今回は、「ウクライナ戦争とFXの関係」についてまとめていきます。
ロシアがウクライナへ侵攻を開始してから、すでに1年以上が経ちました。
FX取引にもその影響はおよび、為替相場の値動きを大きく左右しています。
今後、ウクライナ戦争はどのような展開を迎え、どのようなかたちでFX取引に関わってくるのでしょうか?
この記事では、そんなウクライナ戦争とFXの関係についての見通しを徹底解説、これから取るべきFX戦略についてもくわしく紹介していきます!
- 経済制裁によりロシア経済は低迷
- 原油価格の高騰でインフレが加速
- 「有事のドル買い」で米ドル高に
- 停戦の難航でリスクオフも長期化
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- スワップトレードは資源国の通貨がおすすめ

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Contents
ロシアとウクライナの戦争がFXに与える影響とは?
ロシアとウクライナの戦争は、具体的にFX取引にどのような影響を与えているのでしょうか?
特に注文すべきポイントは、以下の3点です。
- ロシアへの経済制裁
- エネルギー価格の高騰
- 各国で過度なインフレ
- 有事のドル買い
それぞれ、詳しく内容を見ていきましょう。
ロシアへの経済制裁
ロシアのウクライナ侵攻に対しては、欧米や日本など西側諸国から強力な経済制裁が科されています。
特に、世界的な決済ネットワークのSWIFT (国際銀行間通信協会)からの排除は重く、これによりロシアは事実上の貿易停止へと追い込まれています。
ロシアは石油や天然ガスなどエネルギー資源輸出に大きく依存しており、その経済的ダメージからロシアルーブルも史上最安値を更新する暴落となりました。
国債の元本や利子の支払いもできなくなったことから、4月8日にはアメリカの大手格付け会社「S&Pグローバル・レーティング」が、ロシア国債を一部デフォルト(債務不履行)となる「SD(選択的デフォルト)」に引き下げています。
ロシア国債は欧米の金融機関などでも多く保有されており、デフォルトが世界金融危機を引き起こす可能性も危惧されています。
- 制裁による経済悪化でロシアルーブルは急落
- デフォルトで世界金融危機に発展する可能性も?
エネルギー価格の高騰
ロシアのウクライナ侵攻後、原油や天然ガスなどエネルギー価格が大きく上昇しています。
それ以前から値上がりしていた原油は、さらにそのスピードを加速、3月末には一時1バレル=130米ドルに達し、現在も100米ドル前後の推移となっています。
これは、ロシアが原油生産量世界第3位、天然ガス生産量第1位という資源大国だったことから、経済制裁による供給不足が懸念されたためです。
特に、EUは天然ガスの約45%をロシアからの輸入に頼っていたため、そのダメージも大きく、一時はユーロが急落する展開となりました。
また、EUだけではなく経済制裁を行ったイギリスでは、資源不足によりガスや電気代の高騰が続いています。
一方、アメリカはエネルギー自給率が非常に高い国のため、原油価格高騰による直接的なダメージはこうむっていません。
- エネルギー資源の供給不足懸念でユーロ、ポンドが下落
各国での過度なインフレにより利上げが進む

ロシア・ウクライナ情勢の悪化は、世界的な物価高を招いています。
影響は前述した原油価格高騰を背景に、原油を必要とする産業に大きな影響を与え、値上げをしないと採算が合わない状況を作りました。
その結果、現在は世界的な物価上昇が懸念されているのです。
物価上昇を抑制するには利上げが最も効果的ですが、すでに2022年から多くの国で利上げが行われてきました。
インフレが加速、その抑制のために行った利上げがドル高の大きな要因となっています。
なお、日本はあまりインフレが来ていないという名目から利上げを行わなかったため、各国との金利差が生じ急速な円安水準に陥っています。
- 世界的な物価高を背景に経済の懸念が蔓延
- 利上げにより各国で利上げが加速→円安水準に!!
有事のドル買い
政情が不安定になると、市場はリスクを避けるようになり、FX取引ではより安全な通貨に資金が流れるようになります。
特に、戦争のような有事には米ドルが強く、今回のウクライナ侵攻でも大きく値を上げています。
一方、戦争の舞台となっているヨーロッパでは地政学的リスクが高まり、ユーロは一時的に値を下げることとなりました。
かつては日本円も「リスク回避の円」として、米ドルに並んでリスクオフに強い通貨とされてきました。
しかし、コロナ・ショック以後はそうした傾向も見られず、ウクライナ侵攻後の現在は日本円がほぼ全面安となる展開が続いています。
これは、コロナ以降の世界的な景気回復から日本が大きく取り残されていることや、日銀の金融緩和が今後も続くとの見通しから、より円売りが進んでいることが原因と考えられます。
こういった状況が変わらないかぎり、今後も「リスクオフの円買い」というセオリーが復活することはなさそうです。
- 「有事のドル買い」で米ドルは全面高!
- 「リスク回避の円」は不発で日本円は全面安
現在のロシアルーブル円の為替推移

ロシアのウクライナ侵攻により、ロシアルーブル/円はどのように推移してきたのでしょうか。
前年末頃からロシアが国境付近に軍備を増強、両国の緊張はにわかに高まっていましたが、この時点ではまだロシアルーブル/円の価格に大きな動きはなく、1.5円台を安定的に推移していました。
しかし、翌2022年2月15日にプーチン大統領がドンバスで「ウクライナ軍による大量虐殺」があったと主張、17日から同地域での戦闘が激化すると、ロシアルーブル/円もゆるやかに下落を始めていきます。
そして2月24日、ついにロシアがウクライナ東部での軍事作戦開始を発表。
それをきっかけに、週明けの28日には価格が1.37円台から1.08円台へと急落、3月9日には史上最安値となる0.8469円を記録してしまいます。
その後は価格が反発しますが、その背景にはロシア当局による為替介入があったと考えられています。
さらに、3月23日にプーチン大統領が天然ガスの支払いをルーブル建てで行うよう求めると、その影響もあって4月7日にはウクライナ侵攻以前の水準となる1.5円台まで回復します。
他国の通貨と比べても対円でのロシアルーブルの上昇は大きく、これには日本国内の不景気やアメリカの利上げによる円売りが影響していると考えられます。
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これまでの戦争時のロシアルーブル円の値動き
これまでにも、ロシアは他国との衝突を何度も繰り返してきました。
その戦争時には、ロシアルーブル円の価格はどのように動いてきたのでしょうか?
なかでも影響の大きかった以下の3つの戦争について、それぞれの値動きとその背景を解説していきます。
- 第一次チェチェン紛争
- 南オセチア紛争
- クリミア併合
【1994〜1996年】第一次チェチェン紛争
ソ連解体後間もなく、1994年にチェチェン共和国独立派との間で「第一次チェチェン紛争」が起きました。
当初の予想に反して戦争は長期化、戦費がかさんだため財政が逼迫し、それが翌1998年の「ロシア危機」へとつながっていきます。
前年からのアジア通貨危機や原油安の影響もあり、政府は8月17日に事実上の債務不履行(デフォルト)を発表、同時に1,000ルーブルを1新ルーブルとするデノミ(通貨単位の変更)を実施し、ロシアルーブルは大暴落となりました。
この間に、前年まで20円超だった価格が、翌1999年までにわずか4円台にまで落ち込んでしまいます。
【2008年】南オセチア紛争

次にロシアが関わった大きな戦争が、隣国ジョージアの南オセチアを巡って争われた「南オセチア紛争」です。
2008年夏頃、NATO加盟を目指すジョージアとの間で緊張が高まり、8月7日にジョージアが南オセチアへ軍事攻撃を開始、それに対してロシアも軍を差し向けます。
8月12日にはEUの仲介で和平案が結ばれましたが、その後も戦闘は続き、結果的に26日にロシアが南オセチアとアブハジアの独立を承認、事実上の占領地域となりました。
この間、ロシアルーブル/円は大きく値を落とし、戦闘開始前の4.6円前後から、翌2009年2月までに2.4円台まで落ち込んでいます。
【2014年】クリミア併合

2014年には、今回と同じウクライナとの間で紛争が起きています。
当時のウクライナは親ロシアのヤヌコーヴィチ政権でしたが、2月22日の反政府デモによって崩壊するとロシアが軍事介入、27日にはロシア軍と見られる武装勢力がクリミア自治共和国の政府庁舎・議会を占拠します。
その後、ロシア主導権のもと3月16日に住民投票が行われ、圧倒的賛成多数でクリミアはロシアに併合されることとなりました。
このときは大規模な戦闘がなかったこともあり、ロシアルーブル/円の価格にもしばらくは大きな動きが見られませんでした。
しかし、7月16日にアメリカがロシアの特定企業との取引を制限するなど、欧米諸国の経済制裁が厳しくなるとロシア経済は停滞、原油安価格の低下もあってロシアルーブル/円も緩やかに下落していきます。
11月10日には為替介入のない変動相場制へ移行したことでやや持ち直しますが、11月27日にOPEC(石油輸出国機構)が減産を見送ると再び急落、ロシアルーブル/円は2.4円台から12月中旬までに1.7円台に落ち込んでしまいます。
このように、戦争時のロシアルーブル/円の価格は、その後の経済制裁や原油価格によっても大きく影響されていることが分かります。
ロシアとウクライナ戦争時のFXの見通し
ここまでのポイントを踏まえると、ウクライナ戦争によって今後のFXはどう展開していくと考えられるでしょうか?
ここでは、以下の3つの観点から見通しを解説していきます。
- 今後の戦争の展開は?
- 経済制裁はいつまで続く?
- 原油価格の高騰はどうなる?
見通し①:まとまらない停戦協議
FXにとって最も重要なのは、ウクライナ戦争がいつ終結を迎えるかという点です。
何らかのかたちで停戦が実現すれば、リスクオフも緩和されて市場の流れが変わっていく可能性があります。
これまでも、ロシアとウクライナの間では繰り返し停戦協議が行われてきましたが、それぞれの主張に大きな隔たりがあり、合意には至っていません。
4月2日には、ロシア軍が撤退した首都キーウ近郊のブチャで民間人への虐殺が明らかとなり、和平の道はより遠ざかったと見られています。
アメリカ軍からは今後少なくとも数年、ウクライナの大統領府からは2035年まで戦闘が続くとの見通しも示されており、市場のリスクオフも長引く可能性が高くなっています。
戦争が常態化すればかえってリスクオフが緩和されることもありますが、アメリカの利上げが年内いっぱい続くことからも、今年中はドル高の傾向が続くと考えた方がよいでしょう。
停戦が遠のいたことで「有事のドル買い」も続く!
見通し②:経済制裁のさらなる強化も
欧米を中心とした経済制裁はロシア経済に大きなダメージを与え、ロシアルーブルの下落につながっています。
4月8日にはロシア軍の民間人に対する虐殺を受け、G7(主要7ヵ国)が石炭輸入や新規投資の禁止など、さらに新たな制裁を行うことを表明しました。
戦争が長引けば、今後も追加制裁が行われていく可能性は高いでしょう。
仮に停戦にこぎつけたとしても、2014年のクリミア併合に対する経済制裁が今でも続いているように、すぐに解除されることはないと見られます。
現在、ロシア当局による為替介入で価格が回復しつつあるロシアルーブルですが、それにも限界があり、今後も下落傾向は免れないでしょう。
経済制裁によるロシア国債のデフォルトで、金融危機のリスクを指摘する声もありますが、現在のロシア向けの対外与信は世界全体のわずか0.3%程度と規模が小さく、その可能性も低いと見られています。
長引く経済制裁でロシアルーブルの上昇は続かない!
見通し③:原油高は収まりつつも経済悪化が懸念
経済制裁による供給不足への懸念から、現在の原油価格は1バレル=100ドル前後の高水準となっていました。
中国での新型コロナ感染拡大による需要減もあり、現状では一服感がありますが、追加制裁などで供給不足が深刻化すればさらなる高騰も避けられない状況だったのです。
ただし、2022年か後半は需要減の影響もあり80バレル台にまで価格を落としています。
原油高はおさまりつつあるものの、物価上昇による世界経済への影響は依然として懸念が続いている状況です。
また、今回のような原油高からのさらなる高騰は景気の停滞をまねき、金融緩和からドル安へと展開していく可能性もあるので注意が必要です。
今後の原油価格を占う上では、OPECの方向性が大きなカギとなるので、必ずニュースをチェックしておくようにしましょう。
原油高が利上げにつながればドル高が続く!
なお、ロシアルーブルはLIGHTFXで投資することが可能です。
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ロシアとウクライナ戦争時のFX戦略
現状のウクライナ戦争時では、どのようなFX戦略を取るのが有効なのでしょうか?
ポイントとなるのは、以下の3点です。
- ロシアルーブルの取引は避ける
- 米ドル/円は今が買い時?
- 資源国の通貨でスワップトレード
ロシアルーブルの取引は避ける
ウクライナ戦争が始まってから、ロシアルーブルの価格は大きく変動しています。
FXとしては絶好のチャンスといえますが、ロシアルーブルを取り扱っている国内FX会社では現在新規注文を停止しており、そもそも取引することができない状態となっています。
保有中のポジションについても状況次第で強制決済する可能性があるとしているので、早めに解消しておくのが無難でしょう。
今後もロシアルーブルは不透明な状況が続くと思われるので、FXの戦略に組み込むことは避けておくのがよさそうです。
米ドル/円は今が買い時?
ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、リスクオフによるドル買いが進んでいます。
一方で、コロナ対策による日本経済の停滞などもあり、米ドル/円は2015年以来となる125円台まで上昇しています。
ウクライナ戦争の長期化やアメリカの年内の利上げを考えれば、ここからさらなる上昇も期待できるでしょう。
また、金利上昇で米ドル/円の「買い」ポジションが高スワップポイントとなっていることも見逃せません。
LIGHT FXでは10月現在、1万通貨あたり120円の付与となっており、年間で4万3000円程度の利益となる計算です。
スワップポイントはポジションを保有しているだけで毎日得られるので、初心者の方にもおすすめできる戦略です。
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資源国の通貨でスワップトレード
しかし、ウクライナ戦争によって、国内FXでのロシアルーブルの取引はほとんど不可能な状況となってしまいました。
そこで代替としておすすめしたいのが、資源国の通貨によるスワップトレードです。
新興国通貨のなかでも、「メキシコペソ」は国内のエネルギー資源が豊富で、原油高の状況でも安定した値動きが期待できます。
また、酪農を主要産業とする「NZドル」も、エネルギー価格とともにコモディティ(商品)価格が上昇しているため、好調な相場となっています。
この2国は地理的にもロシアから遠いため、ウクライナ戦争のリスクが低いのも有利といえます。
新興国通貨ではほかにも、トルコリラ/円や南アフリカランド/円が上昇傾向となっていますが、両国とも資源にはとぼしく、情勢次第では下落のリスクも高くなることに注意してください。
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ロシアルーブル円を取引できるFX会社
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ウクライナ戦争とFXまとめ

ここまで、「ウクライナ戦争とFXの関係」についてまとめてきました。
ウクライナ戦争はFXにも広く影響をおよぼし、国内では現在ロシアルーブルは取引できない状況となっています。
一方、「有事のドル買い」が進んだことで米ドルは価格上昇、原油高によるインフレ抑制のため、利上げでその勢いをさらに増しています。
戦争は終結の道筋がなかなか見えず、今後もこの状況が当面続いていくことが考えられます。
そのため、米ドル/円を取引するなら今が絶好のチャンス!
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