今回は、VOO(バンガード・S&P500 ETF)について詳しくまとめていきます。
最近、「ニューヨークダウが最高値を更新した」「アメリカ株は好調です」などアメリカの株の調子がいいことがニュースや新聞で取り上げられています。
アメリカ株のことがよくわからない方でも手が出しやすいのが、VOOです。
VOOはバンガード社が提供しているETF(上場投資信託)を指し、代表的なアメリカの大企業に足して分散投資出来ることから長期投資にも向いていると注目されています。
この記事では、そんなVOOの特徴から過去チャートの分析、さらにそこから導かれる将来への見通しまで徹底紹介していきたいと思います!
- VOOはS&P500に連動したETF
- 約10年間で4倍以上のリターンとなる運用実績
- 変動が大きくないものの上下に移動しやすい
- 長期運用に向いている
- VOOを運用するならIG証券がおすすめ!
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VOOとは?

VOOは、バンガード社が提供するETF(上場投資信託)で、正式名称を「バンガード・S&P500 ETF」といいます。
ETF(上場投資信託)とは、日経平均株価やダウ平均などの株価指数に連動するように運用されている投資信託のことです。
VOOはそのなかでも、アメリカの大手企業500社の株価を指数化した「S&P500」に連動するETFで、アメリカの大手企業にまとめて投資出来る金融商品となります。
VOOは2010年9月に設定されたETFで既に10年以上の運用がされていて、その純資産は2023年4月時点で26兆円、取引における1口あたりの基準価額は371.21ドル(約50,000円)となっています。
VOOの特徴
VOOには、金融商品としてどのような特徴があるのでしょうか?
その主なポイントとなるのが、以下の3点です。
・長期投資に適している
・アメリカ企業500社に対しての投資なのでリスク分散できる
・取引に対する経費率が低い
長期投資に向いている

VOOは、ETFのなかでも値動きが比較的落ち着いている銘柄です。
もともと「S&P500」に連動するETFなので、長期的に保有してじっくり待つことで大きなリターンを期待できるようになっています。
たとえば、過去10年間の価格推移を見てみると、価格が4倍以上になっていてしっかりとしたリターンが出来ています。
VOOは、2010年の設定以来短期的な上下はあるものの、長期的にみれば右肩上がりで非常に高いパフォーマンスが出ています。
また、レバレッジ型ETFでもないので、じっくり保有する必要があり、短期取引目的の場合は注意が必要です。
アメリカ企業500社に対しての投資なのでリスク分散できる

VOOはアメリカの大手企業500社を指数化したS&P500に連動しているETFです。
そのため、リスクを分散できます。
例えば、一つの企業にだけ集中投資した場合、その企業の株価か大きく下落したら大きな損失になってしまいます。
投資をする際、リスクを集中させるのではなく、たくさんの銘柄に投資して分散させる必要があります。
VOOはアメリカにたくさんある会社の中から誰もが知っている大手企業500社が投資対象になっています。
したがって集中投資と違い、リスクが偏ることがないため安心して取引できるのです。
取引経費率が圧倒的に低い

VOOは経費率が0.03%と、FXや株式、他のETFなどの金融商品と比べて圧倒的に低く抑えることが出来ます。
経費率とは、ETF運用する際にかかる年間のコストが純資産総額のどれくらいの割合であるかを示したものであり、それを日割りしたものが毎日の基準価額に反映されています。
長期投資に向いているVOOなので、取引コストを抑えながら運用できるのは大きなメリットです。
VOOを取引できる証券会社
VOOについて基礎的なことが分かったところで、実際にVOOを取引するにはどの証券会社を選べばよいのでしょうか?
ここでは、特におすすめな2社をピックアップして紹介していきます。
IG証券

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A |
安全性 | A+ |
取引方法 | CFD(差金決済取引) |
最小取引単位 | 1株 |
取引手数料 | 2.20セント/1株 |
IG証券では、CFD(差金決済取引)によるETFの取り扱いを行っています。
そのため、証拠金率は25%でよく、少額資金でVOOを取引することができます。
VOO以外にも、1万7,000以上ものCFD銘柄を取り揃えているので、様々なものと組み合わせることで投資戦略の幅を広げることが出来ます。
ほかにも、すべての銘柄のマーケットデータとニュース&分析レポートも無料で提供されていて、取引ツールも高機能で使いやすいものになっています。
さらに、投資初心者向けの学習コンテンツも用意されているので、投資を始めたばかりでも取引がスムーズに行えるようになっています!
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マネックス証券

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A- |
安全性 | A |
取引方法 | 現物取引 |
最小取引単位 | 1口 |
取引手数料 | 110円~(取引毎手数料)/550円~(一日定額手数料) |
マネックス証券では、VOOを現物取引で取り扱っています。
取引手数料は、2種類あり、1注文ごとの「取引毎手数料(税込み110円~)」か、1日に何度取引しても手数料が定額の「一日定額手数料(税込み550円~)」のどちらかを選択することができます。
他にもマネックス証券では、4,000銘柄以上のETFを取り揃えていて、アメリカETF9銘柄に限っては買付手数料が全額キャッシュバックで実質無料となる「USAプログラム」も提供しています。
ちなみに「USAプログラム」にVOOは入っているため、手数料実質無料で取引可能です。
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VOOのこれまでの株価推移・チャート
ここでは、VOOが過去どのような推移で値動きしてきたのかについて見ていきましょう。
実際にVOOを運用する際の参考にしてみてください。
【2010~2015年】運用開始直後は下落するが徐々に上昇

VOOの運用開始は、2010年9月7日です。
100ドル程度から始まったVOOは、半年ほどで125ドルまで上昇したものの、その後2011年11月には、98ドルまで下落ししばらく軟調な状態が続きました。
しかし、2012年3月には125ドルを超えて2012年4月には130ドルまで達しました。
その後は、緩やかに上昇と下落を繰り返し、2013年5月には150ドルを突破、2014年12月には190ドル突破と順調に上昇していきます。
しかし、2015年には200ドルを目前にもみ合い、8月には、168ドルまで下落しました。
【2016~2019年】徐々に高値を更新し続け、300ドル目前まで上昇

2016年序盤も160ドル付近まで下落するも、8月には200ドルを突破しました。
しかし、そこからまたもみ合いが続きましたが、12月には再び200ドルを突破、その後は順調に上昇し、2018年1月には250ドルを突破します。
同年9月には270ドルまで上昇するも、12月には214ドル付近まで下落します。
一旦大きく下落したVOOでしたが、2019年再び上昇し、12月末には300ドルを突破。
上昇と下落を繰り返しながらも3年で約2倍まで上昇しました。
【2020年1~3月】300ドル突破もコロナショックで200ドルまで大暴落

このまま上昇するかと思われた2020年。
しかし、突如として大暴落が始まります。
それは、新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮い、世界各地の都市部ではロックダウンなど外出自粛規制が出され経済に大きな打撃を与えたのです。
2020年2月には当時の最高値である311ドルを付けたのですが、そこから急加速で下落し、2020年3月24日は、200ドル近辺まで下落しました。
ちょうど2~3月は世界各地でロックダウンが発令された時期です。
たった2か月で100ドルも下落してしまいました。
【2020年4月~2021年7月】回復から一気に400ドルへ

しかし、コロナへの対策が進み再び各地でロックダウンが解除され始めた4月。
人々は少しずつ日常を取り戻し始めたころを皮切りに再び上昇し始めます。
200ドルまで下落したVOOですが、2020年8月には再び300ドルを突破しました。
そして、8月24日は、2月に最高値であった311ドルを突破。
そのまま9月まで上昇し、330ドル近辺まで上昇しました。
その後いったん下落するも、11月から再び上昇し、2021年1月20日は350ドルを突破。
さらに上昇し続け、7月9日は、400ドルを突破しました。
【2023年現在】米国株全体で下落も年後半より回復傾向に

順調に高値を更新していたVOOですが、2022年に入ってから大きく下落しています。
特に2022年4月~5月の下落は大きく、VOOでは425ドルから330ドルほどまで価格を下げました。
しかし、長期の足で見れば下落は小さなものであることから、今回の下落は一時的なものであるという見方も多いです。
現在は若干の回復を見せ、410ドル台で推移しています。
米金利の上昇目途が立っていることた、米経済回復期待から徐々に買いが集中している状況です。
VOOはIG証券で購入することができるので、ぜひこの機会に口座開設してみてください。
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VOOの今後の予想・見通し
ここまでのポイントを踏まえ、2022年5月以降VOOがどのような価格推移をたどっていくのか、その見通しについて紹介していきます。
今後の投資を考えるうえで、ぜひ予想のベースとして見てください。
VOOの予想①:ハイテク株上昇の期待

VOOは、S&P500に連動しているため、景気動向に大きく左右される性質があります。
2020~2021年は新型コロナウィルスの影響でアメリカをはじめ、世界中のほとんどの国で経済が減退、マイナス成長となりました。
しかし、2022年に入ってから欧米諸国を中心にワクチン接種が進み、アメリカやイギリスではマスク着用義務の撤廃や各種規制の解除などを段階的に実施しています。
特にアメリカは景気回復スピードが他の国よりも早く、株価は全体的に最高値を更新し続けていて、今後の世界経済をリードしていってくれることが期待できそうです。
このままワクチン接種が世界的に進んで景気が上向けば、世界をリードする企業が多いS&P500はさらに上昇するでしょう。
VOOはS&P500に連動しているので価格上昇していく可能性があります。
VOOの予想②:リモート化やデジタル化によりハイテク企業がさらに成長

コロナによる外出自粛が影響で仕事がリモート化したりデジタル化が進んだことからハイテク企業の業績は好調で株価が上昇しています。
S&P500にはGAFAをはじめとしたハイテク企業が多く含まれているので、今後も上昇が見込まれます。
また、最近では半導体需要の増加により半導体関連の株価も上昇しています。
コロナが終息した後もデジタル化は進むことが予想されるので、500ドル突破の可能性も考えられます。
VOOの予想③:バイデン政権による増税で、経済成長が鈍化

バイデン大統領は、財源の一部を確保するため、富裕層のキャピタルゲイン税や所得税などを引き上げる増税案を打ち出すことを明らかにしていました。
さらに相続税や法人税の引き上げに関しても発表検討しているため、これらが実現されると経済成長が鈍化する可能性があります。
しかし、増税による鈍化は短期的影響は大きいものの長期的に見れば成長に繋がるので長期投資向けのVOOへの影響は限定的である可能性が高いです。
また、2023年6月には債務上限が撤廃されましたが、こちらは懸念ではなくむしろ米国経済の安堵に変わっています。
VOOの予想④:米利上げの縮小による回復

現在、アメリカでは過度なインフレが進行しており、国民生活の圧迫をしているという懸念が多く蔓延しています。
2022年から段階的な利上げを実施しており、現在の米ドルは高金利通貨になっています。
2023年に入ると利上げペースは鈍化しており、株価の反発が見られています。
2023年中に利上げが行われる見通しは立っていないですが、利上げの打ち止めがあればVOOの回復もあり得るでしょう。
しかし、利上げによって相次ぐ地銀の破綻を招いていることもあり、経済悪化の影響にも目を向けておく必要があるでしょう。
VOOはIG証券で取引することができます。
CFD取引の定番業者ですので、ぜひ今のうちに口座開設しておきましょう。
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VOOを取引する際のQ&A
VOOの取引について、よくある質問をまとめてみました。
気になる項目がある人は、チェックしてみてください。
VOOの構成銘柄は?

VOOは、先ほどから説明している通りS&P500に連動しています。
つまり、S&P500の構成銘柄と一緒です。
以下に、現時点での上位10銘柄を挙げます。
銘柄 | 比率 |
---|---|
Apple(アップル) | 7.04% |
Microsoft(マイクロソフト) | 6.01% |
Amazon(アマゾン) | 3.71% |
Facebook(フェイスブック) | 1.34% |
TSLA(テスラ) | 2.35% |
Google(グーグル) | 12.02% |
NVDA(エヌビディア) | 1.77% |
BRK-B (Berkshire Hathaway Inc) | 1.68% |
ユナイテッドヘルス・グループ(UnitedHealth Group) | 1.25% |
Johnson & Johnson(ジョンソンエンドジョンソン) | 1.21 |
いわゆる「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業を中心にアメリカの大手企業500社で構成されています。
VOOはいくらから購入できる?
VOOの基準価格は、1口当たりの価格を示しています。
2023年9月時点で基準価額は約410ドルなので、日本円に換算すると約50,000円から取引することが出来ます。
また、IG証券ではCFDによる証拠金取引が可能なので、25%の13,000円程度からでも取引できることになります。
どのような投資方法が向いている?

VOOは、約10年で価格が4倍程度にまで膨れ上がっています。
もし当初から100万円を保有していたとすると、現在は400万円ほどまで資産が増えたことになります。
一見するとたいしたことないように思えますが、10年間上昇と下落を繰り返しながらも確実に成長し続けています。
コロナショックなどの影響も受けはしましたが、SOXLのようにそれによって価格が5分の1になるようなことはありませんでした。
また、アメリカを代表する企業で構成されたS&P500がベースになっているため、アメリカ経済の成長に連動することが多いです。
これらを総合して考えると、VOOの運用方法としては、あくまでも長期間保有し続ける長期投資がおすすめとなります。
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VOOまとめ

ここまで、「VOO」についてまとめてきました。
VOOは、アメリカの大手企業500社で構成されているS&P500に連動しているのが特徴です。
アメリカには世界をリードするGAFAをはじめとしたハイテク企業がたくさんあり、これからの時代AI化、デジタル化に向けさらにリードしていくことが予想されます。
コロナショック時には一時的な大暴落はありましたが、ライフスタイルの変化によってさらなるハイテク企業への需要が高まり、今後も価格上昇を期待することができるでしょう。
興味を持った方は、まずIG証券で口座開設して取引を始めてみてください。
他にもFXや株式、バイナリーオプション、ノックアウトオプションなど多彩なサービスが提供されていますので、幅広く投資したい人にもおすすめです。
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