今回はHDVを投資初心者の方でも分かりやすいように、チャート画面を使いながら詳しく解説していきます
HDVはETFの中でも高配当で信託報酬が安いということで、投資先として人気があります。
- HDVは約70の高配当銘柄で構成されている
- 配当利回りが4.00%と高め
- 主要銘柄が少しネック
- おすすめの投資方法は長期投資
- HDVに投資するなら、使いやすく取り扱い銘柄も多いIG証券がおすすめ!


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HDVとは?
HDVとは、iシェアーズ・コア米国高配当株ETFとも呼ばれるアメリカのETFになります。
ETF(Exchange Traded Fund)とは、特定の株価指数に連動して動いており、複数の企業で構成されております。
つまり、1銘柄を購入するだけで分散投資をすることができるので、投資初心者でも投資がしやすいということになります。
HDVは70前後の銘柄で構成されているので、アメリカの企業に幅広く分散投資をすることができます。
ちなみにHDV同様に高配当と言われているETFと構成銘柄を比較すると、以下のようになります。
SPYD | VYM | HDV | |
---|---|---|---|
構成銘柄数 | 約80銘柄 | 約400銘柄 | 約70銘柄 |
配当利回り | 4.70% | 2.45% | 4.00% |
信託報酬 | 0.07% | 0.06% | 0.08% |
会社名 | State Street | Vanguard | Black Rock |
HDVは約70銘柄で構成されているので、高配当のETFと言われているSPYDやVYMと比べると構成銘柄が少ないことが分かりますね。
構成銘柄が少ないと、1つ1つの企業の株価によってHDV全体に影響が出てしまうように感じてします。

しかし、HDVはこちらのチャート画面を見て分かる通り、順調に右肩上がりに株価が上昇しています。
もちろん下がることがあったとしても、長期的に見れば上昇していることがチャート画面を見るとわかります。
HDVの特徴
続いて、HDVの特徴をチャート画面を使って、わかりやすく解説していきます。
- 配当利回りが高め
- 信託報酬が安い
- 構成銘柄が頻繁に変わる
配当利回りが高め

HDVは配当利回りが高いため、人気の高いETFとなっております。
SPYD | VYM | HDV | |
配当利回り | 4.70% | 2.45% | 4.00% |
こちらの表のように、HDVの配当利回りは4.00%と比較的高く設定されております。
SPYDの470%も高さも目立ちますが、HDVも4%以上の配当利回りがあります。
やはり、70銘柄近いアメリカ株に分散投資ができて、しかも4%以上の利回りがあるHDVは、長期投資を考えている投資家からすると大きな特徴になりますね。
さらに、HDVは3月・6月・9月・12月の年に4回配当金を受け取ることができます。
ちなみに、先ほど比較したSPYDも3月・6月・9月・12月に配当金を受け取ることができるので、定期的に利益を受け取れるというメリットがあります。
つまり、HDVに長期投資をすることで4%以上の配当金を、定期的に得られる投資が可能だと言うことになります。
信託報酬が安い

HDVは信託報酬が安いことも特徴の一つです。
SPYD | VYM | HDV | |
信託報酬 | 0.07% | 0.06% | 0.08% |
こちらの表で紹介している高配当ETFの信託報酬はかなり安めですが、QQQやTECLと比較すると、かなり安いです。
- QQQ:0.2%
- TECL:0.95%
QQQやTECLと比べると、HDVの信託報酬の安さがわかります。
ちなみに信託報酬というのは、投資信託に対する手数料のようなものなので、パーセンテージが高いと手数料が高くなると言うことになります。
例えば、同じようなワンルームマンションが二部屋あったら、できるだけ家賃が低い方がいいですよね。
というように、HDVのように信託報酬が低いETFは、長期投資に向いていると判断できる材料の1つになりますね。
構成銘柄が頻繁に変わる

HDVの特徴は配当利回りが高く、信託報酬が安いだけではありません。
実は売買回転率が高いのでも有名で、1年間で約50%〜60%もあるのです。
売買回転率とは、1年間でどれだけ構成銘柄を入れ替えたかになります。
SPYD | VYM | HDV | |
売買回転率 | 28% | 13% | 57% |
売買回転率を比較すると、HDVの売買回転率が高いことが分かりますね。
ちなみに2023年の売買回転率の1位はHDVなのですが、2位のDGRSは42%、3位のDGRWは29%なので、頻繁に構成銘柄を入れ替えていることがわかります。
【売買回転率のランキング】
- HDV:57%
- DGRS:42%
- DGRW:29%
- SPYD:28%
- PFF:28%
HDVは頻繁に構成銘柄を見直して、財務に不安がある企業を除外して利益が上がるように入れ替えています。
しかし、2020年に起こったコロナショックでは株価を大きく下落させてしました。

こちらのチャート画像のように、コロナショックでは大きく下落してしましたが、2021年にかけて徐々に株価が上昇してきていますね。
HDVを取引できる証券会社

おすすめ度 | |
---|---|
使いやすさ | A- |
安全性 | A- |
特徴 | ノックアウトオプションができる |
公式サイト | IG証券はこちら |
HDVはIG証券で投資をすることができます。
IG証券はHDVだけではなく、本記事で紹介しているSPYD、VYMも投資をすることができます。
さらに、HDVのようなアメリカのETF以外にも、株取引やFX、そしてバイナリーオプションの取引をすることが可能です。
なので、IG証券の口座を開設しておけば幅広い投資をすることができるので、上級者だけではなく投資初心者でも扱える証券会社ということになりますね。
さらに、IG証券ではノックアウトオプションも使うことができるので、安心して投資をすることができます。
IG証券は無料で口座開設をすることができるので、この機会に開設しましょう。
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HDVのこれまでの株価推移・チャート
HDVのこれまでの株価推移を、チャート画面を使って解説していきます。
- 順調に右肩上がりに上昇をしてきた
- 2020年に一気に下落している
- コロナショック以前の高値を大幅に更新中
順調に右肩上がりに上昇をしてきた

こちらはHDVの過去10年分の株価推移なのですが、右肩上がりに上昇していることが分かりますね。
しかし、HDVは一気に上昇をしているのではなく、緩やかに上昇しています。
ちなみに、一気に株価が上昇した他のETFと比べるとこのようになります。

HDVと比べると、青色ラインのQQQとオレンジラインのVOOがコロナショックが起こった2020年から一気に上昇しています。
このように緩やかに上昇しているHDVですが、一気に上昇していないから悪いETFということではありません。
HDVは配当利回りの高さと信託報酬の安さが特徴です。
なので、一気に上昇しなくても長期投資で配当を得る方法で利益を伸ばすことが可能になるのです。
2020年に一気に下落している

HDVが2020年のコロナショックで、株価が一気に下落していることがわかります。
株価が一気に下落してから2021年にかけて、徐々に上昇していることがわかります。
HDVだけではなく、他のETFも同様にコロナショックで大きな影響を受けています。

- SPYD:オレンジ
- VYM:水色
このように、本記事で比較対象として紹介した配当利回りが高い、SPYDとVYMもコロナショックで同じように下落していますね。
しかし、コロナショックで一気に下落して緩やかに株価は回復しましたが、HDVは前回の高値を超えれない状態にあります。
このまま上昇せず停滞したり下落する可能性も考えられるので、今後HDVの株価はどのように推移するのかチェックする必要がありますね。
コロナショック前の価格を超える

HDVはコロナショックの頃の高値を超えて更新していますが、今後も上昇する可能性が考えられます。
特徴の1つに売買回転率が高いことをお伝えしましたが、今後上昇するであろう銘柄を構成することで、再び上昇すると予想できます。
しかし、現時点ではHDVが今後上昇するかの判断はできませんが、財務不安を抱える企業は除外して定期的に見直しているHDVの今後に期待できるでしょう。
コロナショックから緩やかに上昇していますし、配当利回りが高く信託報酬が安いことを考えると、HDVは長期投資を検討してもいいかもしれませんね。
2023年1月に現在は、米国株全体での落ち込みによりHDV価格も下落しましたが、あくまで一時的なものであるとの見解が多いです。
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HDVの今後の予想・見通し
続いて、HDVの今後の予想と見通しを解説していきます。
以下のような予想を立てました。
- 構成銘柄次第で上昇する可能性がある
- 今後も高配当を期待することができる
- エネルギー関連銘柄で下落も予想される
構成銘柄次第で上昇する可能性がある

HDVの構成銘柄は売買回転率を見ると、頻繁に入れ替わっていることがわかります。
ちなみに先ほども紹介しましたが、HDVの売買回転率は50%〜60%なので非常に高いことがわかります。
このHDVの構成銘柄が今後どのように入れ替わるかで、現在の株価から上昇することが予想できます。
HDVの主要銘柄の1つにエクソン・モービルという企業があるのですが、こちらの企業は世界を代表する石油の会社です。
石油王として知られている「ジョン・ロックフェラー」が設立した企業なので、知っている多いかと思います。
そんなHDVとHDVの主要銘柄であるエクソン・モービルの株価を比較してみましょう。

このようにチャート画面を見ると、石油の大手企業であるエクソン・モービルの株価が2014年あたりからだんだんと下がっていることが確認できます。
さらに、青枠のコロナショック時には急下落して、その後も伸び悩んでいます。

- エネルギー:エクソン・モービル(XOM)
- 通信:AT&T(T)
- ヘルスケア:ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- エネルギー:シェブロン(CVX)
- 通信:ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
こちらは5つのHDVの主要銘柄をチャート上に表示させた画像なのですが、ジョンソン・エンド・ジョンソン以外の株価はコロナショック後から上昇が見られません。
主要銘柄が原因でコロナショックからHDVの株価が伸び悩んでいることが予想されますね。
なので今後、構成銘柄次第でHDVの株価は上昇すると考えられるので、主要銘柄をチェックする必要がありますね。
今後も高配当を期待することができる

HDVは全体を見ると右肩上がりに上昇していますし、コロナショック後は高値を更新で来ていませんが上昇はしています。
先ほども予想した通り、HDVは構成銘柄次第で上昇することが予想できますが、高配当はこのまま期待できそうです。
- エクソン・モービル:9.87%
- シェブロン:6.29%
- ジョンソン・エンド・ジョンソン:6.08%
- アッヴィ:5.69%
- ベライゾン・コミュニケーションズ:5.89%
このようにHDVの主要銘柄の配当利回りは比較的高いからです。
HDVは配当利回りが高い銘柄で構成されているので、今後も配当金に期待できるかと思います。
なので、HDVは長期投資をするのがおすすめですが、構成銘柄の入れ替えが頻繁に行われるので、常にHDV構成銘柄やチャートをチェックする必要がありますね。
エネルギー関連銘柄で下落も予想される
HDVはエネルギー関連の銘柄を多く含んでいるので、今後下落する可能性も予想することができます。
- 必需品:20.7%
- エネルギー:19.8%
- ヘルスケア:16.8%
- 公益事業:10.8%
- 情報技術:10.2%
HDVのセクター別投資比率のトップ5はこのようになっています。
HDVのエネルギー関連銘柄を3つチャート画面に表示させました。

【HDVのエネルギー関連銘柄】
- エクソン・モービル(XOM)
- シェブロン(CVX)
- ウィリアムズ・カンパニーズ(WMB)
HDVのエネルギー関連銘柄を見ると、コロナショックから前回の高値まで到達していないことがわかります。

【HDVの必需品関連銘柄】
- P&G(PG)
- フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
- コカ・コーラ(KO)
HDVの必需品関連銘柄を見ると、先ほどのエネルギー関連銘柄と比べて、右肩上がりに上昇していることがわかります。

【HDVのヘルスケア関連銘柄】
- メルク(MRK)
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)
- アムジェン(AMGN)
HDVのヘルスケア関連銘柄を見ると、必需品関連銘柄と同様に右肩上がりに上昇していることがわかります。
アムジェンはアメリカの世界最大のバイオテクノロジー企業で、配当利回りは3.01%と比較的高めになっていますね。
このことから、エネルギー関連銘柄が下落してHDVの株価が下がる可能性も考えられますが、必需品やヘルスケアの主要銘柄が上昇して株価が上昇する可能性も考えられます。
このままだと緩やかに株価が上昇するかと思われますが、構成銘柄の入れ替えが起こると、一気に上昇することも予想できますね。
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HDVを取引する際のQ&A
最後にHDVの取引をする際によくある質問をまとめました。
- 投資できるおすすめの証券会社は?
- 投資するのにかかる金額はいくら?
- んな投資方法がおすすめ?
投資できるおすすめの証券会社は?

HDVを取引するならIG証券がおすすめです。
IG証券はHDV以外のETFにも簡単に投資をすることができるので、初心者でも分散投資が可能です。
本記事でHDVの比較対象として紹介したSPYDとVYM にも投資をすることができます。
さらに、ETF以外にも株やFXの投資もできるので、長期投資で利回りをえるだけではなく、デイトレなどの短期投資も一つの口座でできてしまいます。
さらに、IG証券は買いポジションだけではなく売りポジションを保有して利益を上げることも可能です。
なので、下がると思えば売りでエントリーをし、上がると思えば買いでエントリーをすると利益を伸ばせます。
買いのエントリーだけではないので、幅広い投資ができるようになります。
是非この機会にIG証券の口座開設しておきましょう。
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投資するのにかかる金額はいくら?

HDVの2023年9月12日現在の価格は約14000円なので、IG証券で投資をするなら、約14,000円で取引可能です。
しかし、IG証券は株価指数取引でレバレッジを10倍までかけることができるので、最低取引額は約1,400円ということになりますね。
HDVをレバレッジ取引をすることで大きく利益を伸ばすことも可能ですが、その分損失も大きくなってしまいます。
なので、レバレッジ取引をする際は注意が必要です。
どんな投資方法がおすすめ?

本記事でまとめた内容から結論を出すと、HDVのおすすめの投資方法は長期投資になるでしょう。
やはり、HDVの特徴である配当利回りが高いことと信託報酬が安いことが理由に挙げられます。
HDVの今後の予想を考えると、エネルギー関連銘柄が少しネックになりますが、必需品やヘルスケアの伸びを見ると期待できそうです。
短期投資でも利益を上げられないこともないですが、やはりHDVの高配当と信託報酬の安さから長期投資がおすすめになります。
しかし、HDVを購入したら必ず儲かるか?と言うと、構成銘柄の入れ替えや主要銘柄の株価など、チェックするポイントはいくつもあります。
なので、HDVに投資をして利益を上げたいのであれば、ニュースや株価を日々確認する必要がありますね。
HDVまとめ
本記事では、HDVの特徴や今後の予想についてチャート画面を用いて解説しました。
- HDVは約70の銘柄で構成されている
- 高配当の銘柄で構成されている
- 配当利回りが4.00%と高め
- エネルギー関連銘柄が少しネック
- おすすめの投資方法は長期投資
- HDVはIG証券で取引するのがおすすめ
- IG証券は初心者でも扱える証券会社!
HDVは約70銘柄の高配当銘柄で構成されており、長期投資がおすすめのETFになります。
一気に上昇する可能性は低いものの、構成銘柄の入れ替えが行われればまだまだ成長すると予想できますね。
本記事で紹介したIG証券でHDVの投資は可能ですし、レバレッジを10倍までかけて取引ができます。
しかし、レバレッジをかけすぎると大きく損失を出してしまう可能性があるので、注意が必要です。
この機会に是非、IG証券の口座開設をしてみてください。
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