今回はVYMをチャート画面を用いて投資初心者の方でもわかりやすく詳しく解説していきます。
VYMは高配当ということで人気の高いアメリカのETFになります。
なので、今後の株価の推移やどんな特徴があるのか、気になる方が多いようです。
さらに、VYMは長期投資に向いていると言われています。
本記事では、VYMの特徴やこれまでの株価の推移や今後の予想をチャートを使って解説します。
さらに、VYMを取引できるおすすめの証券会社を紹介します。
- VYMは約400銘柄で構成されている
- 高配当企業が多いので長期投資に向いている
- 今後も上昇する可能性が高いと予想
- VYMはIG証券で取引が可能
- IG証券はVYM以外のETFも取引できる証券会社

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VYMとは?
VYMは(VANGUARD HIGH DIVIDEND YIELD ETF)は長期投資に向いているアメリカのETFです。
ETF(Exchange Traded Fund)とは、株価指数と連動している投資信託の一つです。
複数の銘柄で構成されているので、ETFを購入するだけで分散投資をすることが可能なのです。
つまり、100企業で構成されているETFを購入すると、100企業に薄く広く投資をすることができるということになります。
VYMは400近い銘柄で構成されているため、アメリカの企業に広く分散投資をすることが可能です。
VYMのファンドであるバンガード社は他にもETFを提供しているのですが、代表的なETFを比べてみると、
バンガードETF | 構成銘柄数 |
---|---|
VYM | 約400銘柄 |
VOO | 約100銘柄 |
VTI | 約3640銘柄 |
QQQ | 約100銘柄 |
バンガード社のETFはこのような銘柄数で構成されています。
構成されている銘柄が多い分、分散させて投資をすることができますし、一つの銘柄の株価が下がったとしてもVYM全体の株価が下がりにくいのが特徴ですね。
VYMの特徴
続いて、VYMの特徴についてチャート画面を使って解説していきます。
VYMの特徴は以下の3つが考えられます。
- 構成銘柄が多いため分散投資ができる
- 信託報酬が比較的低い
- 右肩上がりに上がっているが緩やか
構成銘柄が多いため分散投資ができる

VYMは先ほど解説したように、構成銘柄が多いです。
約400銘柄で構成されているので、購入するだけで幅広いアメリカの株に分散投資をすることが可能になります。
VYMのように構成銘柄が多いETFに分散投資をすると、一つの企業の株価が下がったとしても他の企業でカバーすることができます。
仮に10企業で構成されているETFの一つの企業の株価が200円下がったとしても、他の企業が100円上がっていれば、全体ではプラスになります。
というように、多くの銘柄で構成されているVYMは分散投資をするという意味ではおすすめできるETFだと言ってもいいでしょう。
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信託報酬が比較的低い

VYMの信託報酬は比較的低く設定されているので、長期投資をするという意味では向いています。
信託報酬とは、投資信託にかかる手数料のようなもので、信託財産から毎日引かれるものになります。
なので、長期投資をするときは、信託報酬が低いものを選ぶのも1つの判断基準になります。
毎日引かれる手数料なので、できるだけ低い信託報酬を選んだ方がいいですね。
バンガード社 | 信託報酬 |
---|---|
VYM | 0.06% |
VOO | 0.06% |
VTI | 0.03% |
QQQ | 0.2% |
バンガード社の信託報酬を比較してみるとこのようになります。
VYMの信託報酬は現在0.06%に設定されていますが、過去の数値も合わせて見てみましょう。
- 2016年:0.09%
- 2017年:0.08%
- 2019年:0.06%
- 2020年:0.06%
- 2021年:0.06%
- 2022年:0.06%
- 2023年:0.06%
このように信託報酬が下がっています。
資産規模が大きくなると、信託報酬が見直されて下がる傾向があるので、投資家からすると嬉しいですよね。
右肩上がりに上がっているが緩やか

- VYM
- VOO
- VTI
- QQQ
VYMはバンガード社のETFと比べると、緩やかに上昇していることが分かりますね。
緩やかに上昇しているからか、下落するときもそこまで大きく下がっている印象はありませんね。
VYMの特徴として配当利回りを重視して銘柄を選んでいます。
そのため、これから一気に成長するような企業でも配当利回りが低いと含まれていない可能性があるので、上昇が緩やかになっていると考えられます。
バンガード社 | 配当利回り |
---|---|
VYM | 3.53% |
VOO | 1.76% |
VTI | 1.79% |
QQQ | 0.44% |
このような配当利回りなので、VYMの高さがひと目でわかりますね。
ちなみに日経225ETFは1.28%でNASDAQ100ETFが0.05%なので、VYMの3.53%は比較的高いですね。
VYMを取引できる証券会社

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A- |
安全性 | A- |
特徴 | ノックアウトオプションができる |
公式サイト | IG証券はこちら |
VYMはIG証券で取引をすることができます。
IG証券はVYMだけではなく、本記事で紹介しているVOO、VTI、QQQも投資をすることができます。
VYMのようなのアメリカETF以外にも、株やFX、バイナリーオプションの取引も可能です。
なので、幅広い投資をすることができるので、上級者だけではなく投資初心者の方でも利用がしやすい証券会社ということになります。
さらにIG証券はノックアウトオプションを使うことができるので、初心者に優しい証券会社とも言えます。
無料で口座を作ることができるので、この機会に開設してみてください。
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VYMのこれまでの株価推移・チャート
続いて、VYMのこれまでの株価推移についてチャート画像を使って解説していきます。
- 順調に右肩上がりで上昇している
- リーマンショックで下落した
- コロナショックで下落後すぐ上昇
順調に右肩上がりで上昇している

VYMのこれまでのチャート画像を見ると、順調に上昇していることが分かりますね。
しかし、急激に上昇しているわけではなく、緩やかに上昇しているのが特徴です。

VYMだけを見ると、これまでどのように株価が上昇したのか分かりずらいですが、他のバンガード社のETFと比べると、急上昇していないことが分かります。
逆に急激に下落をしていないこともわかりますので、長期的に投資をすると考えると、比較的安心して保有することができるかもしれません。
さらに、配当利回りが高いことを考えると長期投資に向いていると判断してもいいかもしれません。
リーマンショックで下落した

VYMのこれまでのチャート画像を見ると、2008年頃のリーマンショックで大きく下落していることが分かりますね。
リーマンショックで下落しているのは、VYMだけではなく他のETFも同様です。
しかし、約5年ほどかけてリーマンショック前の株価まで回復をし、その後順調に上昇していることがわかります。
リーマンショックの影響は大きかったですが、現在のVYMの株価は順調に上昇しているので、今後も期待できる判断材料になるはずです。
コロナショックで下落後すぐ上昇

VYMの株価推移をチャート画面で見ると、2020年のコロナショックでも大きく下落していることがわかります。
コロナショックで大きく株価が下落したETFや企業は数多くありますが、VYMの主要銘柄であるP&Gの株価が大きく下落していないことがわかります。
P&GはVYMの主要銘柄の一つなので、コロナショックでそこまで大きな影響を受けなかったことと下落してからの上昇を考えると、今後VYMは上昇する可能性があると判断できるでしょう。
VYMがコロナショックからすぐに上昇して株価を回復し、順調に伸びている理由はP&Gのような主要銘柄の下落が小さかったからだと考えられます。
しかし、今後コロナショックのように大きく株価に影響を与える出来事が起こるかもしれないので、VYMを保有しておけば安心という考えは辞めた方がいいですね。
VYMの今後の予想・見通し
続いて、VYMの今後の予想や見通しについて解説していきます。
- 今後も上昇する可能性がある
- 他のETFと比べると少し物足りない
- 一時的に下がる可能性も考えておく
今後も上昇する可能性がある

VYMは今後上昇する可能性があると判断してもいいのではないでしょうか。
今後上昇する理由として以下のような意見があります。
もし、より安定した運用を望むのであれば、ディフェンシブ株の王様プロクター・アンド・ギャンブル(PG)がオススメです。
2020年2月末に始まったコロナ・ショックでS&P500が34%暴落した一方で、P&Gはマイナス19%と限定的な下落にとどまりました。
引用:トウシル
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル PG)は先ほども解説したように、VYMの主要銘柄に含まれています。
このことからVYMの主要銘柄であるP&Gが上昇すると、VYMの株価も上昇すると考えられます。
なので、VYMは今後右肩上がりに上昇すると予想することができるでしょう。
他のETFと比べると少し物足りない

VYMは他のETFと比べると、伸び率が低いと判断できます。
チャート画像を見ると、VYMの伸びは緩やかなので、今後上昇したとしても大きく利益を上げることは難しいかもしれません。
確かにVYMは今後一気に成長して、株価が急激に上がる可能性は低いかもしれません。
しかし、VYMの特徴であり魅力は高配当銘柄で構成されていることです。
なので、AmazonやAppleなどの急激に成長する銘柄は含まれていないかもしれませんが、高配当なので長期投資に向いていると判断できます。
さらに、構成銘柄が400近くもあり分散投資もすることができるので、これから投資をしようと考えているのであればおすすめかもしれません。
一時的に下がる可能性も考えておく

VYMのチャート画面を見ると上昇していますし、今後も上昇すると判断することができます。
しかし、投資の世界は何が起こるか分からないので、長期的に分散投資ができると言っても、確実に利益を上げられるわけではありません。

現に、2022年に入ってからは米国株全体での下落によってVYMも大きな影響を受けています。
VYMはP&G以外にも以下のような主要銘柄で構成されています。
- JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
- ホーム・デポ
- バンク・オブ・アメリカ
- エクソンモービル
- コムキャスト
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- インテル
- シスコ・システムズ

- JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- ホーム・デポ(HD)
先ほどのチャート画面ではP&Gの株価はコロナショックで、そこまで大きな下落は見られませんでした。
しかし、青枠のようにJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーとホーム・デポは比較的大きく下落しているように見えます。
このように、VYMは順調に右肩上がりに上昇しているように見えますが、主要銘柄によって株価が左右されます。
長期投資が向いているVYMですが、注意が必要ということがわかります。
現に2022年5月には、FRBの早期利上げが要因となって、米国株すべてが大きく下落しました。
短期的に見れば下落水準にあるので、すぐ利益を欲しいという方には適していないでしょう。
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VYMを取引する際のQ&A
最後にVYMを取引する際によくある質問に回答していきます。
- 取引できるおすすめの証券会社は?
- 本当に利益を上げることができる?
- 最低取引額はいくら?
- おすすめの投資方法は?
取引できるおすすめの証券会社は?

VYMを取引するならIG証券がおすすめです。
IG証券はVYM以外のETFにも投資をすることが可能なので、幅広く投資をすることが可能です。
さらに、株やFXの投資もできるので、長期投資だけではなく短期投資で利益を伸ばすこともできるのです。
本記事で紹介したVYMは短期的に利益を上げる投資戦略ではなく、長期的に保有をして利益を上げる方が向いています。
なので、売りでポジションを保有することはほとんどないと思いますが、買いでも売りでもポジションを持つことができます。
IG証券は買いでも売りでもポジションを保有できるので、チャンスを広げることもできますね。
この機会にIG証券の口座を開設しておきましょう。
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本当に利益を上げることができる?

VYMに投資をしたら本当に儲かるのか?は投資初心者だけではなく、投資の上級者の方も気になることだと思います。
結論、VYMで利益を上げられる人もいれば損をする人もいます。
VYMの過去チャートを見ると右肩上がりに上昇していることがわかりますが、今後もずっと上昇するかはわかりません。
下がる可能性もありますので、VYMのポジションを保有しても損失を出してしまうことも考えられます。
なので、今までずっと上昇しているから今後も上昇するだろう・・・と考えるのは危険ですね。
コロナショック時のP&Gの株価の下落はあまり見られなかったけど、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーは結構下がったから、今後はどうなるかな?など、自分で考える必要がありますね。
最低取引額はいくら?

2023年5月7日現在のVYMの価格は14,081円なので、取引額は約14,081円ということになります。
しかし、先ほど紹介したIG証券でVYMを取引をすると、レバレッジ10倍かけることができるので、最低取引額は約1,408円ということになりますね。
ですが、レバレッジをかけすぎると損失も大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
おすすめの投資方法は?

結論、VYMのおすすめの投資方法は長期投資でしょう。
株価推移を見ると上昇していますし、高配当のアメリカ株で構成されているので短期的に利益を上げる方法よりも長期投資の方が向いていると予想することができます。
VYMを短期で売買して利益を上げている方も世界中探せばいるかもしれませんが、基本的に長期的に保有をした方がいいでしょう。
しかし、本記事でも何度かお伝えしているように、VYMを保有すれば必ず利益が上がるというわけではありませんので、常にチャートやニュースをチェックする必要があります。
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VYMまとめ
本記事では、VYMについてチャート画面を用いて初心者の方でも分かりやすいようにまとめました。
どのように投資をしていけばいいかの判断材料になったかと思います。
- VYMは約400の銘柄で構成されている
- 高配当の企業が多く含んでいる
- 配当利回りが3.45%と高め
- 右肩上がりに上昇する可能性
- おすすめの投資方法は長期投資
- コロナショック時のように下がる可能性もある
- VYMはIG証券で取引するのがおすすめ
- IG証券は初心者でも扱える証券会社!
VYMは約400銘柄で構成されており、高配当企業が多く含まれております。
しかしAmazonやAppleのように、今後一気に成長するような企業が含まれていないで、緩やかに上昇する可能性があります。
IG証券だとVYMにレバレッジをかけて取引をするので、少ない金額で投資をすることが可能です。
しかし、レバレッジをかけすぎると損失が大きくなる可能性があるので気をつけて投資をしましょう。
この機会にIG証券の口座開設をしておくといいでしょう。
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