今回はVTIについて、チャート画面を使って詳しく解説していきます。
これから投資を始めようと思っている初心者の方でも分かりやすいように、これまでのVTIの株価の推移や今後どのように値動きをするのかをまとめます。
VTIはアメリカのバンガード社が提供している「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」というETFのことで、長期的な投資に向いているとされています。
そんなVTIを投資初心者の方でも分かりやすいように解説します。
本記事では、VTIの特徴や取引をする際に良くある質問だけではなく、これまでの株価推移や今後の予想をチャート画面を用いて紹介します。
- VTIはアメリカの株式市場に幅広く投資が可能
- アップルやマイクロソフトも構成銘柄に含まれている
- 長期的な投資に向いている
- 信託報酬が低め
- 20年間上昇し続けている
- VTIはIG証券で取引が可能
- IG証券は投資初心者にもおすすめの証券会社

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VTIとは?
VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)はバンガードというアメリカにある世界最大規模の資産運用会社が提供している「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」のことを言います。
ETFとは株価指数に連動して運用される投資信託のことで、株式の取り引きと同様に取引をすることが可能です。
株価指数とは株式市場全体の動きをわかりやすくするために、いくつもの株式銘柄の株価を平均値かしたものです。
例えば、日経225やNYダウ、NASDAQが株価指数にあたります。
VTIは世界中の人が知っているような大型銘柄だけではなく、あまり知られていない中小型銘柄も構成されているので、一つの企業の株価が下がったとしても大きなダメージになりにくいです。
さらに、VTIは3800銘柄以上で構成されているので、幅広くアメリカの株式市場に投資をすることが可能になります。
VTIは過去のチャートを見ると右肩上がりなので、長期的な目線で投資をする投資家が多いように感じます。
主要構成銘柄にアップルやマイクロソフト、アマゾンやテスラが含まれているので、今後も伸びると予想されている株価指数の一つになります。
VTIの特徴
続いて、VTIの特徴について解説していきます。
考えられる特徴は以下の3つです。
- 長期的な投資に向いている
- 米国株式全体に投資が可能
- 信託報酬が低い
長期的な投資に向いている

VTIの価格は2020年のコロナショックで一気に下落しましたが、全体的に見ると右肩上がりになっていることがチャート画像を見るとわかりますね。
このように、VTIは長期的に保有をしていた投資家は、かなり利益をあげることができたと言われていますし、今後も長期的な投資としてVTIは向いていると予想することができます。
しかし、VTIはチャートを見る限り右肩上がりになっていますが、必ずしも上昇し続けるとは限りません。
もちろん何らかの要因で下がる場合もありますが、過去のVTIの値動きを見ると上昇すると予想することはできますね。
米国株式全体に投資が可能

アメリカの株式に幅広く投資をすることができるのがVTIの最大の特徴です。
VTIは約3800銘柄以上で構成されているので、幅広く投資をすることができるので分散投資できるのがメリットですね。
ちなみに、以下のような主要銘柄で構成されています。
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾンドットコム
- メタ(旧フェイスブック)
- アルファベット
- テスラ
- バークシャーハサウェイ
- エヌビディア
- JPモルガン
VTIはこれらの誰でも知っているような超有名な企業を含めた約3800以上の銘柄で構成されておりますが、聞いたことがないような中小型銘柄なども含まれています。
中小型銘柄はこれから成長する可能性が秘められているので、今後もVTIが上昇すると予想されております。
信託報酬が低い

VTIは取引にかかる信託報酬が低いのが特徴です。
信託報酬は投資信託にかかる手数料のことで、VTIは比較的低いとされています。
ちなみに、信託財産から毎日差し引かれるので、信託報酬が低いものに投資するのも大事になってきます。
日経255連動型の信託報酬が0.154%に対してVTIの信託報酬は0.03%なので、かなり低いことが分かりますね。
- 日経255連動型:0.154%
- VTI:0.03%
手数料を抑えるのも投資で利益を上げる大事なポイントなので、VTIの信託報酬が低いのはメリットになりますね。
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VTIを取引できる証券会社

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A- |
安全性 | A- |
特徴 | ノックアウトオプションができる |
公式サイト | IG証券はこちら |
VTIはIG証券で取引をすることができます。
IG証券はVTIのような株価指数だけではなく、FXや株、バイナリーオプションの取引ができるので、幅広く投資をすることが可能です。
さらに、ノックアウトオプションも使うことができるので、投資初心者の方でも扱える証券会社になります。
VTI以外にもVIX指数や日経平均、S&P500などにも投資をすることができます。
この機会にIG証券の口座を開設してみてください。
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VTIのこれまでの株価推移・チャート
続いて、VTIのこれまでの株価の推移をチャート画面を使って解説します。
- 約20年間上昇している
- リーマンショックコロナショックで大きく下落
- VTIが下落した過去の出来事
順番に紹介していきます。
約20年間上昇している

VTIが取引されてから約20年が経ちますが、チャート画像のように右肩上がりに上昇しているのが分かりますね。
リーマンショックやコロナショックなど、世界中で経済がパニック状態になっている時期は下がっていますが、順調に上昇しています。
取引され始めたときの価格は7000円ほどでしたが、現在の価格は26000円を超えています。
なので、VTIを20年ほど保有していたとすると、資産が3,5倍ほどになっている計算になりますね。
リーマンショックとコロナショックで大きく下落

- 2008年:リーマンショック
- 2020年:コロナショック
VTIのチャート画像を見ると、リーマンショックとコロナショックで大きく下落していることがわかりましたね。
リーマンショックで9500円ほどから3200円ほどまで、約1年半かけて下落し、コロナショックは19000円ほどから12000円ほどまで、たった1ヶ月で下落しました。
- リーマンショック:9500円-3200円=6300円の下落
- コロナショック:19000円-12000円=7000円の下落
このことからVTIは20年かけて上昇していますが、リーマンショックやコロナショックなどが起こると、一気に下落する可能性があるということですね。
なので、長期的にVTIを保有して資産を増やそうと考えている方は、下落する可能性があるので注意が必要だということもわかります。
VTIが下落した過去の出来事

- 2002年:ワールドコム破綻
- 2008年:リーマンショック
- 2015年:チャイナショック
- 2020年:コロナショック
このような経済が落ち込む出来事があり、VTIの価格は下がりました。
ワールドコム破綻
ワールドコムが4兆7000億円の負債を抱えて経営破綻したことで、経済に大きなダメージを与えました。
2002年当時で一番の経済破綻でしたが、2008年のリーマンショックで負債額が抜かれました。
リーマンショック
2008年にリーマンブラザーズが64兆5000億円の負債を抱えて経営破綻しました。
リーマンショックがきっかけで世界中の株価が下がり、VTIも同時に一気に下がりました。
下がる前の価格までの戻るまで約6年もかかっているので、どれだけ経済にダメージを与えた出来事だったか予想できますね。
チャイナショック
順調に伸びていた上海総合指数が、2015年6月12日までを境に一気に下落した出来事です。
投資家たちにハイリスクな投資をさせたことが原因の一つだと言われていますが、このチャイナショックが起きてから半年で、約2000円下落しました。
コロナショック
世界的に大混乱を巻き起こしたコロナショックで、VTIはたった1ヶ月で7000円も価格が下がりました。
しかし、すぐに回復し現在は順調に右肩上がりに上昇していることがチャート画面を見ると確認できますね。
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VTIの今後の予想・見通し
続いて、VTIの今後の予想や見通しについて紹介していきます。
VTIは今後、以下のように値動きすると予想されます。
- 今後アメリカ株が上昇するなら一緒に上昇する
- 短期的には下落する可能性もある
- 長期的に見ると上昇する可能性が高い
VTIの今後の予想について、順番に解説します。
今後アメリカ株が上昇するなら一緒に上昇する

VTIは3800以上のアメリカ株で構成されているので、アメリカ株が上昇すれば、VTIも一緒に上昇するでしょう。
主要銘柄の成長も重要ですが、中小型銘柄が一気に成長する可能性もあるので、上昇する予想をしている人が多そうです。
さらに、たくさんの銘柄で構成されているので、一つの企業の株が下がってもそこまでダメージは受けにくいです。
なので、分散投資として利益増に期待できますし、今後TVIは上昇するのではないかと思われます。
しかし、アメリカ株全ては連動して下落するような事があれば、VTI価格も急落する可能性もあると覚えておきましょう。
現に2022年5月以降は、FRBによる利上げ実施やアメリカのインフレ懸念から株価が大きく落ちこんでいます。
地銀の破綻も相次いでおり、米経済の懸念が囁かれています。
安値で購入したいという方には良いタイミングとも言われている模様です。
短期的には下落する可能性もある

コロナショックにより金融緩和されていましたが、2022年から緩和されています。
金融緩和が縮小すると株価が下がる傾向があるので、これからVTIが下がる可能性があります。
現に短期的にはVTIが下がっている状況なので、今後投資をしようと思っている方は注意が必要ですね。
短期的に見るとVTIは下落する可能性がありますが、その後上昇することも考えられます。
アメリカは2023年現在も追加利上げを表明しているので、直近相場では大きな上昇が見込めません。
なので、時機を見てVTIに投資をするのがいいかもしれません。
長期的に見ると上昇する可能性が高い

VTIは短期的に見ると金融緩和の縮小によって下落する可能性がありますが、長期的に見ると上昇する可能性が高いと予想することができます。
VTIが長期的に上昇する理由はインフレが収まり次第、今後アメリカの経済が回復すると言われているからです。
しかし、インフレの収束だけではなく、他の要因も併せて考えてVTIに投資することを決めた方がいいですね。
リーマンショックや今回のコロナショックのように、一気にVTIが下がることにも注意して投資をするべきですね。
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VTIを取引する際のQ&A
最後にVTIの取引をする際によくある質問をまとめました。
考えられる質問は以下の通りです。
- 取引できる最低金額は?
- どんな投資方法が適しているの?
- どこの証券会社がおすすめなの?
こちらの質問に回答していきます。
取引できる最低金額は?

2023年11月15日現在のVTIの価格を見ると222.18ドルになっています。
なので、1ロットの取引をする場合のVTIの最低金額は約35000円ほどになりますね。
【株価指数の価格例】
- NASDAQ:1,627円
- TOPIX:1,929円
- S&P500:371,374円
- 日経225:27,819円
- イギリス100:1,088,907円
S&P500や日経225、イギリス100と比べると安いですが、レバレッジを設定すると25000円よりも低い価格でVTIを保有することができます。
株価指数のレバレッジは最大10倍なので、約2800円からVTIを保有することができます。
しかし、急な下落に対応できるだけの資金管理が必要なので、レバレッジのかけすぎには気をつけるようにしましょう。
どんな投資方法が適しているの?

VTIは過去のチャートを見る限り長期保有する投資が適しているでしょう。
レバレッジを高めに設定して短期的な売買で資金を増やすことも不可能ではありません。
しかし、長期的に保有していると確実に資産が増えるかというとそんなことはありません。
常に経済に関するニュースやVTIのチャートをチェックする必要があります。
過去のチャートを見て下落に耐えられる資金を投資するのが、VTIの賢い投資方法かもしれません。
どこの証券会社がおすすめなの?

VTIの投資をするならIG証券がおすすめです。
IG証券はVTIをCFD取引をすることができるので、買いだけではなく売りでもポジションを持つことができます。
本記事で紹介しているように、VTIは長期的な投資に向いているので売りでポジションを持つことはあまりないと思います。
しかし、短期的に利益を上げたいのであれば、VTIを売りポジションで保有することもあるでしょう。
IG証券はVTIを買いだけではなく売りでもポジションを持つことができるので、チャンスが広がりますね。
この機会にIG証券の口座開設をすることをお勧めします。
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VTIまとめ
本記事ではVTIについて、初心者の方でもわかりやすいように詳しくまとめました。
チャート画面を用いて解説したので、VTIが過去にどんな値動きをしたかや、今後どのように値動きしそうかが確認できましたね。
- VTIは3800銘柄以上のアメリカ企業で構成されている
- アップルやマイクロソフトが主要銘柄として含まれている
- 今後は右肩上がりに上昇する可能性アリ
- レバレッジをかけて短期売買も戦略としてアリ
- コロナショックのように急激に下がる可能性アリ
- VTIはIG証券で取引をするのがおすすめ
- IG証券は無料で口座開設ができる!
VTIは3800銘柄で構成されているので、一つの企業の株価が下がったとしても大きな影響が出にくいのが特徴です。
さらに、アップルやマイクロソフト、メタ(旧フェイスブック)やテスラなど、世界的にも超有名な企業が主要銘柄となっているので、今後も右肩上がりで上昇する可能性があると予想できます。
VTIなどの長期保有される株価指数と合わせて、VIX指数も保有する投資家が世界には存在します。
VIX指数は恐怖指数と呼ばれており、株価が下がると上昇する傾向がある指数のことを言います。
仮にVTIとVIX指数を保有していると、VTIが下がってもVIX指数が上がる傾向にあるのでリスクヘッジをすることが可能になります。
この機会にIG証券の口座開設をおすすめします。
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