています。
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ロシアルーブルに投資できるFX会社
国内FXでは、まだロシアルーブルを取り扱っている業者はそれほど多くありません。
今回はそのなかでも、特におすすめの3社について紹介していきます!
- LIGHT FX
- みんなのFX
- 外為どっとコム
LIGHT FX

LIGHT FXでは、2021年6月5日からロシアルーブル/円の取り扱いを開始しています。
ウクライナ侵攻以前はスプレッドが原則固定0.5銭、スワップポイントも1万通貨あたり1日20円程度と、業界最高水準の条件で提供していました。
新興国通貨のトルコリラ/円や南アフリカランド/円、メキシコペソ/円でも低スプレッド・高スワップポイントの好条件となっているので、ぜひそちらで取引してみてはいかがでしょうか?
LIGHT FXは、取引ツールもシンプルかつ分かりやすい操作性とデザインで、初心者の方にもとても始めやすい環境となっています。
上級者向けには、本格的なチャート分析も可能な「アドバンストレーダー」も用意しているので、ぜひチャレンジしてみてください!
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みんなのFX

みんなのFXはLIGHT FXと同じトレイダーズ証券が提供するFX取引サービスです。
LIGHT FXと同様に、2021年6月5日からロシアルーブル/円の取り扱いを開始、その取引条件やルールなどもほとんど共通したものとなっています。
LIGHT FXとの最大の違いは、自動売買のシステムトレードや、バイナリーオプションなどでも取引を行えるという点です。
情報コンテンツの豊富さやデモ取引があるのも特長で、ある程度トレードに慣れてきた中・上級者の方におすすめのサービスです。
こちらもLIGHT FX同様、すでにロシアルーブル/円の新規注文は受付を停止しているので、トルコリラ/円やメキシコペソ/円など、ほかの新興国通貨での取引をおすすめします!
当サイト経由で口座開設すれば、最大40万円+5,000円のお得なキャッシュバック貰えるので、ぜひこの機会に始めてみてください!
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外為どっとコム

外為どっとコムの「外貨NEXT neo」も、ロシアルーブルを取引するのにおすすめのサービスです。
LIGHT FXやみんなのFXと同じように、以前はスプレッド0.5銭や高スワップポイントでの提供を行っていましたが、こちらも現在は新規注文の受付を停止しています。
そのほかのトルコリラ/円やメキシコペソ/円などの新興国通貨でも同様の有利な条件となっているので、興味のある方はそちらでの取引をおすすめします!
外為どっとコムでは、セミナーや動画など、基礎から学べる初心者向けのコンテンツも豊富に取り揃えています。
定期的に自動発注で買付する「FX積立」や、バイナリーオプションなどの取引も利用できるので、興味のある方はぜひ口座開設してみてください。
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ロシアルーブルに投資する際の注意点
ロシアルーブルに投資するにあたっては、いくつかの注意しておくべき点があります。
特に、以下の3点については実際の取引前によく確認しておきましょう!
- 為替相場が急変しやすい
- ファンダメンタルズ分析が重要
- 政治情勢によっては取引できない?
為替相場が急変しやすい

ロシアルーブルの為替市場における取引高は、世界全体で1%程度とメジャー通貨に比べてかなり少ない割合となっています。
このように取引量の少ないマイナー通貨は、ちょっとしたハプニングで急激な価格変動が起こりやすいので気を付けてください。
特にロシアルーブルは、今回のウクライナ侵攻のように地政学的なリスクを受けやすい通貨なので注意が必要です。
ほかにも、重要経済指標や金融政策の発表前後などは、初心者はなるべく取引を避けた方がよいでしょう。
為替相場が急変しているときは、スプレッドも広がるケースがあるので気を付けてください。
ファンダメンタルズ分析が重要

ロシアルーブルは、原油価格や政治情勢にとても大きな影響を受ける通貨です。
そのため、ロシアルーブルを取引するときは、テクニカル分析だけではなく、政治や経済の情報を取り入れた「ファンダメンタルズ分析」が重要となります。
特に、ロシアの情報は西欧諸国などと比べ日本に入ってきにくいので、日本語以外の国際ニュースにも注意を払っておく必要があります。
ロシアの新聞「モスクワタイムズ」は英語で発行されていて、公式サイトもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ほかにも、ロシア大使館やロシア連邦中央銀行などの公式サイトから発信される情報も役立ちます。
政治情勢によっては取引できなくなる?

ロシアのように地政学リスクの高い国の通貨は、政治情勢によって取引できなくなるケースも出てきます。
すでに今回のウクライナ侵攻を受け、おもな国内FX会社ではロシアルーブルの新規注文受付停止などの対応を行っています。
すでにポジションを保有している方については、カバー先との取引やレート配信などが困難な場合は、強制決済する可能性があるとも警告しています。
今後、ウクライナ侵攻がどのようなかたちで終結するとしても、SWIFTから排除されたロシアが国際経済から孤立した立場になるのはほぼ確実でしょう。
当分の間は、ロシアルーブルの取引はできないものと考えておいた方がよさそうです
ロシアルーブルFXまとめ

ここまで、「ロシアルーブルの今後の予測・見通し」についてまとめてきました。
ウクライナ侵攻に対する経済制裁などの影響で、2023年6月現在では一部の会社でのみ取引ができる状況です。
戦闘も当初の予想より長引いており、このままの状況が続けば、当面の間は取引の再開もないでしょう。
ロシアルーブルのような高金利を目的としているのであれば、トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなど同じ新興国通貨での取引がおすすめです!
LIGHT FXなら、いずれも業界最高水準のスプレッド・スワップポイントでトレードすることができます。
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